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研修旅行へ行ってきましたよ。

2017.06.16 15:49|naoko@kisoji
長野県酒造組合若葉会(青年部)の研修旅行で会津若松へ。

飛露喜
写楽
天明

今をトキメク3蔵をじっくり見学させていただきました。

今回の私の目的は、設備がどうこうってことよりも、
醸造計画から瓶詰出荷までのオペレーションを
どのように取っていくべきか、そのヒントを探ること。


ただ、瓶詰したものを冷蔵庫に貯蔵すればいいのではなくて、
上槽してから瓶詰までをどの様に経過するか。

滓はどのタイミングで引くのか、
火入れは何日以内に行うのか、
火入れの方法、急冷の方法、
充填時の温度やその方法、

そしてそれらの作業を
醸造計画とどのように連動させていくのか。

しぼったらすぐに滓を引く。
滓を引いたらすぐに火入れをする。
火入れをすると言うことは、
概ね瓶燗急冷ですから、商品容器に充填される。

瓶貯蔵に移行し始めてから、
当社でもその流れは格段に早くなったのは間違いありません。

商品によっては即瓶詰め即出荷がかなうものも増えてはきたものの。
いつ出荷するの?から逆算した酒質設計も多少は出来てきたものの。

でもまだまだ滓引き渋滞や火入れ渋滞を起こしてしまう。
瓶に詰めたところで、置場がなかったり、
冷蔵倉庫へ持っていく時間がなかったり。

瓶詰めのスケジュールとの調整をしなくてはならず、
上槽に連動させていくことがなかなかできない、
資材の置場や、瓶詰した酒の置場が確保できない。

在庫の状況、冷蔵庫の空き具合、
人手のバランス、出荷時期、コスト、などなど。

蔵が今置かれている状況を
立体的に把握して構築していかなくては、難しいこと多数。

簡単に言えば、
物理的にキャパオーバー。
酒質優先で良かれと思って選択していることが、
キャパオーバーで全うできないストレスは、
とてつもなく大きいものです。

ただ、冷蔵庫があればいいとかそういう問題でもなく、
醸造計画から出荷までを俯瞰して、
どんな流れを作っていくかってこと。

もう次の醸造計画たてる時期も迫ってきているし、
その辺り、今までの流れを一度忘れて、
立体的に構築してみたいところです。

今回、3蔵見学させていただいて、
うまく文章にはならないけれど、
社長の立ち位置みたいなものが、
結構重要なんだろうなって感じる事ができて、
本当によかった。
ありがとうございました。


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そうは言っても、でっかい冷蔵庫欲しいデス。

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参加することの意義

2017.05.23 21:43|naoko@kisoji
とある会に所属してると、よりよい運営の為にも
自分の意見をしっかり言おうと思う反面、

積極的に発言すると
「じゃあ君取りまとめてくれる?」
なんて流れになったら面倒だなーって考えちゃって、
結局あまり積極的に参加しない。

ってこと、私の中でたまにあるんだけど。

それじゃあ参加してる意味ないし、
労力を果たすことで得られるものが
たくさんあるんだって思える有益な会であれば、
やはり積極的に参加しないと
勿体ないって思った今日この頃。

社員に積極的になれ!
なんて言う筋合いがなかったと思って
恥ずかしい自分を垣間見たってこと。

参加する意義は自分次第。


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初夏の夜の音

2017.05.05 00:44|naoko@kisoji
さっき杜氏さんが
「外からピーピー音がする」
って言うから窓を開けてみると、

低めの音で吹いた口笛の様な
(ピィーー ピィーー)、
金属音の様な
(キィーーン キィーーン)
音がしていました。

立夏を過ぎた辺りから、夜、
山から聞こえてくる鳥の鳴き声です。
私、結構好きなんです。

静まり返った夜の山から
もの悲しげに物憂げに鳴くこの鳥の声。

夜鷹だって聞いたことがあったので
そう思い込んでいましたが、
ネットで調べてみたらどうやら違って
トラツグミなんだそう。

この独特で一種不気味な鳴き声は、
(私は不気味と感じたことはないけれど)
古事記や万葉集をはじめとする
日本文学に数多く登場し、
伝説の怪物「鵺(ヌエ)」のものだと
恐れられていたようですね。

五感で楽しむ木曽。
住んでいるからこそ感じられる、
季節の音のひとつです。


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私たちにしかできないこと。村とダムと酒蔵と。

2017.04.28 17:45|naoko@kisoji
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源流の里木祖村には、木曽川最上流の味噌川ダムがあります。
このダムの上流鉢盛山から湧き出る水が木曽川となり、太平洋まで流れています。

木曽川流域はもとより、中京圏の生活工業用水の水源としても、
味噌川ダムは大活躍をしており、木曽川の上下流交流も盛んに行われています。

当社は木曽川源流の里きそむらにある唯一の酒蔵です。
仕込に使っている水のルーツも、この木曽川源流にあるわけです。

木祖村は木曽川源流の里である。
木曽川最上流に味噌川ダムがある。
酒蔵だって、木祖村にある。

ってことは、私たちにしかできないコラボレーションを
するしかないでしょう!!!

と言うことで、
木曽川源流の村で醸された木曽路純米吟醸を
木曽川源流の味噌川ダムのトンネルで貯蔵したらきっと美味しくなるし、
我が木祖村や味噌川ダムを知って頂くための、メディアとして
木曽路純米吟醸が役割を果たせるのではないか。

そんなことを考えて、
あれよあれよと言う間に今日のダムトンネル貯蔵が実現したわけです。

水資源機構のダムとしては初めての試みと言うことで、
木祖村の村長以下商工観光課長や、
水資源機構味噌川ダム管理所の所長、所長代理には大変なご尽力を頂きました。

木祖村の特産品という価値もさることながら、
下流域のお客様が自分たちの生活用水の源に思いを馳せ、
商品に愛着を持っていただいたり、
お客様にとって選ぶ理由が存在したり、
それこそ、「付加価値」なんじゃなかろうかって、考えてもいます。

もちろん、お酒にとっても風が動かず、
気温が13~18℃程度で変動が少なく、光がとおらない、
こんな場所は願ってもないですね。

どんな味わいに成長してくれるかワクワクします。

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山肌にポッコリトンネルの入口があいています。

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大きい扉を支えてくださっているのが、
水資源機構味噌川ダム管理所の所長。女性です。かっこええ♪

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我々は歩いて。貯蔵する最奥部までは歩いて5分程度。

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ちなみに、このトンネル、
味噌川ダムの堤体(ダムをせき止める部分)内、地下140mにあります。

ダムを建設する際に、木曽川の水の流れをバイパスする為に使っていた様で、
今は使われなくなり、奥はコンクリートの厚い壁でふさがれています。

今は水が流れることはありませんが、
当時このトンネル内に大量の水が流れていたと思うと、
これまたワクワクしてしまいますね。

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木祖村長も自らお酒の移動を手伝ってくださいました!

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とりあえず、初年度なので720mlで約800本!
木曽産のひとごこちで醸した純米吟醸。
いずれは木祖村産の酒米で醸せたら、素晴らしいな!と、ここは夢。

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さすが、村とダムと湯川酒造店コラボ企画なだけあって、
沢山の新聞記者の方が取材に駆けつけてくださいました。
これは、村長と奥に味噌川ダムの所長。
ちなみに私も囲み取材??初体験♪

貯蔵終了は9月頃を予定!
それまでにラベルとかお酒の名前とか、
もちろん販路獲得のための営業とか、
たくさんやることありますね~!!


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社長が育つ、社員が育つ、会社が育つ。

2017.04.23 17:23|naoko@kisoji
4月22日、28BYのお酒造りも、甑倒しと相成りまして、
長いお酒造り期間もまずはひとつの節目を迎えました。

ここから皆造まではもうしばらくあるわけですが、
何はともあれ、大きな事故もなくやってこれたことに、
ホッと胸を撫で下ろしております。

さて、私個人としては、社長になって以来、
酒造り(現場)に対する向き合い方について、
自分の立ち位置をどうとるかが課題となっています。

酒造りが好きですから、今季も麹屋として造りに入り、
かと言って、醸造部の社員も4人から5人に増え、
私は麹屋の仕事以外の蔵の仕事はあまりしない環境で、
今季は酒造りを行ってきました。

2月になり、営業社員が1名退職したことと、
4月になり、私自身が手術入院をしたことによって、
結果として強制的に酒造りの現場から離れることになり、
私個人としては今季の酒造りを全うできなかった、
何とも中途半端な気持ちで甑倒しを迎えました。

ただ、私が徐々に現場を離れるにつれて、
仕事が分担されるようになり、
蔵人たちも新たな仕事を任せられる様になっていきます。

現場で一緒に仕事をしていると、
蔵人たちの良い所も見えますが、悪いところも良く見えます。
蔵にいると、「口うるさいババァ」になっている自覚があります。
褒めて育てなくちゃいけないのに、どちらかと言えば怒ってばかり。
ダメ社長である自覚も大いにあるわけです。

もっと現場を俯瞰して、全体的にどう回っていくべきかを、
考えるべきが私の役割なんだけれど、
どっぷり現場に入ってしまうとそれが出来にくいのでしょう。

ですから、私が現場を離れることは、
蔵人たちにとってもとてもいい事なのはわかっています。
実際に、彼らの仕事の範囲も大きく広がったと思います。

ただ、蔵人が作業者から技術者として育っていくには、
彼らの取組み姿勢も大きな要素となりますね。

自分が酒造りを始めた頃は、というか、今でも、
「わからないことは調べる、考える、聞く。」と言った事を
常々行ってきました。

経験の浅い蔵人にとっては、
私たちが酒造りについて話し合っている言葉ひとつ、
疑問でならないことが沢山あるはずなんですが、
彼らの中で自己完結しているのか、
あまり聞いてこないんですよね。

例えば利き酒をしても、あまりコメントがなかったり。
自分の感覚と私たちの感覚を擦り合わせる作業をしないと、
利き酒だってなかなか上達していきません。

日々の作業は回数をこなすことで慣れていきますし、
効率のいい作業が行えるようになってきています。
充分に評価できる部分でもあるのですが、
「考える」ことをしなければ、技術者にはなれないのです。

私は、そう思っているからこそ、
彼らに常々「考えることをしなさい」と伝えているわけです。
だからこそ、私たちもヒントは与えても答えは伝えない。

考えることで「聞く」ことが生じ、アウトプットできるわけです。
その中で新たな知識がインプットされていくはずなのです。

ただし、人それぞれ目指すものも違うでしょう。

私は酒造りをするからには技術者でなくてはならないと考えています。
技術者であれば、杜氏や頭とともに酒造りを「考えて」いけますね。
ただの作業者にとどまるのであれば、
私たちもそれ以上技術者としての素質を求めることなく、
必要な作業が失敗なくこなされていればOKになってしまいます。

当社としてどんな人財が必要か、
どんな人財になっていってほしいかと言う、
理想論なのかもしれません。

それ以上に、私の「仕事論」そのものなんだと思います。

そんな考え方や蔵人との距離感はおかしいのかな?
私の仕事論を押し付けてはいけないのかな?

社員を育てるのは難しいですね。
社長が育たなければ社員も育たないと言うのは、
私自身、頭ではよく理解しているつもりです。

仕事に対する目標が違う社員たちを
上手にまとめて、会社として向かうべき方向へ導くのが、
社長の仕事なのでしょうけれど。

ただ、その為には、
社員の取組み姿勢も問われると思います。

現場を知っているだけに、
むしろ、今の現場の基礎を作り上げてきた自負があるだけに、
自分の感覚と同じものを蔵人たちに求めてしまうのでしょう。

酒造りがひと段落し、
少なからず成長した蔵人たちを前にして、
来季以降の体制についても考えていかなくてはなりません。

社長が育たなければ人は育たない。
人が育たなければ会社も育たない。

自分が突っ走れば何とかなっていたステージは終了にしなくては。

ここ最近は、
様々な不安と恐怖と危機感の渦から抜け出せず、ちょっと弱気。
焦るばっかりで何も前に進めていない気がしています。

現場から極力離れることで、
営業で外に出ることも増えてきて、
経営の本質的な部分にしっかり踏み込んでいく
そういう時間をもっと増やしていきたいと思います。

あと数カ月で社長7年目に入ります。
次のステージはハードル高いなー。


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