梅雨明け???
ブログ、移転しました!!!

この度、ブログを移転させていただきました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします


お客様その02(移行)

最近は、展示会やお酒の会でご縁をいただいた方が、
遠路にも関わらずお越しくださることが増えてきました
中央の女性の方には、先日東陽町で開かれました、
ウィメンズ日本酒会のお酒の会
お仕事の関係で、良い日本酒がないか色々と探しているのだそうです。
この女性はフランスに10年ほど住んでいらっしゃったとか。
現地で日本食レストランを訪れると、
中国系の方が経営する日本食レストランと、
日本人の方が経営する日本食レストランとの見分けがつかないそうです。
もちろんお客様はフランス人の方がほとんどだそうです。
そんな中、間違った日本酒(日本で造られていなかったり…)が飲まれ、
それが当たり前の日本酒になってしまうことを危惧されていました。
台湾で自分の目で見たことを考えると、確かに同じだな~と感じました。
台湾でも現地で造られたおいしくない日本酒が、
当たり前に日本酒だと思われてしまっています
自分の造ったお酒を売っていく時に、
国内であっても海外であってもどんなところでどんな風に飲まれているのか、
きちんと把握していたいな~とつくづく感じます。
…なかなか難しいことなのですが…
そしてそして、何よりも嬉しかったのが、
利き酒を何点かしていただいた後、
『この酒はまさに「酒」ですね!!!』とおっしゃってくださったこと。
当たり前そうな言葉ですが、そうではないんです。
これぞ酒。
華やかではないけれど、洗練されまくっているわけではないけれど、
酒好きにはたまらない酒なんだ、と言う意味でおっしゃってくださったのです。
酒好きを裏切らない酒であり続けられるよう、
飲めば飲むほど飲みたくなる酒になれるよう、
ますます努力あるのみです
こうして応援してくださる方が少しずつ増えていくことで、
ますますやる気が湧いてきますね
本当にありがとうございます
ちなみに、味噌川ダムから木祖村を一望した写真です。
電車まで時間があったので、私の一番好きな場所へご案内しました。
季節によって、様々な表情を見せてくれるんです。

お客様その01(移行)

先日、東京と松本からお客様が来てくださいました
東京の試飲展示会で何度かお会いした、
四季(よき)酒の会
仕事で諏訪まで来たとのことで、
遠い木曽までわざわざ足を伸ばしてくださいました
ホント、嬉しくて仕方ありません
以前お会いしたときは展示会の懇親会と展示会中でしたので、
実はゆっくりお話しするのは初めてでした。
蔵を見に来てくださったのに、
まずは一息と、お茶をお出しして話し始めてしまったら、
何だか次から次へとお酒の話が…。
私もお酒のこと話し始めたら止まらなくなってしまうので、
結局来て早々に何時間くらい話をしていたのでしょうか…
お酒を飲んでいたわけでもないのに…
その中で、一消費者としての率直なご意見をたくさん聞かせていただき、
普段自分ではどうしても主観的になってしまう自分のお酒への評価を、
聞かせていただいたご意見と照らし合わせることができたので、
私の中での気持ちの整理や、次の仕込計画を立てる上での方向性が、
すぅっと見えてきた気がしました
ホント、ありがとうございます
お酒って、評価方法はいくつもあるけど、
結局飲んでくださるのは消費者の方なんです。
蔵元の自己満足だけで酒質を追求していったとしても、
もしかしたら、本当においしいと言って飲んでいただけるお酒とは
少しずれが生じてしまうのかな~とも感じます。
もちろん、蔵元の自己満足は良い酒質につながり、
最終的に飲んでくださる方の笑顔に繋がるとは思うのですが、
結構井の中の蛙になってしまいがちなんですよね。
最近思うのは、自分の家のお酒は私にとって『おふくろの味』
どんなにおいしいお酒を飲んでも、
最終的にホッとできる、戻りたくなるのは自分の家のお酒なのです。
だからこそ、改めて評価をしようと思っても主観的にしかなれないんですよね
こうして、たくさんの方と色々なお話ができる機会をいただくことができ、
私は本当に幸せだな~と感じます。
今回は、どうもありがとうございました
もう、次の造りは目の前に迫ってきています。
わくわくするな~不安だな~、でもやっぱり楽しみですね
人体の不思議展(移行)
実際に生きていた人間がそのまま標本になって
目の前に存在していることに対しての脅威と感動を覚えました。
特に目を見張ったのは、人間の血管ををのまま抽出したもの。
心臓や腕の血管、肺の血管がそのままの状態で抽出されていました。
動脈は赤、静脈は青で染められていたから尚更だったのかもしれませんが、
人間の血管がこんなにも美しく作り上げられているんだと思うと、
本当に不思議で不思議でたまりません。
何故人と言う生き物は皆同じ様に血管がめぐり、
筋肉が構成され、各臓器が成り立っているんだろう…。
何ていう根本的な疑問まで湧いてきました。
考えても考えても不思議でたまりません。
赤ちゃんが母親の子宮の中で大きく成長していく様子まで、
標本になり展示されていました。
うまく言葉で表現できなくてもどかしいのですが、
生命の始まりのすごさと不思議さを目の当たりにし、
何故人の命を奪うことができるのか、
そんな人にはじっくりと今回の展示を見て、
よくよく深く考えてほしいとも改めて感じました。
やぶはら祭り(移行)
7月8日9日は500年の歴史を重ねる、『薮原祭り』が行われました。
木曽地域では薮原祭りを皮切りに夏祭りが各地で繰り広げられます。
薮原祭りは疫病を払うための厄除けの意味合いを持つお祭りで、
本祭り(9日)に御神体を乗せてお神輿が祝い歌を歌いながら町を練り歩き、
雌雄2体の獅子をそれぞれ乗せた大きな屋台は獅子舞をしながらその道を清め、
そして各家の前で厄払いに獅子が舞うのです。
私の家のある地域は神社の下に当たり、代々神輿を担いできました。
これまで薮原祭りへの女の子の参加者はほとんどおらず、
今年は参加しようかしまいか、直前まで迷いに迷っていました。
…が、宵祭り(8日)にもたくさんの方に声をかけていただき、
当日会員としてでも神輿を担げるから…という事でいよいよ参加することになりました。
9日は朝一番に神社へあがり、御神体を神輿に移す儀式を行い、
丸一日かけて町中を練り歩きました。
その間、上獅子(雄)下獅子(雌)とのよけ合いが何度か行われます。
クライマックス第一弾は21時頃から行われる神輿と上下獅子とのよけ合いです。
神輿は獅子の前で勇壮に練り歩き、その威厳を示します。
そして獅子は華麗で勇ましい舞を披露します。
クライマックス第二弾はよけ合いを終えたお神輿が神社へ上がるところです。
神社までの参道は細い上り坂から直角に伸びた階段を上がるのですが、
最後はその坂の下から階段の上の本堂まで一気に駆け上がっていくのです。
担ぎ手は何人もいるので、常に担いでいたわけではありませんが、
参加したからにはできるだけお神輿に触れていたく、
クライマックスの下獅子とのよけ合いと神社へ上がる時も担がせて頂きました。
お神輿は本当に重たく、坂と階段を駆け上がる時はかなりしんどかったのですが…。
でもでも最後まで担ぐことができ、本当に参加して良かった~と充実感に溢れました。
大粒の汗も体中からあふれ出し、御神体が神社へ戻される儀式の間も
息はあがるし汗は止まらないし、体力のなさを痛感しました^^;
また、薮原祭りではお神酒など日本酒の消費も一段と増える機会です。
地元の酒として、地元の皆さんが木曽路をお神酒にあげてくださるのです。
薮原の町並みの家々は皆、お神酒を用意し、食事を用意し、
祭りの参加者たちを呼び入れ酒を飲み交わします。
この祭りほど、各家で酒を飲んでお祝いをする祭りは外にない、
と外部の方は口を揃えて言います。
祭りと酒、人と酒、そんな繋がりを強く感じる2日間でありました。
(写真と動画はまた後日UPします!!!)