若いのがお好き?!
2008.01.30 11:58|naoko@kisoji|
さて、新酒の季節真っ只中でございます。
どこのお蔵も、挙って自慢の新酒を出荷しております。
やっぱり、この時期に飲むしぼりたてのお酒は格別ですね!!!
生まれたての純粋無垢な感じが何とも言えません。
生酒のガス感もこの時期のお酒の旨さです。
ただ、しぼりたてってどれもガスがあって華やかな新酒香を感じ、
しかも冷で飲むことが多いので、
欠点や本当の良さが隠れてしまいがちな部分もあるかな~なんて思います。
まぁ、とやかく言わずにその季節感を味わうってのも、
新酒の楽しみ方のひとつかも知れませんが。
で…ナゼこんなことを書いたかと言うと。
うちの蔵での今後の課題のひとつとして、
【貯蔵・熟成】と言うことが筆頭に挙げられます。
冬の間、丹精込めて醸したお酒がどれだけいいものであっても、
貯蔵から出荷にかけての管理の仕方によって、
その酒の味わいが良くもなれば、悪くもなってしまうのです。
いつも書いているように、お酒にはそのお酒なりの表情があり、
一番輝いている瞬間って言うのは、
原料のお米によっても違うし、貯蔵温度によっても違います。
そして、飲まれ方によっても違ってくるのですね。
だからこそ、蔵から出荷されていく時には、
少なからずそのお酒が一番輝いている時を見極めていきたいのです。
そうは言っても、ベストのタイミングで全てを出荷するのはとっても難しいのですが…。
逆に言えば、
新酒(冬)→3ヶ月熟成(春)→初呑切り(夏)→ひやおろし(秋)→長期熟成(その後)
って言うような感じで、ひとつのお酒の表情の変化を楽しんでいただけるようになれば、
日本酒の楽しみ方も増えてくるのではないかな…とも思います。
その為にはもっともっといい熟成をさせられるよう、
貯蔵環境をもっと整備しなくてはなりません。

このお酒は湯川酒造店の定番酒で、
木曽路特別純米酒です。
ここ最近になって定評をいただけるようになってきたお酒です。
発売当初は新酒からすぐに瓶詰めをして出荷していましたが、
どうやらこのお酒は熟成をした方が抜群に良くなるぞ…
ということで、1年~1年半の熟成サイクルで出荷しています。
そうすることによって、味わいにふくらみが出て来て、
落ち着きのあるどしっとした旨味を持つようになります。
何も考えずにくぴくぴとつい飲んでしまうような…。
熟成させていることでお燗との相性も良くなります。
先日、友人にこの特別純米酒の新酒を飲んでもらいました。
もちろん、比較の為に熟成させた特別純米酒も飲み比べたのですが。
今年の新酒の出来もまぁまぁ良く、
私はめっちゃ旨いな~って思っていたのですが…。
(この季節になると、新酒を飲む機会が増えるので、
どうしても新酒の方がより美味しさを感じてしまうのでしょうか。)
例えるならば若い力と晩年の貫禄の様な違い
を感じるね…とのコメントをいただきました。
もちろん、新酒と熟成酒では比べる土俵が違うかも知れませんが、
確かにな~と、妙に納得。
欠点があったとしても、熟成によって補われていたり、
隠れていた長所が顔を出していたり。
ただ、熟成させすぎてしまってもいい表情を過ぎてしまうんですよね。
本当に難しい所ですね。
ただ言えるのは、どちらにも良さがあり、輝きがあると言うこと。
今の季節は最初にも書いたとおり、どこのお蔵からも新酒が続々と出荷されています。
この季節にしか味わえないものであることは確かです。
せっかくですから、この季節に新酒を存分に楽しみ、
その後そのお蔵の熟成酒や季節ごとの味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
日本酒やそのお蔵へのイメージもまた変わってくるかもしれませんね。
日本酒って本当に奥が深いものだな~と痛感しているところです。
◇◇◇でもやっぱりしぼりたては旨い(*^_^*)◇◇◇
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生酒のガス感もこの時期のお酒の旨さです。
ただ、しぼりたてってどれもガスがあって華やかな新酒香を感じ、
しかも冷で飲むことが多いので、
欠点や本当の良さが隠れてしまいがちな部分もあるかな~なんて思います。
まぁ、とやかく言わずにその季節感を味わうってのも、
新酒の楽しみ方のひとつかも知れませんが。
で…ナゼこんなことを書いたかと言うと。
うちの蔵での今後の課題のひとつとして、
【貯蔵・熟成】と言うことが筆頭に挙げられます。
冬の間、丹精込めて醸したお酒がどれだけいいものであっても、
貯蔵から出荷にかけての管理の仕方によって、
その酒の味わいが良くもなれば、悪くもなってしまうのです。
いつも書いているように、お酒にはそのお酒なりの表情があり、
一番輝いている瞬間って言うのは、
原料のお米によっても違うし、貯蔵温度によっても違います。
そして、飲まれ方によっても違ってくるのですね。
だからこそ、蔵から出荷されていく時には、
少なからずそのお酒が一番輝いている時を見極めていきたいのです。
そうは言っても、ベストのタイミングで全てを出荷するのはとっても難しいのですが…。
逆に言えば、
新酒(冬)→3ヶ月熟成(春)→初呑切り(夏)→ひやおろし(秋)→長期熟成(その後)
って言うような感じで、ひとつのお酒の表情の変化を楽しんでいただけるようになれば、
日本酒の楽しみ方も増えてくるのではないかな…とも思います。
その為にはもっともっといい熟成をさせられるよう、
貯蔵環境をもっと整備しなくてはなりません。

このお酒は湯川酒造店の定番酒で、
木曽路特別純米酒です。
ここ最近になって定評をいただけるようになってきたお酒です。
発売当初は新酒からすぐに瓶詰めをして出荷していましたが、
どうやらこのお酒は熟成をした方が抜群に良くなるぞ…
ということで、1年~1年半の熟成サイクルで出荷しています。
そうすることによって、味わいにふくらみが出て来て、
落ち着きのあるどしっとした旨味を持つようになります。
何も考えずにくぴくぴとつい飲んでしまうような…。
熟成させていることでお燗との相性も良くなります。
先日、友人にこの特別純米酒の新酒を飲んでもらいました。
もちろん、比較の為に熟成させた特別純米酒も飲み比べたのですが。
今年の新酒の出来もまぁまぁ良く、
私はめっちゃ旨いな~って思っていたのですが…。
(この季節になると、新酒を飲む機会が増えるので、
どうしても新酒の方がより美味しさを感じてしまうのでしょうか。)
例えるならば若い力と晩年の貫禄の様な違い
を感じるね…とのコメントをいただきました。
もちろん、新酒と熟成酒では比べる土俵が違うかも知れませんが、
確かにな~と、妙に納得。
欠点があったとしても、熟成によって補われていたり、
隠れていた長所が顔を出していたり。
ただ、熟成させすぎてしまってもいい表情を過ぎてしまうんですよね。
本当に難しい所ですね。
ただ言えるのは、どちらにも良さがあり、輝きがあると言うこと。
今の季節は最初にも書いたとおり、どこのお蔵からも新酒が続々と出荷されています。
この季節にしか味わえないものであることは確かです。
せっかくですから、この季節に新酒を存分に楽しみ、
その後そのお蔵の熟成酒や季節ごとの味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
日本酒やそのお蔵へのイメージもまた変わってくるかもしれませんね。
日本酒って本当に奥が深いものだな~と痛感しているところです。
◇◇◇でもやっぱりしぼりたては旨い(*^_^*)◇◇◇
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