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だいぶウレシ♪

2008.02.06 23:29|naoko@kisoji
え~、本日はちょっとウカレテオリマス。
どうも喜怒哀楽が最近激しくて失礼しておりますが…。

今夜の麹室の作業、杜氏から『任せたぞ。』の一言。

待ってました、そのオコトバ。

任せられたからには、自分の思う時間に手入れをして、
自分の思う麹室の温度設定をして、
自分の思う時間にまた様子を見に行けるというワケです、ハイ。

普段、杜氏と一緒に手入れをする時は、
ある程度の便宜上もあってか
温度差が多少あっても同時に全ての箱に手入れをしていました。

年を取ったせいもあって、寒い夜に何度も何度も起きてくる…
てのがしんどくなってくるってなワケもあるみたいですが、
この箱何枚は30分後くらいに手を入れてくれとか、
頼んでさえくれればいくらでもやるのに…。
と、実は思う時もあったりなかったり。

と言うわけで、本日の麹は米の種類が二種類あったこともあり、
幸いにも(?)何枚か遅れている箱があったので、
麹室にず~っといて観察しつつ、様子を見ながら手入れをしてみました。

杜氏が手入れをするタイミングの状態を思い出しつつ、
自分なりに『この状態がいいな』って感じていた状態を見極めつつ、
ひとりで『よし、いいな。』なんて杜氏の口癖真似てみたりしつつ、
最終的に最初の手入れから最後の手入れまで2時間半くらい室にいましたが、
勝手に自己満足して帰ってまいりました。

いいのか悪いのかはワカリマセン…。
でもきっと良い麹になってくれる…ハズ。



◇◇◇昔から褒められて育つタイプです◇◇◇
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小学生の蔵見学

2008.02.06 12:45|naoko@kisoji
先日、地元の小学6年生が蔵見学に来てくれました。

来たのは、以前にもご紹介したヨネシロの田植えから稲刈りを
手伝ってくれた子どもたちです。

稲刈りの様子はこちらから


お酒を飲んだことのある大人たちへは、
見学の仕方や話すことなんかもある程度慣れてきたのですが、
何せ、子どもです。
お酒ってもんが一体何なのかも解らない子どもです。

しばらく色々と頭を悩ませ、
ただ見てもらうだけでは物足りないかなぁと資料を作ることも考え、
当日の見る順序や話す内容も頭の中であーでもないこーでもないと考えたり。

とにかく何か心に残る蔵見学になって欲しいと言うのがありまして…。
言いたいこと、伝えたいことは山ほどあるけど、
まだまだ子どもに酒造り云々を話しても解らないと思ったので、

とにかくとにかく、

『自分が生まれ育った木祖村で日本酒造りが行われているんです。』
『日本酒はお米からできるんです。』

ってことを肌で感じてもらえればよかったのです。
そして、二十歳になった時にふと思い出してもらえればと思うのです。


……と言うわけで、小学生の蔵見学、無事に終了いたしました。

ま、感想から述べますと…。
『小学6年生のパワーに圧倒。好奇心の旺盛さに感激。』
と言う感じです。

一番臨場感のある場面を…と思っていたので、
その日は仕込みの作業に合わせてきてもらいました。

甑からもくもくと蒸気が上がっているところを見つつ、
時間になると甑から蒸米を放冷機へと移動します。

ぶぉぉおおおお!!!と言う音とともに、
放冷機の上を蒸米が流れ、エアーシューターで麹室と仕込タンクへ
米が飛んでいく瞬間を見学してもらいました。

『甑や放冷機の周りは蒸気があったり機械が回っているから、
近付かないでくださ~い!!!』
と注意をしたにも関わらず、やっぱり近くで見たいものですよね。

我先にと、米が流れていく様子を見ては、
きゃっきゃ、きゃっきゃと嬉しそう。
こっちは何かあってはいけないのでヒヤヒヤでしたが。

そしてもちろん蒸米も食べてもらいました。

見ている作業が一体何をしているのかはたぶん解らないと思いますが、
自分が収穫を手伝ったお米だよ、と言うと不思議そうな顔をしながらも、
『へ~』『ふ~ん』なんて頷いていました。

その後、私が今回一番見せたかた発酵途中のタンクへ移動。
櫂を入れると底のほうからガスが出てきて、ポコポコ言います。

『この中で酵母という微生物が生きているんですよ。』
『みんなと同じ様に、このタンクの中で生活しているんですよ。』
『その酵母と言う微生物のお陰でお酒は造られているんです。』って。

当然、そんなこと知っているわけもないし、ちょっと難しかったかな~と思いつつ。

ちなみに作った資料はこんな感じです。




で、最後に皆の前でお話を少しさせてもらい、その時に力作資料(↑)も見てもらいました。

『お酒と言うのは人の力ではなく、酵母や麹菌の力で造ってもらっているんです。』
『私たちは、酵母たちが心地よくお酒造りに専念できるよう、
手助けしてあげる仕事をしているんです。』
とまとめてみました。

発酵途中のタンクをのぞいてもらったのは正解でしたね!!!
呼吸をしている、生きていると言うことが少し伝わったみたいです。

嬉しかったですね~。
最後のお礼の感想を何人かの子が言ってくれたのですが、
『お酒造りに小さな生き物が関わっていると知って驚きました。』とか、
『木祖村でこんなことをしているなんて知りませんでした。』とか、
『早く大きくなってお酒を飲んでみたいと思いました。』とか。

私が伝えたかったことが、ちゃんと伝わったみたいでした。

それにしても、小学生相手と言うのはこちらのパワーもかなり必要。
皆が帰った後は、どっと疲れました(^^ゞ

ホント、こちらこそいい勉強になった蔵見学でした。



◇◇◇こうして酒好きがまた一人育つ…ぐふふ(*^_^*)◇◇◇
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