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シュークリームがおいしいのだ!!!

2008.11.30 21:21|naoko@kisoji
普段から甘いものはそれ程好きではなくあまり食べないのですが、
マサムラという洋菓子屋さんのシュークリームだけはとても大好きで、
母が買い物に松本へ行くたびに買ってきてもらっています。

先週の日曜日は10個。

家族3人で分けて食べればひとり3個しか食べられず。
まぁ、残りの1個は私のお腹に入るのですが、
それではどうしても食べたりない。

2口から3口で食べれてしまうほどの小さなシュークリームなのです。

と言うわけで、今週も松本へ行くということで、
今日は20個買ってきてもらいました!!!

すぐいたんじゃうよ!!!と、母はしぶしぶでしたが、
もうお腹一杯って程、シュークリームをむさぼり食べている瞬間は幸せですね。

この時期体力勝負なだけあって、
毎度の食事の量は半端なく多くなる私ですが、
それに加えシュークリームをむさぼり食べたのでは、
明らかにカロリーオーバーな気はします。

でも、いいんです。

今のところ体重は増えてないし。
体脂肪も増えてないし。

室仕事では毎日滝の様に汗かくし。
室の中で米を晒している数分のうちに、
床(とこ)を使って腕立て伏せしているし。
階段の上り下りは多いし。
体重の半分以上もある米袋肩に担いで階段上ったりもするし。

きっとカロリーは消費されまくっているので、
シュークリーム一杯食べたって大丈夫なんです。

え???
やけ食いじゃないですよ。

私のお腹はとっても正直で、
体力を使えば当然お腹は空くのですが、
悩んで悩んで、頭を使っても、
これ見よがしにお腹が空くんです。

だから、その分いっぱい食べないと!!!

ここ最近、色々と大変な状況ではありますが、
自分自身の手で酒造りをしているという実感が
手に取るように湧いてくるのです。

たとえ失敗したとしても、これこそが職人への一歩なんだなって。



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ご無沙汰しておりました。

2008.11.27 21:41|naoko@kisoji
何だか、試練なんていう大袈裟な言葉を使い皆さまにご心配をお掛けいたしておりました。

コメントを頂きました皆さま、お返事もしておらず失礼いたしました。

事の詳細はといいますと、
実は20BYの湯川酒造は10月末より新体制で始まっておりました。

これまで杜氏として湯川の酒を醸してきた下さった鷲澤氏も70歳を過ぎ、
頭としてず~っと一緒に酒造りをしてきた花岡氏も60歳に近くなり、
そろそろ杜氏を交代してもいいんじゃないかということで、
今季は鷲澤氏を親方として、花岡氏を杜氏として新体制で始まったのです。

とは言っても、親方として今年は現役で頑張っていただくはずで、
私も自分の経験の為にも麹屋を志願して代わってもらったとは言え、
それは親方がそばについているからこそ出来ることであったのです。

指導してもらいながら、自分の感覚を身につけていこうと。

ところがどっこい、その親方が家庭の事情で今季一切来れなくなってしまったのです。

私だけでなく、新杜氏自身も実のところ親方への気持ち的依存度は大きく、
特に私は麹の仕事を全く一人で管理していくことになってしまい、
一気にプレッシャーがのしかかり、自信をなくしてしまっていたんです。

そんな中で、麹作りに一生懸命になればなるほど、
本当にうまくいかなくって、
夜中も麹室行ったり来たりしても答えは見えず、
麹菌の声なんて、どんだけ耳を傾けても私には聞こえてこなくって。

必死になればなるほど、麹菌はまったく思わぬ動きをしていたり。

そうは言ってもくよくよしている時間はなく、
始まってしまった酒造りは進んで行き、立ち止まっている暇もないんですよね。

親方が来れなくなって約2週間。

私も新杜氏もより多くの話し合いをするようになり、
ひとつひとつのことに対してゆっくり立ち止まり考え、
進めていくようになりました。

親方がいなくなってしまったことは、本当に寂しく、
先日時間を作って自分の部屋や机を片付けに来た親方の表情はとても無念そうに見え、
もっと別の終わり方が出来なかったものかと今では思うけれど、
それは考えても仕方のないことであって、現実なのですね。

親方には申し訳ないですが、
今この現実をチャンスと受け止め、
新杜氏とともに様々なことに取り組んでいければいいなと、
今ではとても前向きな気持ちになりました。

麹作りも、相変わらずうまくいかない中にも、
少しずつではありますが、うまくいくような兆しが見えてきたような気がします。

そうこうしているうちに、先日いよいよ初しぼりを迎えました。
一本目の醪は毎年色々と不安があるものですが、
今年の一本目、普通酒、なかなかのいい酒になりました。

これから醸される50本の醪、本当に楽しみでわくわくします。

とは言え、やっぱり20BYは私にとって試練なのでしょう。
これを乗り越えることで、
一歩酒造りの職人に近付くことが出来るのかもしれません。



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試練

2008.11.14 22:20|naoko@kisoji
全くもって予期もしていなかった出来事が起こりました。

これは私に課せられた試練でしょう。

乗り切れるだけの自信が今は持てない状況です。
ちょっとへこたれています。
でも乗り切らなくてはならないのです。

始まってしまえば進まざるを得ないのです。
グチグチ考える前にまずは始めていかなくては。

4年目ってそう言う節目なのかな。。。



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職人

2008.11.13 23:16|naoko@kisoji
酒造りで使用する温度計には色々な種類があります。




これは吟醸用留点温度計と言って、
醪の温度を測る為に使用している水銀の温度計です。

その時点の最高温度で止まるので、
醪の深部の温度を測って引き上げる間に温度が変化してしまうことがありません。

ところが、この温度計、去年の造りの間に割ってしまったんですね。
写真を良く見ると先端が割れているのがわかります。

で、新しいものを購入しようと資材屋さんにお願いすると、
なんと、この留点温度計を作る職人さんがもういなくなってしまい、
新しいものを作ることが出来なくなってしまったとか。

どうやら、この平たい形であり、ある程度の重量のある温度計を作るには、
相当な技術が必要だったようです。

そんなこととは知らず、貴重な温度計を割ってしまい、
(割ったの私じゃないですよ^^;)
非常に残念な思いをしました。

まぁ、ガラスの温度計は万が一醪の中で割れてしまったりすると大変なので、
今ではデジタルをメインで使っているのですが、
どうやらこの水銀温度計にかなわないところがあるようなのですね。

でも、もう作ることが出来ないとなると、本当に残念でなりません。

酒造りも技術継承の伝統であると思いますが、
日本全国で考えればその職人たる杜氏たちはまだまだ数多くおり、
若い世代で頑張っている人々もたくさんいます。

それに比べ、この温度計の様にその職人さんの腕ひとつにかかっている技術と言うものは、
酒造りなんかよりも、まだまだ技術継承が難しいのでしょう。

しかも、デジタルの温度計が普及されてきていれば、
わざわざ水銀温度計を使う人も減ってきてしまっているのでしょう。

そうやって、需要が減り、継承者がいなくなり、
貴重な技術が消えていってしまうことって、
恐ろしく大切なものを失っているのではないでしょうか。

簡単に継承できるものでないからこそ、
その世界に相当な覚悟の上で足を踏み入れる若者が少ないのも良くわかります。

ただ、日本だけでなく世界中がコンピュータ社会になり、
色々なことが進化し、便利になってはいきますが、
便利の裏で必要とされなくなり消えていってしまう技術があることも
忘れてはならないのですね。


ちなみに、この写真は昨日の夕焼け。
久々に真っ赤な空に出会いました。
蔵の中まで真っ赤に染まるほど、すごく綺麗な夕焼けでした。






◇◇◇どんなことがあっても酒造りの技術だけは次世代へ継承します◇◇◇
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酒造りの道具たち

2008.11.09 04:25|naoko@kisoji
酒造りには様々な道具を使います。

大きいものであれば、醪や酒母を発酵させるタンクだってそうですが、
小さな道具が山の様にあるのです。

しかも、手作りで一見ただの棒や板にしか見えないようなものでも
立派な道具として酒造りに役立っているのですね。

タンクや櫂棒や麹の箱や甑や洗米用の半切などなど、
そう言ったものは当たり前にどの酒蔵にもあるものだと思いますが、
手作りの道具はうちにしかないものであり、
そしてそれがないとうちでの酒造りには困ってしまうものばかりです。


ところで、今日(8日)は本当に忙しい一日でした。

酒造りには役職がいくつかあります。
まぁそれぞれ責任担当みたいなものなのですが。

洗米から蒸米までを担当する『釜屋』
酒母を担当する『酛屋』
麹を担当する『麹屋』
そしてそれらを統括する『杜氏』や『親方』『頭』

今日はたまたま釜屋の蔵人さんがお休みを取っており、
前日の夜に洗った米はそのまま水切りをしておいたのですが、
当日の朝洗わなくてはいけない米もあり、
それを甑に張り込んで、蒸気を上げて、蒸米を取り上げて。

更には、九郎右衛門の特別純米の酒母の仕込があり、
その水麹を作ったり、仕込までの一連の作業。
酛屋さんはいるのですが、九郎右衛門のお酒に関しては、
全て自分で管理させてもらうようにしたんです!

そして、室にはこれから出麹を待つ麹と、
盛りを待つ麹が。

ちなみに今年からワタクシ尚子『麹屋』就任でございますっ!!!

これらの仕事はほぼ毎日繰り返されており、
もちろん作業は皆で協力して行うのですが、
誰かが休んでいる場合は、その役職の仕事をさせてもらうようにしているのです。

まずは自分の目で見て手で触って、実行することで、
何が良くて何が悪いかつかめると思うからです。

と言うわけで、今日は『釜屋』『酛屋』『麹屋』全ての仕事をすることに。

欲張ったっていいことはないのですが、
『釜屋』の仕事に関しては前日のうちに釜屋さんと話し合って、
どうすればいいか、考えてあったので自分でやりたかったんです。

でも今日の蒸米は残念ながらいまいちでした…。
やっぱり慣れないので、張り込みの際の水切りが足りなかったり、
蒸気を上げる速度の微妙なタイミングがつかめなかったり、
いつもは甑肌も綺麗に仕上がるのですが、今日は少しふにゃふにゃになってしまいました。

米を張り込むだけでも、表面を平らにするのに時間がかかったりと一苦労。

でも、すっごく充実した一日で、
やっぱり洗米→蒸米が一番大切だなって痛感しました。

杜氏や親方も洗米に失敗すればあとどれだけ腕のいい職人がいても、
取り返せなくなると言っています。

そんな大切な工程であっても、
私が蔵に入った頃は、一番ないがしろにされていたような気が。
当時釜屋をやっていた蔵人さんにはそこまでの意識がなく、
私が蔵に入って2年目で釜屋を交代してもらったのです。

それからと言うもの、杜氏や親方からの指示も驚くほど増え、
めきめきと洗米→蒸米はよくなりましたね!!!

以前の釜屋さんは長かったのですが、
向上心に欠けていたところがあったので、色々がなぁなぁになり、
それ故、杜氏や親方もいつの間にか諦めてしまっていたのでしょう。

私は目で見て判断することに対しては経験不足ではありますが、
より良い状態に仕上げる為に追求する気持ちだけは誰にも負けません。

新しい釜屋さんも洗米や釜に関しては私と似たような経験なので、
だからこそ、杜氏たちからの指示も届きやすいし、
私も一緒になって考えることができるんです。
洗米も釜屋さんと一緒に毎日見させてもらっており、
今ではほとんどの米が限定吸水になりました。


で、道具の話に戻るのですが、
より良くしようと考えると、当然作業が細かくなっていきます。
作業が細かくなると言うことは、必然的に使う道具の数も増えるのです。

洗米→蒸米や麹では特に使うのが『布』や『袋』

使い終わった道具はすぐさま洗って干さねばならず…。

はい、今日は釜屋の仕事をやらせてもらったと言うことは、
いつも釜屋さんが洗っている道具も私が洗わねばならず、
麹で使った道具も洗わねばならず、
酒母で使った道具も洗わねばならず、

仕事をいっぱい経験できるのは嬉しいのですが、
ただでさえ多い洗い物が、本日は倍増。

いや、洗い物だって経験すべき重要な仕事ですよね。

時間内に何とか終わりはしましたが、
う~~~~~~~腰が…痛い(>_<)

さすがに疲れた一日でした。

でもね、米ってかわいいんですよ。
甑の中に張り込まれていく米たちや
麹の箱の中でめきめき成長していく麹米たちや
タンクに投入されて発酵を待つ米たちや

見ていると、本当にかわいくて仕方ありません。

なんか、ちっちゃい声でしゃべっているんですよ。

上手に蒸かさないとダメだよ。
ちょっと温度高いんじゃないの。
お~い、窮屈だよ。

とかね。


◇◇◇なんだか締りのない文章でスイマセン◇◇◇
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2008.11.02 18:02|naoko@kisoji



蔵の2階からの昨日の朝の風景です。
蔵の仕事が始まると、必ずこのベランダから写真を撮ります。

もう紅葉も終わってきていますね。
この山はカラマツの山なので裸山にはならないのですが、
赤く色づいた葉はもう落ちてしまい、
黄色く色づいた葉と、針葉樹の若干茶色くなった葉で、
山の色味が減ってきてしまいました。

ついこの間まで、すばらしい紅葉だと思っていたのですが、
美しい期間と言うのはあっという間に過ぎてしまうようです。

そうこうしているうちにこの景色も雪化粧をするんでしょうね。

季節の移り変わりを肌で感じる、ここ木曽に生まれ、幸せを感じます。

これだけ澄んだ空なので、気温も満足に下がってきました。
うっかりしていると、風邪をひきそうな寒さです。

先日立てた酒母も順調に育ち、来週4日には初の醪(添仕込)です。
まだ酒母だけではありますが、
蔵の中にいい香りが漂い始めてきました。

いい感じです。
今年は更にいい酒を醸せる予感♪



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