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理想と現実

2009.02.25 21:39|naoko@kisoji
最近…

『理想を追求したい気持ちはわかるけど、現実をもっと考えなくちゃ。』
といったようなことをよく言われる気がします。

私って、そんなに理想ばかり追い求めているように見えるのかな…。

でも理想を追い求めなくなってしまっては、
もしろ下降線をたどるだけなんじゃないの???って思うけど。

理想があるからこそ、妥協があるんじゃないの???って思うけど。

だって、理想は理想。

現実を見たら不可能だったり我慢しなくてはだったりってなこと、
いっぱいあると思うんです。

でも理想と現実の狭間にいるからこそ、
どうにでも理想をなし得なくてはならないことや、
妥協してでもうまく乗り切らなくちゃなことや、
やっぱり妥協できないことや、
様々な選択肢が現れてくるんですよね。

妥協したからこそ、次の機会に理想に近づけたり。


この冬、私の中で一番失敗してしまったな~って思った麹作りがあったんですが、
その麹を使って仕込んだ醪がいよいよしぼられました。

不完全と言うか、失敗作の麹を使わざるを得なかったので、
心配で心配で仕方なかった醪ですが、
しぼってみれば、いい酒になったんです。

杜氏からも、『失敗が失敗とは限らない…』と。

理想を追求したからこその失敗ではありましたが、
理想が全てではないということも実感しました。

だからと言って、「それなりに」こなしていたのでは、
たとえ同じ事を行ったとしても、
理想を持って取り組んだ時とそうでない時では
まったく違った結果になるんだろうなと思います。

妥協こそ、理想に近づく第一歩。

もちろん、その妥協とは、
理想を追い求めた上で致し方ない妥協であって、
前向きな妥協であるのです。

妥協しなくてはいけないその悔しさを、
次へのステップに出来れば良いのだと思います。




もうまもなくしぼることになるであろう
大吟醸と純米大吟醸。

これに限っては、まったくの妥協を許さず、
うちの蔵で出来る限り、とにかく理想を追求して仕込みました。

今年は、本当にその努力やエネルギーや愛情に対して、
醪たちが応えてくれている気がします。

本当にいい酒に仕上がってきています。

コクがあり、でもするりとした可憐な味わい。
華奢でもあるけれど、どこか筋の通った輪郭を伺える味わい。

あと数日。
これからがまた、重要な数日です。




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今週の任務

2009.02.22 22:33|naoko@kisoji
『任務、何とか遂行しました!!!』

と、明日の朝は杜氏に堂々と報告が出来そうです。

さて、今週の日曜日の私の任務はと言えば…。

まず土曜日にしぼった酒の粕をはがし、
仕込31号純米のもろみをしぼり、
明日の米を洗う。

土曜日の朝、
『尚ちゃん、31号月曜日まで待てるかなぁ…。』
と杜氏より相談有り。

いい状態で醪は熟してきているんだけれど、
何しろこの暖かい気候。
ここ2-3日は冷え込んだりもしたのですが、
相変わらず仕込蔵は醪でいっぱいだし、
そもそも日中の日差しがもう暖かいし、
蔵の中には日差しは入らないけれど、
蔵の温度もそれ程変化はしないけれど、

やっぱり醪は暴れ気味。

と言うわけで、満足に醪の品温を下げれないまま
後2日もしぼりを先延ばしするのは心許なく、
しかも、土曜日には仕込30号の純米をしぼらねばならず、
今更冷却装置を増やすことなんて不可能で、
色々考えた結果、

『尚ちゃん、日曜日しぼってくれないかい。』と杜氏。

『いいですよ~!その方が醪のためですもんね。』
『どうせ、米も洗わなくちゃだし、一日家に居るつもりでしたから。』

はぁ…言っちゃった。

しかも、土曜日にしぼっており、日曜日にもしぼると言うことは…。
最初にも書いたとおり、粕をまずはがさねばならないんです。

とほほ…今週もまた休みなしだよ。
と思いつつも、自分で言ってしまったこと。

午前中はいつもと同じに起きて蔵に行き、
まずは醪の温度経過をチェックして杜氏に報告し、
粕をひとりではがし始めたところに、
酛屋のSさん登場!!!
大切に育て中の山廃酛の様子を見に来たんですね。

一緒についてきた娘さんを待たせたまま、
救世主のごとく、粕はがしを手伝ってくれ、
それでも何とか午前中には終了。

さて、いざヤブタに醪を送るぞって順調に2/3は送れたんだけど、
残りの1/3がなかなかヤブタの中に入らない。

だって、普段酒をしぼるのは杜氏の役目で、
私は傍から見ているだけの状態。
やり方は見ているから解るのだけれど、
ちょっとしたコツとかなんて知るわけもなく。

杜氏に相談して、方法を聞いて、
坊主が出るまで入ったのが醪を送り始めて5時間後。
そこから更に圧力盤とにらめっこしながら2時間。
ようやく全ての醪がヤブタの中に送り込まれました。

普段、杜氏は同じ量の醪でだいたい3時間くらいで送っているような…。
いつも杜氏は簡単そうにやっているから、
気軽に『私、しぼっておきますよ!』なんて言っちゃったものの、
こんなに苦労するとは思いもよらず。

最終的に醪のタンクを洗ったのは、
夕食後の21時。

ホトホト疲れた一日でした。

でもでも、本日の任務を全て遂行できたことに自己満足なのでした♪



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小学生。

2009.02.20 22:29|naoko@kisoji
今日は、昨年に引き続き地元木祖小学校の6年生が蔵見学に来てくれました。

『おらが村の酒』を造ると言うコンセプトの下、
木祖村で収穫したヨネシロと言うお米を使ったお酒を醸すのですが、
このヨネシロの田植えや稲刈りを小学6年生に体験してもらったので、
併せてそのヨネシロを使った酒造りも見学してもらおう…。
と言う、昨年からの企画の一環なのです。

昨年の様子はこちらからご覧下さい

で、今年の6年生はと言うと…。
一言で表せば『やんちゃ坊主とおませさん』って感じでしょうか。

男の子たちは、米が蒸かしあがったり、
エアシュータで飛んでいる米を見たり、
そこで行われている様々な出来事に興味があるようで、
質問もいっぱい飛んできて、こちらがあたふたするような。

レポートをしっかり取るように言われてきたのでしょうが、
私が話したことをしっかりメモし、
不足していたり聞き取れなかったことは聞きなおしてきてまたメモして。

蒸しあがったばかりの米を子どもたちに食べてもらったのですが、
普段炊いて食べているお米との違いに驚いたり、
でも女の子たちは
『え~なんかビミョー。美味しくないんだけど。。。』とか言っていたり。
ある意味正直???

私が子どものころは、この蒸米が食べたくて仕方なかったのに…。
と思うと、ちょっとショックだったりもしたのですが(^_^;)

子どもたちって、ホント様々でおもしろいものだなって感じました。

で、意外に驚いたのが、

『これって発酵してるんでしょ。』
『古酒を造るにはどんなとこにお酒置いておけばいいの?』

なんて質問が飛んできたこと。
いくら両親がお酒好きだとしても、そんな質問が出るなんて!!!
将来有望ですね。

あと、一番ドギマギしたのは
『この仕事、お給料はたくさんもらえるの???』でした。
ちなみに、女の子からの質問でしたが。

『いくらくらいもらえたらお酒造りしたい???』って聞きかえしたら、
『え~、年収で1億は欲しいよね~』だって。

隣の男の子はそれを聞いて
『俺なら年間10万くらいでいいな。』って。

それを聞いて女の子。
『そんなんじゃ、暮らしていけないよ!好きなものも買えないし。』と。

案内役も私ひとりしかおらず何だかバタバタの蔵見学でしたが、
日ごろ何気なく通り過ぎている建物の中で、
酒造りが行われているってことを理解してもらえただけでもいいのかな。

最後の方はちょっと収拾がつかなくなってしまったので、
私の言葉はあまり届かなかったかな~って思いましたが、
まぁ、よしとしましょう。


◇◇◇声を張りすぎて喉が痛いです◇◇◇
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醪、暴れています…。

2009.02.15 22:46|naoko@kisoji
異常です。

ここ木曽でも本当に半袖で充分なくらい、
暖かい、いや、むしろ暑い日々が続いています。

なんとか仕込蔵の温度は10度以下を保ってはいますが、
通常はまだ5度程度であるはずなんです。
こんなに暖かくっちゃダメなんです。

しかも今、仕込蔵の12本のタンクのうち、
10本のタンクに醪が入っています。

まだ初期の醪も数多く、
こういう時は正常な気候であっても
醪の発酵熱で仕込蔵の温度が上がりがちになってしまします。

昨日も杜氏が自宅へ帰る間際、
『なおちゃん、また醪の世話よろしくね。暴れてるぞぉ。』と。

今日は一日蔵のお休みの日だったので、
私が醪のお世話を担当します。

寒い時期だと短時間冷却水をタンクの周りに回すだけで、
うまいこと醪の温度管理ができるんですが、
今日は冷却水を回す時間にもかなり神経をつかいました。

うっかりしていると冷え込ませてしまいますし、
短すぎると意味がないのです。

19BYは12月が暖かく、前半の醪管理に苦労したので、
今季は、厳寒期の1~2月に純米等の醪を集中させたのですが、
それが逆効果だったようです…。

月曜日からはまた少し冷え込むって事なので、
寒さが戻ってきてくれることを期待したいと思います。

はぁ、本当に地球はどうなってしまうのでしょうか。



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あなたは何段???

2009.02.11 21:30|naoko@kisoji
年配の酒造従事者と話をすると、
必ずと言っていいほど、

『俺は昔木箱を6段も積んだもんだ!』
『いや、俺は7段いけたぞ。』

てな話に一度はなります。

で、木箱って何ぞや…と申しますと、
今でこそお酒の瓶を入れる箱はプラスティックになりましたが、
何年ほど前(って言っても15年は余裕で経っていると思いますが…)
までかは木で出来た箱を用いていました。

その木箱は一升瓶10本入。

恐らく箱を合わせれば30キロくらいになったのでは…。

それを手で何段まで積むことができたかってな、自慢話なわけです。


さてと、蔵人4年目の私は何段でしょうか!!!

今でこそ、P箱になったので、10本入というのはなくなりましたが、
うちではいまも8本入りのP箱を主に使っています。

今年はなんと…5段達成ですっ

いや、去年までも5段積みは出来たのですが、
気合の元にやっていたので、一日に1回が限度でした。

それが何やら今年は様子が違い…。
ほいほい5段積みが出来るようになってしまった…のです。

一応…お・ん・な・の・こなんですけどね。

去年までは、5段積まなくてはいけない状況になると、
蔵一番の力持ちの蔵人さんを呼んでいたのですが、
今年は何かと忙しいタイミングに重なったりで、
彼の仕事の邪魔になってもいけないし、
女の子だからってこれしきのこと出来ないのは悔しいし、
と思って一人でやっているうちに、余裕になってしまいました…。

ま、コツもあるんですが。

いやはや、力持ちの蔵人さんもびっくり!?
『俺の立つ瀬がないよぉ…』だって。

やったぁ!!!
なんて、喜んでいる場合ではないか。

なんとなしに、腕が太くなっていくのを実感する日々でした。



◇◇◇調子に乗って腕相撲でコテンパンにやられました^^;◇◇◇
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患者と医師との関係

2009.02.10 00:41|naoko@kisoji
今日は酒造りには全く関係ないことを書きたいと思います。

ご存知の通り、私は大学を卒業後とある製薬会社に就職し、
3年半ほどMRとして仕事をしてきました。

医薬に関して全く勉強をしてきていない私たちは、
入社早々3ヶ月の研修が行われます。

その研修の中で、医薬の基礎知識から、
自社や競合他社の薬の知識が叩き込まれ、
実践になってからもちょくちょく研修が行われ、
常に勉強をしていたようなものでした。

それだけでも膨大な知識が詰め込まれたように思いましたが、
当然たった3ヶ月+実践の3年だけでは
医師たちの知識の1000分の1にも及ばない程度なのです。

だからこそ、医師たちのすさまじい勉強と努力と
休みの少ない中での責任ある仕事には
本当に尊敬に値するものであると実感しているのです。

と、前置き…。

実はここ5年来、婦人科治療に定期的に通っているのです。
理由は子宮内膜症。
今、女性の10人に1人は罹患していると言われるほど、
患者数の多い婦人病のひとつです。

子宮内膜症の治療と言うのはいくつかありますが、
今一番主流になっているのが低用量ピルの服用です。

まぁ、最大の治療方法は妊娠なのですが、
こればっかりは予定のある人しか出来ない治療なので、
私のように未婚女性の多くは低用量ピルでの治療を
実施しているのではないでしょうか。

ただ、治療とは言っても進行を抑えるだけであり、
決して完治するものではないのです。
もちろん外科的に治療を行えば、
癒着した内膜を取り除くことはできるのですが、
当然身体への負担も薬物治療に比べれば大きくなります。

で、低用量ピルとはホルモンの配合剤を毎日一錠21日間服用し、
7日間休薬している間に無排卵性の月経があるというもので、
これをず~っと繰り返すことによって、
内膜の癒着の進行を抑える効果があるものなのです。

私は4年ほど前に低用量ピルでの治療を行っていたのですが、
服薬中に吐き気があり、一旦中止していました。

それが、新薬で別の低用量ピルが発売になったということで
治療を再開してみると、副作用もなく順調に服薬できていました。

ただ、新薬は1ヶ月分しか一度に処方できないので、
毎月薬を処方してもらいに通わなくてはならなかったのです。

造りが始まってからは、夜に麹の手入れの仕事があったりで、
なかなか診察に行く時間が見つけられず、
ここ2ヶ月は服薬を休まざるを得ませんでした。

これは、電話にて医師にも確認をした上でのことなのですが。

今日、久しぶりに診察に行ける時間があり、
2時間半も待ってようやく診察を受けれたと思ったら、

開口一番
『自分の都合で薬を飲んだり飲まなかったりと言うような
中途半端な気持ちで治療されては困ります。
あなたみたいな患者は治療の継続が難しいんですよね。』
と強い口調で言われてしまいました。

服薬コンプライアンスという言葉もありますが、
私は医師に言われたとおりきちんと低用量ピルは服薬していました。

ただ、次の月の分の処方をしてもらいに行けなかっただけで。

と言うか、2度も行ったのですが、両日とも通常は診療日にも関わらず
休診している日で、空振りに終わっていたのです。

私は自分自身の身体のことだから、誰よりも心配しているし、
最善の治療をしていきたいと思っているのです。

休まなくても良かったのなら、飲み続けたいと思っていました。
それは、専門医がそうした方が最善だと言うのだから。

ただ、少しは薬の知識もありますし、
専門用語だって聞いてすぐにわかります。
薬の添付文書だって自分で読み解くことができるので、
自分の飲んでいる薬のことはしっかり勉強しているのです。

だからこそ、重篤な副作用に関わりそうな自分の症状も、
関係あるかないかは別にして、医師に伝えようと思っていたのです。

それなのに、私がその疾患を重大に捉えていないから
治療が続けられないんだと言わんばかりの発言に、
自分でも驚くほどのショックを受けてしまったんです。

私はそんな中途半端な気持ちで治療しているのではないこと、
何度か来たけれども、特別休診の日に当ってしまったこと、
40分もかかるし、なかなか時間がとれないことにヤキモキしていること、
を医師に伝えたのです。

今後の方針としては、一度休んでしまったので、
あと2ヶ月ほどは休んでから服薬を再開しましょうとのこと。

私はその医師の意見に普通に同意したつもりだったのですが、
服薬を続けたいと私が思っていると勘違いしたようで、
さらに強い口調で
『このまま再開しても副作用のリスクを上げるだけ。
僕はこれまで低用量ピルで副作用を出したことはないし、
今回は休薬するしかないんです!』
と言い返されてしまいました。

何も、専門医の意見に素人の私が反対する理由なんてないし、
言われたとおりにするのが一番だと思っているのに、
なぜそんな台詞がでてきたのか理解に苦しみました。

結局私は自分で気になっている症状の説明や、
服薬中と休薬中の身体の変化の違いや、
医師に伝えておきたいと思っていたことは伝えることが出来ず、
医師からも症状についての質問は一切なく、

『もう、休薬するってことにしたんで勘弁してください。』
って診察を強引に終了させられてしまったんです。

患者には治療を選択する権利があります。
でも無知で素人の患者が、その権利だけを主張するのは危険なことです。

でも、医師は患者が自分の病気や治療や現状について
理解できるよう丁寧に説明し、納得させ、
安心して医師の治療に従える環境を作る義務があると思います。

私は少しだけでも医薬の世界をかじっていたので、
言われなくても自分の薬や症状を
人より少しは理解しようとすることはできます。

でも大半の患者はそんなこと出来ないと思うのです。

私はその医師にMRであったことを伝えたつもりもないし、
知られるわけもないことなのです。
ってことは、何もわからない患者にも同じ態度で接しているのでしょうか。

だとすれば、納得しきれずに治療をしている人は多いと思います。

自分で考えているよりも、
こういった疾患を持っているということはナイーブなことなのでしょう。
些細な言動ではありましたが、
これほどまでに大きなショックになるとは思ってもいませんでした。

医師は患者に症状と気づかないけれども、
本当は副作用であったりその予兆である出来事を、
誘導しながら聞き出さなくてはならないんだと思います。

今回かかっている医師は残念ながら
そう言った聞き取りがあまりありません。

『何か異常ありますか?』
と聞かれれば、よっぽどのことでない限り
『ありません。』と答えてしまうでしょう。

いつも混んでいて口コミでは評判のいい医師でしたが、
私との相性は本当に悪かったようです。
診察に行く度に医師との信頼関係が築かれるのではなく、
私の中では不安や不満が募るばかりでした。

医師と患者の間には、深い信頼関係が必要だと思います。
だって、自分の身体を預けるのだから。

信頼関係が構築されているからこそ、
医師の治療方針に納得した上で従えるのだと思います。

と言うか、言葉というものは恐ろしいものだと思います。
今回の医師も例えば…

『致し方ないとは言え、2ヶ月休んでしまったので、
もう2ヶ月は休みましょう。
そうすれば副作用のリスクも軽減されますので安心です。
合計4ヶ月休んだ場合は症状は○○になると思います。
でもまた再開できるので、経過観察しながら続けましょう。』

てな感じの言い方をしてくだされば、
私もショックを受ける必要はなかったのだと思います。

もう、この医師にかかることはないでしょう。
医師が考えている以上に患者はナイーブなんだと思います。
だって、自分自身の体のことなんですもん。

もう少しその辺りを理解していただければ嬉しいものです。

恐らく、今回の様な医師は少数だと思います。
MR時代に出会った医師の皆さんは、本当に素晴らしい方々でした。
またはじめからクリニック探しなおさなくちゃ…。




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麹室恐怖症

2009.02.06 04:23|naoko@kisoji
酒蔵で仕事をしていると、
夜中に麹の手入れに一人で行くことが結構あります。

その時間って結構色んなことを考えられるんです。
というか、ひとりだからついつい色んなことを考えてしまうんです。

私にとっては、頭の中を整理するいい時間になっています。


ただ、ここ2日間ほど麹室に入りたくないという
麹屋としては致命的な状況に陥っております。

とは言っても、麹を放ったらかしにするわけにはいかないので、
麹室にはいつもと変わらず行くのですが…。

というのも、麹室の中の温度や湿度に体が晒されると、
ぐわ~ってほてりが出てどかっと汗をかいてしまうんです。

ほてりや大量の汗かきはもともと私の体質ではあるんですが、
ほてりと汗かきがここ数日は激しく、
それがとっても不快でイライラしてしまいます。

きっと麹たちはそのイライラを感じ取ってしまうんだと思うから、
極力麹室の中では落ち着いていられるようにと振舞うのですが…。

どうも麹室恐怖症が発症してしまっているようです。

まぁ、今週は吟醸の仕込からぶっ通しで気を遣いまくっていたので、
ちょっと疲れが出てきているのだと思います。

自分の体のことなので、原因も解ってはいるのですが、
それでも体が言うことを聞いてくれないってのは、
本当に嫌なものですね。

今日で32本目の醪が留まりました。
そのうち22本はもうしぼられてお酒になっています。

今季は残すところあと18本。
日次の酒造計画も最後の50本目まで決まり、
ようやく先が見えてきた状況です。

長いようでも、あっという間に終わってしまうんですよね。



◇◇◇寒さが戻ってきてくれれば最高なのですが…◇◇◇
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