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世の中の人が

2009.05.26 22:45|naoko@kisoji
みんな私くらいお酒を飲んでくれれば、
日本酒の消費量もかなり増えるだろうに…。

と。

私が自宅で食事と一緒に飲む時は
だいたい1~2合ってもんでしょうか。

外に飲みに行って、2~3合ほど。

少なく見積もって、お酒を飲むのが週3日としましょう。
(私の場合、ほぼ毎日ですが。)

それだけでも、結構な量が消費されると思いませんかっ!!!

って、無理な計算ですね…。


酒メッセ等のイベントには大勢の方が来てくださるのですが、
なかなか自宅用の購入や、料飲店さんでの飲酒に繋がっていないような。

日本酒飲酒人口の底上げが必要なんだけど、
どうしたら、みんながお酒を気楽に楽しんでくれるのか。

そもそも、日本酒だけでなく、
アルコール飲料離れをどうにかしたいものですが。

私の場合、毎日、身をもって実践しているのですが^^;

日本酒愛飲家のみなさん、
どうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)


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早くも5月下旬!!!

2009.05.24 07:02|naoko@kisoji
まだまだ先のことと思っていた「長野の酒メッセin東京2009」も、
大盛況の中、無事に終了いたしました。

今回は、1600人超の来場者だったとの事、
昨年のおよそ1.5倍だったとか!!!

というか、会の当日誰かに「2,000人超えたんだって!」と聞いた気がしていた私は、
真実を確かめずに、「2,000人もお客様来られたんですって!」とガセネタを…。

でも、会場の混雑様を考えると、
2,000人もの皆さんにお越しいただいたと思っても、
間違いではないですかね^^;

いやぁ、本当に嬉しい限りでございます。
お越しいただいた皆さん、ありがとうございました

しか~し!!!

今回は、試飲していただくお酒の持参量が少なかったのか、
(昨年の量を参考に、それよりも多く持って行ったのですが…)
16時過ぎには試飲のお酒が全て終わってしまったのです。

去年までは概ね時間一杯でほぼなくなるくらいでしたのですが、
今年は早々とお酒を切らしてしまい、
十五代九郎右衛門や木曽路のお酒を楽しみに来て下さったお客様に、
大変申し訳ないことをしてしまいました…。

来年は時間一杯お酒が持つように、
量もいっぱい持参したいと思いますので、
またのご来場お待ちいたしておりますっ


そして、今回の酒メッセにお越しいただいた方はわかると思うのですが、
長野県の蔵元さんは意外に若いっ!!!

私も2005年に蔵に戻って業界を見回すと、
意外や意外、みなさん結構若いことに驚きました。

造り手もそうですし、経営者の皆さんも。
同年代や少し上の先輩方や、更には農大の後輩や。
造りも会社経営も、皆さんすごく苦労されているけれど、
持つ悩みは同じ様なものであり、
私が悩むようなことは、先輩方は解決して今があったり。

相談できる人たちが業界内にもたくさんいることが、
幸せな環境だなぁと感じます。

しかも、皆さんとっても素敵なお酒を醸すんですよね
蔵の個性をしっかり引き出して、
造りにも妥協なく自分の造りたい酒をしっかり目指しているんだと思います。

昔ながらの杜氏さんが醸すお酒もひとしおですが、
若手の杜氏さんが醸す味わいもまた、いいものですね。

私も、十五代九郎右衛門の個性を大切に、
21BYもますますいいお酒を醸せる様、勉強あるのみっ!デスネ。

はぁ、21BYなんて言うと、もう5月は下旬。
うかうかしていると、あっという間に来季の酒造りが始まります。

実はもうそろそろ、来季の酒造計画立て始めなくちゃならないんですよね。
まだ造りが終わって1ヶ月も経っていないんだけれど…




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東京です!

2009.05.18 19:05|naoko@kisoji
またまたご無沙汰をしている次第です。
記事を楽しみにしてくださっている皆さん、失礼いたしました。
と、毎度毎度同じ書き出しですね

しかも、「羽のばしま~す!」「屋久島行きま~す!」で
記事の更新が止まっているので、どんだけ遊んでるの~って^^;

いやぁ、屋久島ももうすでに随分過去の記憶になっておりますが、
なかなかいい島で、すっごくリフレッシュできました

さて、17日から東京に来ております。
昨日は経堂の季織亭さんで木曽路の会をしていただき、
十五代九郎右衛門と木曽路のお酒7種を取り揃え、
来てくださったお客様にじっくりと味わっていただきました

20BYは造りの間、ほとんど木祖村から出ることがなかったので、
久しぶりにお客さまと対面してお酒のお話を出来たので、
楽しかったですね~

そして本日は一日お得意先を訪問して営業に勤しんできました。
商談会とかではお会いしても、なかなかお店にお伺いしていなかったりなので、
今日はお得意先のご主人とゆっくりお話できました。

最近、自分自身で地酒の中での九郎右衛門の位置づけと言うか、
自分の蔵の方向性として、どうして行ったら良いのか、
常に考えているような気がするのです。

「木曽路」に関しては、地元で更に定着をしていき、
より良い酒質に向上させていければいいなと思うのですが、
「九郎右衛門」に関しては、首都圏の市場をターゲットにしているので、
ますますその位置づけや方向性が難しいな…と。

最初、東京市場を覗き見始めた頃は、
九郎右衛門の持つ個性とか、蔵癖とかがすごく気になって、
東京の地酒専門店さんに並ぶような、
有名銘柄と比較してしまうと、どこか田舎臭さが抜けないような、
野暮ったいような気がしていたのです。

当然、有名銘柄になって、バンバン売れてくれれば嬉しいし、
たくさんの方が「十五代九郎右衛門」の名前を知って、
飲みたいと言ってくださるような状況を想像しては、
どうしたらそうなれるのかな…なんて。

東京市場によく並んでいる地酒の、
なんとなくこざっぱりとした味わいにも惹かれたり。

で、18BYから自分の意向をある程度造りに反映させていき、
「九郎右衛門のよさを残しつつ、キレのあるさっぱりとしたお酒」
なんていう、すごく抽象的な目標で酒造りをしてきました。

造りの作業の中で改善したいこととか、様々なことが、
この目標に向かっていることなのかは良く解らなかったのですが、
実際に私が野暮ったいと感じている部分は、随分とスレンダーになり、
だけれども、九郎右衛門の個性とか蔵癖って言うのは、
ちっとも抜けなかったんですよね。

当然ですよね。

同じ風土、同じ水、同じ品種の米、同じ人間が造っているんですもん。

逆に、それでよかったのかなって。
だって、地酒ですから。

色々悩んでいたし、自分の興味もすごくあったので、
今は特別純米酒で9号酵母と長野酵母の酵母違いとかも仕込んでいますが、
どちらのお酒も違う味わいではあるけれど、
でも同じ九郎右衛門の個性は失くしていないんです。

4季の酒造りを終え、色んな方々とお話をしていく中で、
「うん、これでいいんだ!」って思えるようになってきました。

九郎右衛門は九郎右衛門であり、
個性を持っているからこそ、
ファンの方々が支持してくださっているんですよね。

そもそも私の営業方針は「草の根運動」なんです。
これは、蔵に帰ってきた時から変わっていないのですが、
最初にも書いたとおり、バンバン売れてくれればいいけれど、
目先の売りを目指して、売り込んで、それが成功したとしても、
そういう売り方では後々に定着していかないな、と。

すっごく歩みは遅いのですが、
まずは草の根を生やすように、地道に銘柄PRをし、
とにかくたくさんの方に飲んでいただき、
徐々に葉が出て、ある時花が咲く。

その花が枯れても、根が張ってさえいれば、
また次の季節に花が咲くんです。

今、ようやく「十五代九郎右衛門」の認知度が上がってきた実感が、
徐々にではありますが、湧いてきています。

ただ、まだ売上げには繋がらないかな^^;

これまでも、これからも、営業努力次第ではありますが、
「個性を引き立たせ、長所を伸ばし、欠点は改善する。」
そんな酒造りをしていく中で、
少しずつ、認知度を高めていき、
少しずつ、飲めるお店、買えるお店を増やしていき、
たくさんの方に飲んでいただけるようにしていきたいと思っています。

まだまだ、自分の蔵の方針やポリシー、目指す酒質についても、
多少のブレが見え隠れしているのですが、
(自分の想いがまだまだ定まっていないところもあって。)
徐々にではありますが、ひとつの筋が見えてきたような気がしています。

ふと、立ち止まって考える時間を作りながら、
焦らず(ホントは焦りまくりですが)一歩一歩進んで行きたいと思います。

明日は、長野の酒メッセ2009です。
またたくさんのお客様にお会いできると思うとワクワクします。
たくさんの方々のご来場、心待ちにいたしております。


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