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よく解らないけど、政治のはなし。

2009.08.26 19:24|naoko@kisoji
8月30日の衆院選まで、あとわずかとなりましたね。
私はその日出張に出てしまうので、
期日前投票に行ってこなくてはなりません。

政治の話って、正直疎くてよく解らないことが多いのですが、
今この年齢になって考えてみると、
本当に実生活に直結していることが多々あるんですね。

うちなんかは、中小企業ですから、
色んな場面で国や自治体から守られていかなくては、
企業の存続が危ぶまれる状況であります。

国民目線の政治を!!!って、多くの政治家が主張していますが、
国民目線って一体どういうことなんだろうって、
いまいち私には解らないんですよね。

ここ最近の経済状況下で、
大手スーパーや量販店で値下げをかなりしています。
イチ消費者の目線で考えれば、家計の負担が減って、
それはありがたい事なのかもしれませんが、
じゃぁ、その値下げのしわ寄せって、どこに行ってるのかなって。

そんなに簡単に原価は変えられないし、
むしろ原価が上昇している最中にもかかわらず、
消費者に渡る価格は下がっていく。

もちろん、小売業や卸売業も薄利多売で負担を強いられているのだと思いますが、
最終的に私たちのような製造業まで値下げの煽りがのしかかってくると、
製造業(メーカー)は逃げ場がないんですよね。

大手企業ならともかく、中小企業や農家、酪農家などにとっては、
非常に大変なことだと思います。

まぁ、その分私たちのような商売をしている立場では、
大手の繰り広げる価格競争に巻き込まれないのが、
身を守る一番の方法だとは思うのですが。

先日、とあるスーパーの値下げの状況について特集されていたので見ていたのですが、
本当にばかばかしいほど安い値段の商品が、タイムセールで飛び出してくるんです。

そしてその商品に群がるお客さんたちはと言うと、
商品が潰れても、袋が破けても、
とにかく安いものを手に入れたいって一心で、
商品が頭上を飛び交うのもお構いなく、奪い合いをしているんです。

なんか、その様子をテレビで見ていて、
その商品を作った人たちがかわいそうでなりませんでした。

安いものを手に入れるのは悪いことではないけれど、
商品は必ず誰かの手を経て作られているということを忘れて欲しくない、
どんなものであっても、商品に愛情を持って欲しいと思いましたね。

で、そのスーパーの店長さんは、インタビューにこう応えていました。

『なぜ、こんなにも安い価格で売れるのですか?』
『消費者の皆さんは、値切れた時って嬉しいですよね。
 私も、その値切る喜びを味わっているんです。』

要するに、仕入の段階で値切っているんですよね。
なんか、切なくなりました。

商品って、必要以上に高いのはおかしいけれど、
その商品に適切な価格ってのが、みんなあるんです。
消費者の立場としても、やはりそれはその商品を手に入れる対価として、
当たり前に支払うべきものなんです。
ただ安ければいいってもんじゃない気が本当にします。


で、本当に書きたかったことはまた別にあったのですが…。
話がずれちゃいました^^;

えっと、租税特別措置法ってのがあるのはご存知だと思うんですが、
酒類業界ではその租特法第87条により、
中小メーカーの酒税が一部軽減されているんです。

うちの規模でいくと、租特法の恩恵を最大限に受けているわけなんです。

現在、酒類業界も含めて租特措置の項目は約300あるらしく、
その減税額は年間で5兆1千億円にもなるんですって。
そんなにもの額になっているなんて知らなかったので、かなり驚きました!!!

何年か前にも、酒類の租特措置の期限が迫ってきて、
延長できるかどうかでドギマギした時期がありましたが、
それだけの減税額とは言え、やっぱり中小企業は国に助けられなければ、
独り立ちしていきにくい状況はあるのです。

だからどうって言うわけではないんですが、
仮に高速道路が無料化になったり、
色んな税金が様々な使われ方をして、
消費者目線として考えれば恩恵を受けられそうなことが多々あります。

でもその背景で、租特措置の廃止なんて事態になって
税源を確保しようなんてことに…。
(だって、5兆円も確保できるんですよ、租特廃止によって。)
まぁ、そんな事態は起こらないと思いますが、万が一そんなことになったら、
生きていけなくなる中小企業が多発するんじゃないでしょうか。

まぁ、国としても子どもを育てやすい環境だったり、
経済対策だったり、考えなくちゃならないことは山積みで、
中小企業のことばかり考えているわけにはいかないってのも、よくわかるんですけれど。

消費者には見えにくいところで、税源確保して、
消費者に解りやすいところで消費者に還元するって図式にならないことを、
願ってやまないわけです。

私はイチ消費者でもあるけれど、
日本と言う国で商売をしている中小企業の一員なんです。

最近では、その商品の後ろにある企業や生産者の皆さんの気持ちを
しっかりと考えてお金を使っていきたいと心から感じます。



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