初しぼり!
2009.11.19 10:08|naoko@kisoji|
今週月曜日の16日、我が蔵でのH21BY初しぼりが行われました!!!
1本目の醪は10月下旬の仕込です。
ちょうどその頃はまだ暖かく、仕込温度も下がらず、
醪の品温もうまくコントロールできず、暴れ気味のお酒に。
なので、上槽までの日数も18日と、普通酒にしても少々短め。
正直なところ…う~ん…いい出来とは言えないかな…。
普通酒だからって、手を抜いているわけではないけれど、
やっぱり気候的な問題や、様々な作業に於いて手慣らし的な要素があったり、
1本目の醪ってのは、うまく行かないこともあるのですね。
と言うわけで、1年目に味わったような初しぼりの感動は
残念ながら受けなかったのですが、
以前にも書いたとおり、H21BYの1本目の醪にはたくさん勉強させてもらいました。
だからこそ、これからしぼるその他のお酒に生きてくるのですよね!!!
さてさて、そうこう言っているうちに、
2本目も3本目も槽にのりました。
仕込んでしまえば、あれよあれよと言う間に上槽に。
ようやく外気も冬らしくなってきて、
蔵の温度も適温になりつつあります。
今週から純米酒の製麹が始まっており、
来週からは明日からはいよいよ純米酒の仕込が始まります。
グググっと気温が下がってくれることを期待したいですね♪
さて、話は変わりますが、嬉しいことがありました。
2年前より【鷺娘】と言うお酒を委託されて造っているのですが、
その鷺娘の酒米の生産者の方々が、昨日玄米を持って来てくださいました。
この鷺娘、今季で3年目の造りになるのですが、
『この2年間の鷺娘の品質はいかがでしたか?』と言う私の質問に対し、
『1年目のは甘さがあって、それも美味しかったのですが、
2年目の方が後味がすっきりとして、とても飲みやすくなりましたね!!!』と。
私の中では、昨年より麹を造り始め、
【後味のすっきりさ】を出すことを目標にしていたので、
しっかりとそれが適ってきていたんだなと改めて感じたのです。
ただ、『2年目の方が一般受けしやすくなりました。』
と言われたのには、少々複雑な思いが…。
【後味はすっきりさせたい】けれど、【無難】なお酒にはしたくない。
これまでの湯川酒造のお酒ってのは、
味わい深く、どっしりと腰を据えたような感じを受けるお酒だったのですが、
悪く言えば、後味がもたつく感じがあったんです。
でも、味わいの深さやお酒の柔らかさは残したい。
でもでも、後味はすっきりとさせて、次の一杯に手を伸ばしていただきたい。
だけれども、呑んだ時の骨太な旨味は個性として大切にしたい。
言葉で言い表すのも難しいのですが、
それを酒造りでしっかりと表現していくのはもっと難しいものです。
ただ、自分が『こうしたいっ!!!』って思って取り組んだことが、
お酒にもしっかり反映しており、
お客様にも感じ取っていただけていることがとても嬉しいのです。
今年は、今のところとてもリラックスして酒造りに取り組めています。
朝の蒸しに変えて、時間的な余裕ができてきたこともあるのでしょう。
◇◇◇酒造りが始まるとナゼか携帯を機種変したくなります◇◇◇
◇◇◇(((((人気blogランキング)))))参加中です!!!◇◇◇
1本目の醪は10月下旬の仕込です。
ちょうどその頃はまだ暖かく、仕込温度も下がらず、
醪の品温もうまくコントロールできず、暴れ気味のお酒に。
なので、上槽までの日数も18日と、普通酒にしても少々短め。
正直なところ…う~ん…いい出来とは言えないかな…。
普通酒だからって、手を抜いているわけではないけれど、
やっぱり気候的な問題や、様々な作業に於いて手慣らし的な要素があったり、
1本目の醪ってのは、うまく行かないこともあるのですね。
と言うわけで、1年目に味わったような初しぼりの感動は
残念ながら受けなかったのですが、
以前にも書いたとおり、H21BYの1本目の醪にはたくさん勉強させてもらいました。
だからこそ、これからしぼるその他のお酒に生きてくるのですよね!!!
さてさて、そうこう言っているうちに、
2本目も3本目も槽にのりました。
仕込んでしまえば、あれよあれよと言う間に上槽に。
ようやく外気も冬らしくなってきて、
蔵の温度も適温になりつつあります。
今週から純米酒の製麹が始まっており、
来週からは明日からはいよいよ純米酒の仕込が始まります。
グググっと気温が下がってくれることを期待したいですね♪
さて、話は変わりますが、嬉しいことがありました。
2年前より【鷺娘】と言うお酒を委託されて造っているのですが、
その鷺娘の酒米の生産者の方々が、昨日玄米を持って来てくださいました。
この鷺娘、今季で3年目の造りになるのですが、
『この2年間の鷺娘の品質はいかがでしたか?』と言う私の質問に対し、
『1年目のは甘さがあって、それも美味しかったのですが、
2年目の方が後味がすっきりとして、とても飲みやすくなりましたね!!!』と。
私の中では、昨年より麹を造り始め、
【後味のすっきりさ】を出すことを目標にしていたので、
しっかりとそれが適ってきていたんだなと改めて感じたのです。
ただ、『2年目の方が一般受けしやすくなりました。』
と言われたのには、少々複雑な思いが…。
【後味はすっきりさせたい】けれど、【無難】なお酒にはしたくない。
これまでの湯川酒造のお酒ってのは、
味わい深く、どっしりと腰を据えたような感じを受けるお酒だったのですが、
悪く言えば、後味がもたつく感じがあったんです。
でも、味わいの深さやお酒の柔らかさは残したい。
でもでも、後味はすっきりとさせて、次の一杯に手を伸ばしていただきたい。
だけれども、呑んだ時の骨太な旨味は個性として大切にしたい。
言葉で言い表すのも難しいのですが、
それを酒造りでしっかりと表現していくのはもっと難しいものです。
ただ、自分が『こうしたいっ!!!』って思って取り組んだことが、
お酒にもしっかり反映しており、
お客様にも感じ取っていただけていることがとても嬉しいのです。
今年は、今のところとてもリラックスして酒造りに取り組めています。
朝の蒸しに変えて、時間的な余裕ができてきたこともあるのでしょう。
◇◇◇酒造りが始まるとナゼか携帯を機種変したくなります◇◇◇
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