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尚子

Author:尚子

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徐々に準備!

2011.10.28 20:16|naoko@kisoji
酒蔵では、酒母も麹も順調に育っています!

いよいよ来週からは醪の仕込みが始まります。

…となると…上槽の準備を急ピッチで行わなくては!!



これがまた、かなりの重労働なんです。
ばらばらになっている板に、圧搾用の袋を掛けて、
薮田式の本体に組み込んでいくんですが。

板は重いしデカいし。

午後からスタートして、
麹の面倒見つつ、二人でようやく26枚。

う~ん…先は長い…。
でも少しずつでも進めば、いつかは終わるのさ!!


と言うわけで、重労働の蔵仕事の後は、
事務所に戻ってデスクワークです。

今日は給与計算!!

まだまだ慣れない仕事のひとつですね。

でも、従業員さんたちがいてこその湯川酒造なので、
労務管理は落ち度のない様にしっかりやらなくてはですね。

そう、就業規則もなんとか11月度から改定スタート!
労働基準法にぎちぎちに縛られた、細かいもの作りすぎても…
と思いつつも、ここんとこしっかりやっておけば、
後々楽だし、従業員さんたちにも説明しやすい。

たぶん、社労士の先生に作って頂いた就業規則と、
一年間の変形労働制の休日カレンダー、
「そこまでやらんでも!」
って言われる程度のものかもしれないけれど、
ウチの会社の実態に即したものになっているのは間違いなく。

通いの蔵人の変則的な労働についても、
醸造計画に基づいて、1年間の変形労働制をしきました。

上手くいけば、なかなかのものかも。
上手くいかなければ、来年度修正です。


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社長就任祝い!

2011.10.21 22:50|naoko@kisoji
昨夜、と~~~~~ってもお世話になっている、
松本のジュレ・ブランシュの霜田さんに、
私の社長就任祝いパーティを開いていただきました!!!

霜田さんとの出会いは、2006年4月、東京ビッグサイトにて。
たまたま出店していた飲食関連の展示会のブースが初めての出会いでした。

その後、松本のお店に出向かせていただいてから、
本当に本当にお世話になっており、
今、松本で湯川尚子と私の醸すお酒を知って頂けているのは、
霜田さんに出会えたからなのです。

昨夜はたくさんの皆様からエールを頂き、
笑顔を頂き、支えて頂いている安心感を頂きました。

私なんて、まだまだ何もできていないし、
自分の好きな酒造りをしているだけなのに、
そのお酒を飲んで好きになって下さり、
私も出会うことができて応援してくださり、
本当に本当にありがたく、嬉しさではちきれてしまいます。

しかも、皆様から素敵なプレゼントやお花をたくさん頂戴し、
感激もひとしお、溢れんばかりの感謝の気持ちでいっぱいです。



そして、昨夜お会いした皆様、
こんな私のことをいつも応援してくださる皆様との出会いは、
霜田さんなくしてはあり得ないことだったのです。

これほどまでに、人と人を繋ぎ合わせてくださる方には、
私はこれまでに霜田さん以外会った事がないと思います。

社長に就任してようやく3カ月が過ぎましたが、
社長業に慣れる間もなく、酒造りが始まりました。

お米を洗ったり、道具を洗ったり、
蔵の中ですっぴんで手ぬぐい巻いて仕事している時、
やっぱり私は酒造りがすきなんだなーって実感します。

いいお酒を醸し、いい会社を創り、
そしてまた皆様とおいしいお酒を酌み交わすことができることが、
私の一番の恩返しであると思っています。

本当に、幸せな一晩でした。
最上級にありがとうございます!!!


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記念すべき初洗い!

2011.10.18 22:42|naoko@kisoji
何だかんだ、準備が遅れながらも、
本日記念すべき初洗いを迎えました!!



こうして150?程度のお米を一度に洗米浸漬するのですが、
櫂棒などの道具でかき混ぜて洗米してしまうと
ぜっかくのお米が崩れてしまうので、
しっかり腕まくりをして手を使って丁寧に洗米をします。

今はまだ外気も暖かいし、井戸水も比較的水温が高いのですが、
これが真冬になると、外気は寒いし井戸水も冷たい。
一日に洗う米の量も多くなるから、当然洗米回数も増えます。

腕まくりをして肩の近くまで水に漬けて洗米するのは、
恐ろしく腕が凍るのです。
今から想像するだけでも寒そうだな~!!




さてさて今年は、社長として初めての酒造り。

正直、酒造りと社長業を両立するのは難しいし、
しない方がよいであろうことも理解しています。

でもでも、時間って作れば何とかなっていくんだよな。
「任せる」ってことを上手にできるようになれば、
何とかなっていくんだよな。


ところで、今季は酒造りの体制を大きく変えます。
社長としての初酒造りの年なんだから、
周りの環境は変えずにいた方が安心して安定した
酒造りができるのでしょうけれど、
今季どうしても体制を変えたかったのは、
22BY終了時からの考えで。

一年先送りにすることも考えましたが、
やはり何事も思い立った時に実行!!が大切ですよね。
タイミングとスピードをバランスよくコントロールして。

結果的に、23BYが慣れない体制でスタートしなくてはならず、
慣れない体制だからこそ私自身が動くべきで、
結果として自分の首を絞めるほどに忙しいんだけど、
でもでもやっぱりそれであってこそ、私なりの酒造りなんです。

無理は禁物だけれど、私はやっぱり酒造りの現場にいたい!
そう、本日の初洗いを迎えて切に感じたのでした。





話は変わり…。
湯川酒造的おかしな構図が酒造りの現場では成り立ちます。

酒蔵の仕事はかなりの力仕事が多いんですが、
例えば今日なんかは9,000Lのおっきなタンクを
フォークリフトを使って移動したんです。

力自慢の男性蔵人さんがフォークリフトを運転して、
私が30?超のコンクリートブロックでできた靴石を
タンクの移動に応じて一生懸命移動する役割だったり。

私だって普通にフォークリフト動かせるんだから、
むしろ私が運転で
男性蔵人さんが靴石を動かす役でもいいはずなのに。

なぜかね、湯川酒造の酒造り現場では、
こういう逆転現象が起きてるんですよね。

お陰様で、明日は全身筋肉痛だろうなー。

そんなこんなで、初洗いの日にも関わらず、
おっきなタンクの移動なんて今更やっていたりして、
全然段取り八部じゃないスタートを切っているんですが、
でも何とかスタートができただけでも万々歳!





今季はどんな酒造りが待ち受けているか、
ウキウキですね。

醪本数にして55本。
半仕舞いで頑張りますが、
それでも甑倒しの予定は3月31日。

例年より10本程度醪本数は多いし、
甑倒しも半月程度延びることになります。

例年になく集中力をいかに継続するかが問われますね。

23BYは
独身最後の酒造りであり、
彼と一緒にお酒を醸す、初めての酒造りであり、
社長としても初めての酒造り。

色んな意味で、23BYは忘れ得ぬ年になりそうです。

2011年も残すところ2か月半!!!よしよし。




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素敵な一日

2011.10.09 21:54|naoko@kisoji
今日は、世の中連休中日。
超いいお天気の中、開田高原へドライブに行ってきました!

そう、誰とかと言えば、お母さんと。
いや、自分のではなく、彼のお母さんと。

初めての二人きりの時間で、
実はちょっとドキドキしつつも、とっても楽しい時間。

『ウチの息子はね、』なんて始まりの話、
い~っぱい聞かせて頂いちゃいました♪

お母さんとはちっとも似てないな~って思ってたけれど、
彼の意志の強さや柔軟性は、お母さん譲りなんだな、きっと。
なんて思ったりして。

お昼は開田高原にドライブに行くたびに、
場所が分かりにくいにも関わらずいつも混んでいて、
ずっと気になっていたお蕎麦屋さんへ。

信州は奈川地方でで食べられているとうじ蕎麦。
実はちゃんと食べたの初めてだったりして。
郷土料理の発祥としては木曽ではないけれど、
寒くなってきたこの季節には身体が暖まって最高!

シイタケのお出汁がきいた、鉄鍋で暖めたおつゆに、
小さなとうじ籠と呼ばれる道具にお蕎麦を入れて投入。

すぐにお蕎麦が暖まるので、
アツアツのおつゆと一緒に頂くのです!


(お母さんの手前慌てて写真撮ったらうまくピントが…)


お蕎麦は文句なく美味しく頂戴しました♪

そんなこんなで、
ふとしたきっかけからお母さんと二人ドライブに。
木曽のお土産をお友達に買って帰って下さったり、
今日一日を堪能していただけたようで、嬉しかったな!

こうやって、本人たち同士だけではなく、
自分たちを生んでくれた親たちとも深めていくのですね。

これから先もまた二人でドライブする機会もあると思うけど、
今日の一日は自分が生涯ともに暮らす相手のルーツを見た、
初めての機会だったのだと思うと、記憶に残る一日ですね。

って、帰ってきてふと、
自分のお母さんとは二人で最近ドライブしてないな~って。
忙しがっているこの頃だけれど、
うまく時間を作れればいいなって、そう思うのでした。


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御嶽山は、その稜線までくっきりと!爽やかな秋晴れ!
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日々の過ごし方

2011.10.08 14:44|naoko@kisoji
昨日は長野県の北の端、小谷村へ行ってきました。
今年も酒造期に入る前の恒例の小谷杜氏講習会に。

私が蔵で仕事をし始めた17BYには、
確か純血の小谷杜氏って13人はいたような。
それ以外にも、蔵人で5~6人はいたような。

しかし23BYになってみると、寂しいかな、
純血の小谷杜氏って4人だけになっちゃったんですね…。

ここ2~3年で北安曇の酒蔵で立て続けに世代交代があり、
しっかりと技術が若手に受け継がれているとは言え、
一気にベテラン杜氏が減っちゃったってわけです。

ウチの蔵にも様々事情がある様に、
どの蔵にも事情があるのは解るのだけれど、
季節雇用で働いている杜氏さんたちって、
一年一年が勝負なんですよね。

経営者が見切りをつけてしまえば、来年度はないわけで、
やっぱり『この杜氏じゃなければウチの酒はできない!』
ってくらいの、技術や人となりがなくちゃならないんですね。

すっごいプレッシャーだと思いますよね。

私なんかは、自分の蔵ですから、
たとえ今年不本意な造りに終わっても、
また来年頑張ればいいじゃん!って思いがちだけど、
(でもすっごく悔しい想いを味わうんですけど。)
そうは言ってもそんな考えじゃ甘いってことですね。

もちろん私も毎年本気だけれど、
プレッシャーって意味では全然掛かってないのかも。

昨日お会いした杜氏さんたちも、
もちろん一年一年を生きているわけで、
『毎年真剣勝負』って言う杜氏の言葉はやはり重かったな。

7月に父が62歳で他界し、私の祖父は60歳で他界しています。
女性は比較的長生きではあるけれど、
ここ2代、湯川家の当主は短命でした。

父が60歳を越えた時に
『親父の歳を越えちゃったな。』って言っていました。
なんて後ろ向きな発言なんだって、その時は思ったけれど、
すっごくすっごく大きな節目だったんでしょう。

男性と女性とは違えども、
父が他界して以来、自分の寿命は60歳と思うことにしています。

難しい事ではあるけれど、毎日を一生懸命に、
毎日を生きている感謝とともに、
60歳までに自分の人生を完結できるように、
後悔なんてしないように、生きていきたいと思うのです。

それ以上生きられるのであれば、
余生を有意義に過ごせばいいんです。
もっとやりたいことが見つかっているかもしれないし、
第二の人生って思えばいいんです。


昨夜、
『尚ちゃん、攻撃的に行け!伝統は守ってはダメだ!!』
そうベテラン杜氏の方に言われました。

『Stay hungry, Stay foolish.』
この言葉と重なるものを感じました。

何はともあれ、後悔をしない毎日を送ることっ!!
それが今私のすべきことだと、切に感じます。


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今年で3年目!

2011.10.04 08:31|naoko@kisoji
イベント情報です。

2011年11月3日(祝)
松本市民祭の日に合わせての
城下町酒楽まつり
今年は蔵の数も18蔵に、店舗の3店舗に増えて
パワーアップです!!!

ぜひ皆さまお誘いあわせの上、ご参加くださいね~!

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この頃には酒造り真っ只中~
23BYの新酒にもご期待くださいっ!


日本酒の日!

2011.10.01 15:04|naoko@kisoji
今年も日本酒の日がやってきました~!
とは言え、今年は何もできず…。

父の葬儀やら代表交代やらで、
イベントや色んな告知、PR活動がイマイチできなかったこの夏。

なんとなくやり残した感が残る夏ではありましたが、
ここから一気に酒造りモードに突入としますっ!!

醸造計画も原料米の発注に必要な大枠まで立てて、
そこから詳細落とし込みしなくちゃならないのも、
そのままになっちゃっていましたし、
今日は一日酒造りのこと考えっぱなしで、ワクワクしています。

本当は、夏場の間にたくさんお勉強して、
酒造りに思いを馳せて、
じっくり計画を立てていかなくてはいけないのに、
会社のこととかやらなくちゃならないって思うと、
その辺も少なからず成長因子から外れてしまっているのかも。

今後結婚して、彼がウチの蔵で仕事をするようになると、
当然酒造りの主体は彼に移っていきます。

私も酒造りに関してはまだまだやりたいこといっぱいあるし、
このまま酒造りの現場から離れるなんて考えられない。

どんな形であれ酒造りは続けていくのだけれど、
でもでもこの23BYの酒造りは私にとって、
ある意味ひと段落させなくてはいけない勝負の年!

24BY以降は彼と一緒に酒造りしていくわけですから、
それはまた二人の酒造りとして新たにスタートするんです。

23BYうまく完結させられるかわからないけれど、
不完全燃焼にだけはしたくないなー。

皆さんには女性杜氏!って言って注目して頂いていますが、
女性杜氏としての木曽路/十五代九郎右衛門は今年で最後ですから!
お客様にも自分にも、記憶に残る酒造りをしたいものです。

(あ、正確には杜氏見習いですけどね…^^;)


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最近更新頻度減っちゃっていました…。