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吟醸造り!

2011.12.26 02:49|naoko@kisoji
少し早いスタートですが、
酒蔵では吟醸造りが始まっています。

今夜は酒母用の麹が引き込まれており、
いつもに増してこまめに様子を見に行きます。

前杜氏から麹屋を引き継いで
今季で4年目になります。

ようやく自分流の麹造りが確立されてきて、
少しは安定した麹を造れるようになってきました。

今季のテーマは種子の選定です。
どの米にはどの種麹が適してるとか、
目指す麹によって使い分けるとか、
ベースの麹造りが安定してきたことによって、
作り分けや比較ができそうです。

ずーっと気になっていて、随分と改善されてきた
うちのお酒によくある木香。
様々な原因を考え作業を改善することで
だいぶ減らすことができたのですが、
すごーく微量ながらもまだあるのは事実。

麹造りを改善することで木香が減らせた経緯もありますが、
もしかしたら種麹を選び直すことで
影響がある可能性が出てきました。

毎日発見!
些細な事から大きな成果が掴める場合もありますね。

ちなみに、うちの蔵は半仕舞いで55本の
仕込みを今季は計画しています。
仕込みのサイズアップに限界があるので致し方なく、
10月から4月まで目一杯なんです。
スケジュール的にもかなりハードで、
もう少し余裕が欲しいくらいなのですが、
逆に一季のうちにたくさんの仕込みを経験できるのは、
本当に有難い環境です。
経験値は必然的に上がりますね!

むらづくりミーティング

2011.12.08 19:26|naoko@kisoji
12月4日に、木祖村でむらづくりミーティングたる講演会がありました。
どうやら6回目らしい、このむらづくりミーティングですが、
私が参加するのは今回が初めてのこと。

かつては3町8村あった木曽郡も、
2005年に1村が越県合併をし、
もう1村が塩尻市と合併したので3町6村に。

そして、同じ2005年に1町3村が合併して木曽町が作られたので、
現在では3町3村の自治体が木曽郡にはあります。

2005年の時点で、住民アンケート等をした結果、
我が木祖村は独立の道を選択したのです。

ちなみに、【木曽郡】の中に
【木曽町】と【木祖村(きそむら)】があるって、
とても珍しいようですね。

木曽川源流の地ということもあり、
上流には中京圏の水がめであるダムもあり、
そんなこんなで、今現在ではそれほど財政状況の悪い村ではありません。

また、長野県は谷間が多いこともあって、
全国的にも合併があまり進んでいない県でもあるそうですね。
ちなみに、【村】の数が日本で一番多い県だとか…。

私はここ木祖村で商売をしている家に生まれ、
結果的にその商売を継いでいます。

となれば、一生この地を生活の拠点として過ごしていくことに、
ほぼ間違いはないと思われます。

子どもの頃は、ここの地が嫌いで(理由なんてなかったと思います。)
どこでもいいからどこか遠くへ行きたかったんですね。
高校生から一人暮らしをさせてもらって、
県外の私立高校へ通っていました。

今思えば、よく親が許してくれたなって、思いますが、
高校受験を控えた頃に父から
『ここで家業を継いで商売する気持ちが少しでもあるなら、
地元の高校へ行きなさい。』
と言われたのを今でも忘れません。

その当時は、それがどういうことを意味しているのか、
ちっとも理解していなかったし、
心の奥底では家業を継ぎたいと思っていたくせに、
地元は一刻も早く抜け出したいって感じていたから、
その意味を理解しようなって、ちっとも思わなかった気がします。

間もなく32歳の人生、どんな選択をしていても、
今の自分は自分が生きてきた積み重ねであると思うので、
地元の高校へ行かなかったことに後悔はありません。

ただ、人脈づくりって言う面では、
確かに地元の高校を出ていた方がよかったかなとは思います。

今回の講演の内容もしっかりとお聞きしてはいましたが、
その内容と言うよりも、自分にとっての地元木祖村について
改めて自分で考える機会になったので、行ってよかったかな。

震災で地元を失くしたり、
地元があっても帰れなかったり、

本当に神様は不公平だって思います。
神様に怒りをぶつけても仕方ないのだとは思うけれど、
私は私なりに、今の生活にしっかりと感謝をしながら、
一日一日をここ木祖村で大切に過ごしたいって思いますね。


ちなみに、講演から感じたことはその日のうちにFBに書きました。
↓↓↓転記↓↓↓

【自立の精神を持って、独立の道を歩む村】

まずはそこに住む住民が自分の村に誇りを持つこと!
若者が都会に出て経験を積んで、ぜひ戻ってきたいと
思わせるような村になること!!

将来親の跡を継いで酒造りの商売をするんだろうとは、
心の片隅にず~っとあったのだけれど、
それとは別に、自分が村民として
村に残る側になるとは思ってもいなかった。

とっとと村を出た方だから。

子供の頃は1秒でも早く田舎から抜け出したいと思ったけれど、
今はここで骨をうずめる覚悟ができています。

飲みに行く場所が近くにない…なんて、
ぶぅぶぅ文句を言いつつも、そんなことはちっぽけなことで、
自然と共存できる村にしかない魅力は計り知れないものだと思います。
ここで生き、ここで子供を育み、ここの地に眠る。

そんな誇りを持てる村にするのは、私たち世代なのでしょう。
今は何もできていないけれど、何かはできるはず。

素敵な村です、木祖村。


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木祖村の人口って、たったの3,100人です。
ラッシュ時ほど詰め込めば、
山手線一編成に全員乗れちゃうらしいです^^;

忙しさに感けて…

2011.12.04 17:43|naoko@kisoji
新酒のご案内もままならぬまま、
もうすでに12月ですね!

師走の寒空の下、皆様いかがお過ごしでしょうか。

酒蔵では、ぷくぷくと醪ちゃんたちが順調に育っております。
今季のお米は、今のところ去年とは真反対の性質の様で、
秋口は気温が高かったせいもありましたが、
お米がしっかりと溶けて、酸度は高い目の、
しっかり味のお酒が仕上げってきております。

初盤の普通酒や本醸造が、
驚くほどの快速で上槽までたどり着いてしまい、
ちょっとばかり焦ったりもしましたが、
次の上槽を控える純米酒たちは、
今季のお米の状態もつかめてきたこともあり、
予定通りに上槽できそうな予感です。

何はともあれ、1本1本が個性をもって仕上がっていきます。

どんな酒質になってほしい!って、
当然もくろみながら酒造りはしていますが、
そうは言っても、最終的には彼ら醪の個性なのかな。

気候が○○だから××だ。
米が溶けすぎるから○○だ。

って思うんじゃなくて、
気候が○○だから、△△な方向性に持っていこう。
米が溶けすぎるのであれば着地点をこうしよう。

なんて、上手に考えられる余裕が今年の酒造りには生じています。

温度計も、0.2-3℃の違いまでシビアに受け止めていたのを、
昨季の終盤からは0.5℃単位くらいで大雑把に見るようになりました。

そうすることで、麹や醪と直接的に対話できる気がします。
表情を見て、香りを感じて、舌で触れて…。

昨季の終盤から、ひとまず麹の温度計をアナログに戻しました。
気持ち的にやきもきしなくなり、
おおらかに麹と対話できている気がします。

醪の温度計も、昨日調子が悪くなったので、
これを機にアナログにしようかとも思ったけれど、
醪の温度計に関してはデジタルの便利さには負けてしまうかも。

いずれにしても、いい酒造りをするためには、
接する時の心持をいかに豊かにするかなのかなーなんて。

酒造りも7年目になり、
今季はかなりの範囲で私が主体性を持って取り組んでいます。
少しは成長したかもなーなんて。

1カ月半の酒造りが過ぎて、そんな自己評価したりしています。


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酒蔵の香りが心地よいですね♪