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商品について考える

2012.01.30 17:53|naoko@kisoji
当社の商品ラインナップは、
同規模の酒造と比べても格段に多いのが現状です。

突然の書き出しですが、
私が湯川酒造に入社して以来ずっとの課題が、
商品ラインナップの見直しです。

この6年間で、無駄と思われる商品群について、
終売にしてきたものも多々ありますが、
でもまだまだ商品数が多すぎるのです。

ひとつひとつの商品にお客様がついてくださっており、
当社の中でのレアアイテムでも、
とあるお得意先で使い続けてくださっていたり、
なかなか終売へと踏み切れないものもあるのですが、
その反面動きが少ないと品質管理が行き届かなくなってしまったり
お客様へ最良の状態でお届けできない可能性も出てしまいます。

たくさんありすぎる商品を改めて見て、
果たしてこの商品たちが独立して商品棚に入った時に、
どの程度の商品力を持ち合わせているか、
不安に思ってしまいます。

もちろん、商品の中身のお酒には自信がありますが、
例えばスーパーやコンビニ、道の駅などに並んだ時、
非対人販売に於いて手に取って頂ける魅力があるのか。

主力銘柄の木曽路と専門店銘柄の十五代九郎右衛門とでも、
当然商品のターゲットが違ってきますから、
ラベルの見せ方や裏張りの書き方など、
180°違った考えで構成しなくてはなりません。

これまでの当社の商品は、
スーパーの商品棚にも並べば、業務用で冷蔵庫にも入り、
この商品を一体どこで売って頂きたいか、
ターゲッティングがぼやけてしまっているのです。

既存の商品のコンセプトを変えるのはなかなか難しいですが、
商品ラインナップのスリム化からターゲッティングまで、
私はこの商品をどんな方に売って頂きたいのか、
どの商品が本当に必要な商品なのか、
しっかりと考えた商品つくりをし直したいと思っています。

言うばっかりでなかなか手が付けられず、
どうしたもんかと途方に暮れる部分もありますが、
自慢のお酒がよりよい情報をまとって、
魅力ある商品となってお客様に美味しく飲んでいただく。

それを実践するためにどうすべきか考えながら、
進めていきたいと思います。

いいお酒を造るばかりではなく、
それをどう売っていくか。

いいお酒を造ることは当たり前ですから、
きちんと商売ができるようにしなくては!!

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新年です!

2012.01.05 18:31|naoko@kisoji
あっという間に2012年になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!!

本年は喪中と言うこともあり、
大々的に新年のご挨拶を申し上げられませんが、
昨年に引き続き、また激動の一年になる予感。

経営者1年生。
奥様1年生。
酒造りも毎年1年生。

日々謙虚に、でもダイナミックに、
有意義な生活を送りたいと思います。

何卒よろしくお願い申し上げます。


さて、酒蔵では新年も早速吟醸の酒造り本格化です。
酒造期の中で最も緊張感の高い期間に突入しました。

コンテスト用の吟醸酒の造りは、
私にはまだまだ難しい事ばかりではありますが、
この吟醸造りをしっかり行うことで、
日々のお酒造りに対しての礎となります。

細かな作業や、冷たい作業、
眠れない作業等、目が離せない日々となりますが、
想い入れがいつもにも増して強い23BYの酒造りですから、
これほどまでに楽しみなことはないものです。

今日は早速麹室に吟醸酒用の蒸米を引き込みました。
今季は2本の吟醸酒を仕込みますから、
添麹、仲麹、留麹の製麹をそれぞれ2回ずつ。
今日から6日連続の吟醸麹の引き込みです。

身体が持つかな~^^;なんて、
ちょっとだけ心配ですが、
そこは気合で何とかなるんでしょう。

ちなみに、今季の吟醸酒は設計から醪管理まで、
すべてを任せてもらうことになりました。
私なりの吟醸酒。
醸しまくりたいと思います!!



吟醸酒用の洗米は、お米の温度とお水の温度を合わせるので、
と~っても手が冷たい作業です。
ここの所気温が低く、お米の温度も4℃程度まで下がってしまいます。
と言うことは、洗米用水も4℃です。
冷たいを通り越して、手が凍りつきそうです…。



洗米浸漬も毎年マイナーチェンジしながら進歩しています!


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年末年始は真冬日が続きます。
吟醸造りにもちょっと寒すぎるかな~