甑倒しを無事迎えて
2012.03.31 15:20|naoko@kisoji|
23BYのお酒造りも、
3月30日にようやく甑倒しを迎えることができました。
当社の規模は製造石数で800石(140KL)程度、
出荷石数で1,000石(180KL)程度です。
もともと、白米2tとか3tの中規模の仕込設備がないため、
当社では最大で1.5tの仕込となります。
過去には1,800石(320KL)ほど製造していた時期もありましたが、
当初は普通酒や本醸造を山ほど造って、
吟醸酒や純米酒を少しだけ造るような体制でしたので、
1.5tの仕込みをフル回転させて何とか回せていたのでしょう。
現在は、少量多品種となってきており、
原料処理により手を加えてあげたいと思うと、
600㎏の小仕込がやたらと増えてしまい、
製造量は減ってきているのに、
仕込本数は減らないと言う状況に陥っています。
小仕込は一本一本の仕込にしっかりと手を掛けてあげられる反面、
全体で50本の仕込みを行う当社のスケジュールは、
10月下旬から4月下旬の醸造期の中ではカツカツになります。
それを5人で回すのですから、
最盛期などは、声も出ないくらい忙しくなってしまいます。
ふと立ち止まって、「はてどうしたものか。」と、
想いを馳せる時間を作りながら
豊かな気持ちでお酒造りをできるのが理想ですが、
当社ではそんな時間を作るのもままならず。
来季の体制はまた上手に考えなくちゃな~と思いつつ、
会社の存続を考えると、製造石数は減りたくないし、
今の会社の体力では人員補強はなかなか難しいのもあり。
どこの会社でもそうだと思いますが、
人件費のウェイトって本当に大きいものですね。
従業員あっての会社ですから、
必要経費であることには間違いないのですが、
会社の財政を圧迫することも否めないのです。
まずは、従業員が豊かに生活でき、
気持ちよく仕事をしてもらえる会社にしていきたいものですが、
新米社長は、蔵人ふたりのお給料の過払いを発見してしまいました。
先月は、時間外手当をいれてもやけに多いな~と思いつつ、
しっかり確認せずに支払ってしまったのがいけませんでした。
今月のお給料で清算させてもらったものの、
一度手にしてしまったお給料から目減りさせられるのは、
気持ちのいいものではありませんね。
本当に申し訳なく思います。
そんなこんなで、話はあちこち飛んでしまいましたが、
今季のお酒造りは、仕込経過簿と毎月の試算表を交互に眺めつつ、
頭の中がコンガラガッテ何考えてるんだか解らなかったような…。
毎度のことではあるものの、駆け足で過ぎ去って行く醸造期、
本当にあっという間なのです。
そして、この時点でもうすでに課題が山の様に。
あーしておけば、こーしておけば…。
もう来季のこと頭の片隅によぎりながらも、
前回の記事の様に、休日に稼働日並みの仕事をすることも、
しばらくはなくなるかなってところです。
醪はまだまだ絶賛発酵中ですから、
分析の作業は休日でも入ってきますけれど、
その程度のことは、なんてことない仕事量ですね。
こんな終盤になって、
ようやく醪と静かに対話できる時間を作れるなーなんて、
「いまさら遅いわいっ!!」ってつっこまれそうですね。
と言うか、今日の記事で書きたかったことは
全然違うことだったのに!

ちなみに今季最後の泡酵母。
泡が元気でこぼれそうなので、泡振り機登場です!

気持ちの余裕ができると、更新も増やせそうです!
3月30日にようやく甑倒しを迎えることができました。
当社の規模は製造石数で800石(140KL)程度、
出荷石数で1,000石(180KL)程度です。
もともと、白米2tとか3tの中規模の仕込設備がないため、
当社では最大で1.5tの仕込となります。
過去には1,800石(320KL)ほど製造していた時期もありましたが、
当初は普通酒や本醸造を山ほど造って、
吟醸酒や純米酒を少しだけ造るような体制でしたので、
1.5tの仕込みをフル回転させて何とか回せていたのでしょう。
現在は、少量多品種となってきており、
原料処理により手を加えてあげたいと思うと、
600㎏の小仕込がやたらと増えてしまい、
製造量は減ってきているのに、
仕込本数は減らないと言う状況に陥っています。
小仕込は一本一本の仕込にしっかりと手を掛けてあげられる反面、
全体で50本の仕込みを行う当社のスケジュールは、
10月下旬から4月下旬の醸造期の中ではカツカツになります。
それを5人で回すのですから、
最盛期などは、声も出ないくらい忙しくなってしまいます。
ふと立ち止まって、「はてどうしたものか。」と、
想いを馳せる時間を作りながら
豊かな気持ちでお酒造りをできるのが理想ですが、
当社ではそんな時間を作るのもままならず。
来季の体制はまた上手に考えなくちゃな~と思いつつ、
会社の存続を考えると、製造石数は減りたくないし、
今の会社の体力では人員補強はなかなか難しいのもあり。
どこの会社でもそうだと思いますが、
人件費のウェイトって本当に大きいものですね。
従業員あっての会社ですから、
必要経費であることには間違いないのですが、
会社の財政を圧迫することも否めないのです。
まずは、従業員が豊かに生活でき、
気持ちよく仕事をしてもらえる会社にしていきたいものですが、
新米社長は、蔵人ふたりのお給料の過払いを発見してしまいました。
先月は、時間外手当をいれてもやけに多いな~と思いつつ、
しっかり確認せずに支払ってしまったのがいけませんでした。
今月のお給料で清算させてもらったものの、
一度手にしてしまったお給料から目減りさせられるのは、
気持ちのいいものではありませんね。
本当に申し訳なく思います。
そんなこんなで、話はあちこち飛んでしまいましたが、
今季のお酒造りは、仕込経過簿と毎月の試算表を交互に眺めつつ、
頭の中がコンガラガッテ何考えてるんだか解らなかったような…。
毎度のことではあるものの、駆け足で過ぎ去って行く醸造期、
本当にあっという間なのです。
そして、この時点でもうすでに課題が山の様に。
あーしておけば、こーしておけば…。
もう来季のこと頭の片隅によぎりながらも、
前回の記事の様に、休日に稼働日並みの仕事をすることも、
しばらくはなくなるかなってところです。
醪はまだまだ絶賛発酵中ですから、
分析の作業は休日でも入ってきますけれど、
その程度のことは、なんてことない仕事量ですね。
こんな終盤になって、
ようやく醪と静かに対話できる時間を作れるなーなんて、
「いまさら遅いわいっ!!」ってつっこまれそうですね。
と言うか、今日の記事で書きたかったことは
全然違うことだったのに!

ちなみに今季最後の泡酵母。
泡が元気でこぼれそうなので、泡振り機登場です!

気持ちの余裕ができると、更新も増やせそうです!