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全国新酒鑑評会

2012.05.18 18:11|naoko@kisoji
全国新酒鑑評会で、「木曽路大吟醸」入賞いたしました!

今季は私にとってとても特別な酒造り。
そして、自分自身で醸した大吟醸が、入賞。

結果発表を見て、感激して心臓ばくばくで、
すっごく嬉しくて飛び跳ねて涙がこぼれました。

お酒造りを初めて7季目になった23BY。
吟醸つくりに対して、色んな感情があり、
前の杜氏の考えもありましたから、
出品自体に意味がないのでは…
と思っていた時期もありました。

しかし、
コンテストの土俵に立つことのできるお酒を造ることができ、
その技術に基づき
市販酒をどの様に構成していくかを考えることができ、
それらを融合して筋の通った個性の光るお酒を醸すことができ、
お客様に楽しんでいただけるようご提供できること。

それらができてこそ、お酒造りの本質なのだと思います。

まずは、コンテストでひとつ評価を頂けたこと。
一歩前進できたような気がします。

来季はきちんと前進できる様、
一歩一歩確実にお酒造りをしていきたいと思います。

本当に、ありがとうございました。


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地籍調査。

2012.05.12 00:56|naoko@kisoji
過去に父に連れられて地籍調査に行った事はありましたが、
自分名義の土地として地籍調査にひとりで行くのは初めてのこと。

役場の職員さんは
「イザコザあるところもたくさんありますからね~」と一言。

今回は湯川家の墓地周辺の杭打ちの立会でしたが、
祖父が境界に木を植えたりしてくれていたので、
それほど難しいこともなく、地籍調査は終了しました。

父が他界し、相続云々はとっても面倒だったけれど、
お陰で自分の家がどう存在しているのか、ようやく掴めたところ。

そこに来て、いいタイミングで地籍調査などあったものですから、
ますます家を守ることの大切さを痛感しました。

木曽の山の中の家ですから、
宅地や畑はそれほど持っておらず、
この山のどこにウチの土地が?って言うような山林がいくつか。

本当は各所へ出向いて確認しておかなくてはならないのでしょうけど、
山林ともなると、なかなか出向くのが難しいのが現実です。


とは言え、こうしたことがあると、
普段接点のないご近所の方とお話しする機会ができたりして、
「あなたが木曽路の社長かい!?話には聞くけど。。。」
みたいな感じで、顔が繋げていけるのは重要ですね。

決して村内での有名人ではないけれど、
酒蔵はもちろん1軒しかありませんし、
父は商工会長を務めたりして、顔が広かったですから、
「じゃぁ、その娘ってのはどんな奴だい?」
なんて興味を惹かれるのは間違いないですね。

噂ってのはどこでも早いものですから、
当然主人と結婚したことも皆さんご存知なわけです。

まだまだ慣れない社長業に時間を割かねばならず、
商工会だの村の行事だのに
積極的に参加する心の余裕がないのが実際です。

ですから、当然村内で関わる方も限られてしまいます。

地元で商売させてもらっている以上、
少なくとも「木曽路の社長」って顔を
皆さんに覚えて頂かなくてはならないなって感じます。

常に誰かに見られていると思うことで、
自分の所作に意識を向けられて、
人としての魅力UPにも繋げられれば最高です。


私がどういう人間か、
もっともっと地元の皆さんに知って頂けるよう

(株)湯川酒造店がどういう会社か、
もっともっと地元の皆さんに感じて頂けるよう

その為に私なり(株)湯川酒造店なりがやるべきことは何か
地籍調査に行ってそんなことを感じた一日なのでした。


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初めての固定資産税。間もなく納付です。

またもやお腹いっぱいの東京出張!

2012.05.09 22:10|naoko@kisoji



5月8日は長野県酒造組合の一大イベント、
長野の酒メッセin東京が高輪プリンスホテルで開催されました。

本年も、沢山のお客様にご来場いただき、
また十五代九郎右衛門のブースにもお越しいただき、
誠にありがとうございました。

23BYは色んなことがある中で過ごした酒造期。
自分自身では、どうしても失敗のできない酒造りだったのです。

私が主体性をもって九郎右衛門に取り組み始めて早7年。
お客様のお陰で少しずつですが認知していただけるようになりました。

これからは次のステップとして、
しっかりと販売していただけるパートナーを作り、
お客様のお手元にお届けすることを考えなくてはです。
ちゃんと「商売」をしなくてはなりません。

「草の根運動」もそれだけで終わっては全く意味がなく、
ようやく功を奏してきたところですから、ここから先が肝心ですね。


しかし振り返ってみると、
またまた課題をたくさん残すことにはなったのですが、
それでも、今季の九郎右衛門はなにやら進化した感じが!!!

以前の記事でも少し書きましたが、
杜氏ではなくても、酒造りに携わる人間が1人変わるだけで、
そこから醸し出されるお酒の味わいには小さな変化が現れます。

今季は、新しい蔵人が入ったこともありましたが、
強力な助っ人として1月末から主人が酒造りに関わり始めました。

今季に関しては、私に主体性を置いた酒造りではあったものの、
主人には釜屋を任せていましたし、
醪や麹を眺めながら、お酒造りの相談をしていましたから、
それらがお酒の味わいに少しずつの変化を与えたのは間違いないです。

それらが幸いにしていい方向に影響してくれたのか、
私自身がようやく自社のお酒造りを掴めてきたのか、
とにかく、比較的高い満足度で酒造期を終えられたのは、
メンタル的にとても心地のいいものですね。
(なんとなく初めて経験する心地です。)

とは言え、今の時代の清酒製造業って、
飛躍的に売り上げを伸ばすことの難しさはかなりのもの。
爆発的ヒット商品を創りだせるわけではないと思うけれど、
確実性を高めた商売構成を作り上げていくことは、
まだまだこれからやらねばならないことなのです。

いいお酒を醸すためにはまだまだ設備投資もしたいです。
でもお酒が売れなければ、設備に資金を回せません。
どんな業種でも当然のことですが、
負のサイクルを作り出してしまってはダメ。
会社の体力としてどこまでできるか、
画期的な代替策があるんじゃないか、
販売に関わることだけでなく、会社運営にも
アンテナの高さは要求されるのですね。

私はまだまだそのアンテナの感度が低いのです。
もっともっと世間を見て、自社の発展に役立てなくては!




と言うことで、最後に今日のプチ感動。
メッセ翌日、お得意先を訪問するに当たって、
お昼時に重なりそうだったので、先に食事をして時間調整を。
あまり知らない土地だったので、
目についたファミリーレストランに入りました。

ファミレスの接客とかって、悪いわけでもないけれど、
すごくいいわけでもない…と言った感覚で、
価格が安い=サービスが高くない
と、過去の経験上からもなんとなく決めつけていました。

しかし今日のファミレスは人となりがひと味違う感じ。

食事はそれほど期待せず…だったのですが、
おかずもご飯も熱々。味も濃すぎず普通に美味しい。
偶然遭遇した他のお客様のクレームへの対応も、実に迅速かつ丁寧。
メニューのアレルギー表示や原産地表示も実に細かく。

にも関わらず、日替わりランチ499円。
どこで儲けてるんだろう???

ファミレスって、ハード面は変わらないはずなので、
そのお店の人となりで売上って随分違うんだろうなーと。
もちろん立地条件等も関わってくると思いますが、
リピートする理由は、いかに心地よく食事ができるかだと思います。

はじめ、禁煙席に空きがなく喫煙席に通されましたが、
禁煙席が空いてからの移動の対応等、
特殊なことでもないけれど、なんとなくスルーされてしまうことが、
その人となりによって、数倍も丁寧な接客に感じます。

私たちもお客様と非常に近いところにいる商売です。
お客様が何に気を留め、何をスルーしているかなんて、
判りうることではありません。

人によって許せることでも、ほかの人では許せない事だったり。

第一印象ってとても大事だし、
第一印象ってずっと後まで記憶されることですから、
酒メッセとかでもたくさんのお客様とお話しするので、
なかなかおひとりずつとしっかりお話しできないのです。

混雑の中なのでご容赦願いたいと思いつつも、
何か失礼がなかったかなとか、
ちゃんとご挨拶できなかったなとか。
いつも気がかりであることに変わりないのです。


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随分長くなってしまいました…。

税務署の書類

2012.05.02 15:52|naoko@kisoji
酒蔵にとって、大きな大きな仕事は、
税務署への申告書類ですね。

酒造年度は7-6月で区切られるのですが、
なぜか4-3月で区切る書類もあったりするのです。

製成数量から課税移出数量から戻入数量から…
あらゆる数字を書いて提出しなくてはなりません。

毎年当たり前に行っている仕事なのですが、
毎年何かしら数字のマジックにぶち当たって、
何だかんだ頭を悩ませなくてはなりません。

おまけに、当社では蔵内の管理ソフトを22BYから導入しており、
ようやく2年近くの情報が蓄積してきたところ。
今季4-3月で提出すべきデータは全て入力されているので、
管理ソフトから出力すればいいだけのはずなんですが…。

なぜか整合性が取れないところを発見してしまい、
もう1年前のデータまで再確認。

4-3月で区切ると、21BYの4-6月までのデータが
まだソフトに入っていないので、
以前の手書きの帳面から電卓を弾いて数字を算出しています。

過去のデータが間違っていたわけではないのだけれど、
一体どの数字と数字を足し合わせてきたのかがよくわからなくて。

手書きの帳面が苦手だったから、
わがまま言って蔵内のソフトを導入してもらいましたが、
管理ソフトを導入したらしたで、
ソフト上の数字のマジックに戸惑っております。

結局、何を何L造って、何を何L売って、と言う、
日常の仕事が数字化されているだけなので、
答えはひとつしかないんですけど。

引かなくちゃならない帳面が多すぎるってのが、
私の頭を散々悩ませているのですね。

間もなくBY末が近づきますし、
原料の受払やら何やらしっかり再確認しておきましょう!


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