FC2ブログ
12 | 2014/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
プロフィール

尚子

Author:尚子

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

キラキラ

2014.01.20 20:44|naoko@kisoji
25BY35.jpg

これは何?って、
アルコール分析用の蒸留器の蛇管です。

分析サンプルの蒸留液が蛇管の中を通って冷やされ、
キラキラ輝きながら下へ流れていきます。


ここだけ大写しになると、
何かよく判らないですね。

酒蔵では、毎日醪や酒母の成分分析を行います。

分析するのは、
ボーメ(比重)/酸度/アミノ酸度/アルコール分です。

早朝、杜氏さんが醪を採取してろ液を取ります。
そのろ液でこれらの成分を分析します。


醪でも酒母でも、それぞれの数値を参考にして、
経過管理を行うのです。

今は、その分析担当がワタクシ。
繊細なガラスの浮標とか器具が多いので、
寒くてかじかむ手先で割ったりしない様に、
細心の注意を払いながら分析作業にあたっています。

日本酒の裏ラベルを見ると、
よく日本酒度とか酸度とか書いてありますね。
(ウチの商品はあまり書いてありませんが。)

アルコール分は酒税法上表示義務があるので必ず書かれています。

それらの数値を見て、
このお酒はどんな味わいかな~なんて、想像したりもします。
日本酒度がマイナスであれば甘口、
プラスであれば辛口、なんてよくよく言われます。

でもこれって、日本酒にとってあまり幸せではない表現なんですよね。
日本酒の味わいってとても複雑ですから、
そのお酒が持つ香りの違いとか、
含まれている酸の強弱とか種類とか、
味わう温度帯によってもまったく感じ方が変わりますし、
飲み手の体調によっても左右されます。

一緒に食べるものが甘いか辛いかによっても、
そのお酒への印象は大きく変わりますね。

ですから、日常の中で『お酒を楽しむ』観点からは、
日本酒度とか酸度とか、そういう数値はあまり必要ないなって。

私も蔵に入った頃は、
細かい数値を表示することで、
お客様も安心できるのではないかって思い、
裏ラベルに事細かに記したこともありました。

ですが、それって逆に言えばお客様にバイアスを掛けることになるだけで、
直感的なお酒への印象を捻じ曲げてしまうのではないかなっても感じたのです。

それに、お酒は人の手を介して売られていきます。
そこには蔵を出てから酒販店さんや飲食店さんの手を介し、
最終的に飲み手の方々の下へ届きます。

ですから、数値ではなくお酒を届けてくださる皆さんの舌を頼りに
お酒を選んでいただきたい、そんな気持ちもあるのです。


人気ブログランキングへ
ランキング参加中です!