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お燗当番!

2014.03.30 21:19|naoko@kisoji
春も近づいてきて、3月は蔵の仕事にも余裕が出てくるかな~
なんて、そんな気もなんてことない、
お陰様で、ぶっちぎりに忙しい3月。

blogの更新もできるだけ!ってのが、最近の目標だったのに、
ネタは思いつくも投稿するに至らないことも多々ありまして、
3月も早くも終わりとなりそうな、今日この頃です。

続々と全国の酒蔵さんから甑倒しのニュースが入る中、
当社の甑倒しは4月14日予定。

本来であれば、3月中に甑倒しを迎えているのですが、
今季は前季の火災の影響もあり、仕込量が多くなった関係で、
春も真っ只中、4月中旬までお酒の仕込を行わなくてはならない状況です。

いくら、標高1000m近い木曽の酒蔵と言えども、
外気はぬるぬると暖かく、蔵内の気温も徐々に上がってしまいます。

季節の移り変わり、三寒四温となってほしいところですが、
今年はどうやらそうもいかず、一気に春到来。

身体は楽ですね~なんて言ってたのもつかの間、
いきなり暖かくなるもんだから、すでにプチ夏バテ状態です。

それもそのはず、
つい先日までマイナス10℃の世界だったのが、
今日の日中なんて、16℃にもなるんですから、プチ夏バテもうなずけます。

食欲減退、疲れも抜けにくいって日々がしばらく続いたんですね。

そんなこんなで、お酒造りもいよいよ終盤に差し掛かります。
あと2週間!!!

切れつつある集中力を何とか保ちながら、
無事に終えられる様、気を引き締めて取り組みたいと思います。



さてさて、春ですね~なんて書いていて、
今日書きたかったことをすっ飛ばすところでした。

「お燗当番」

長野県の酒蔵にとっては当たり前すぎることで、
全国の酒蔵にとって当たり前だと思っていたのですが、
意外と珍しいらしい・・・。

要は、蔵でお燗を付けて指定の時間場所に指定の本数をお届けするサービスです。

需要は、お葬式がメイン、後は地区の会合とか。



こんな感じで、蔵で瓶ごとお燗を付けます。
真冬だと、配達からお客様が飲むまでに時間が掛かることもしばしばなので、
結構チンチンにお燗付けて配達します。

25BY42.jpg

ダンボールに新聞紙で保温して、こんな感じ。
この状態で梱包して配達まで完了してお燗当番の終了です。

平日の場合は社員の誰かがやってくれることがほとんどなのですが、
休日の場合は、「お燗当番」として社員持ち回りで担当します。

私たちも、手が空いている時はお燗当番を担当します。
準備から配達完了まで入れても60分も掛からない仕事ですが、
当番が回ってきた社員は、お燗当番の為に予定を空けてくれています。

担当できる社員の人数も減ってしまっていますから、
お燗当番が回ってくる頻度も上がっているわけですね。

しかも、お葬式ともなると急なこともありますから、
なかなか難儀なものではあるのですが、
これも地域で地酒が親しまれていく為のひとつなのだなって思います。

真夏でも、普通にお燗が出るんですから、
地域の皆さんにとってみれば当たり前の存在なのですね。
長く続いている地酒文化のひとつです。

25BY43.jpg

地区の公民館に行けば、こんなやかんも用意されているわけで。
やかん直火のお燗付けがどうなのかとかは、さておき、
皆さん地酒を身近に感じて過ごしてくれていると言うことですね。

今では、日本酒の飲み方も変わってきていますから、
ただただ普通酒をお燗して飲むことが当たり前でなくなりつつもあるところですが、
地酒であるからには、どんな形であっても地域に根差していられる事が、
とっても大切な事なんだなって感じますね。

全国各地で美味しく飲んでいただく事も、
地元地域で日々の中に存在する事も、
どちらも地酒の醍醐味ですね。


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節約!

2014.03.08 17:49|naoko@kisoji
私が社長になってからの、ひとつの大きな目標は、
「会社の経費を節約すること!」です。

堂々と書くことが恥ずかしいくらい当たり前のことですね。

しかし、社長になって最初の頃に出会った方から
「会社経営は売上をあげて経費を減らすことに尽きる」
と言われました。

確かにそうなんですよね。
その時は、「えっ、そんな簡単に言い表せるわけないじゃん。」
て感じた記憶がありますが、
実際社長として会社を切り盛りしていると、
「確かにその言葉に尽きるなぁ・・・」なんて。

労使の問題とか営業の問題とか設備の問題とか、
クリアしたら次、クリアしたらまた次・・・
といったように、次々と何かしらの課題を与えられるものですが、
その課題それぞれが何に向かっているかと言えば、
「会社が豊かになる」ことに向かっているわけですね。

その為に何をすべきかを、明確に言い表したのが、
「会社経営は売上をあげて経費を減らすことに尽きる」
と言うことなわけですね。

豊かな会社には豊かな社員がいて、
豊かな会社には豊かな売上と利益がついてくるのでしょう。
全部が循環していて、どこが始まりなのかわかりませんが、
自社を豊かな循環に乗せられるかどうか、
これが会社経営を左右するところなのでしょう。


毎日毎日、売上実績をチェックしては、一喜一憂。
毎月毎月、光熱費の請求書をチェックしては、また一喜一憂。

朝礼でもシツコイくらいに「節約節約!」って言うから、
実際問題、ずいぶんと無駄がそぎ落とされてきてはいるのです。

社員の意識も、変わってきてくれているからこそだと思います。
でもでも、まだたくさんそぎ落とせる「無駄」があるのです。

社内を歩いていても、ふと、
「あ~このやり方だと無駄が発生してしまうなぁ。」
なんてこともしばしば目に入りますが、
ひとつひとつその場で指摘をしていても、
ただの口うるさい社長になってしまうだけですね。

私の信条のひとつに、
「現場主義」「自ら率先して動く!」があるのですが、
まずは、私が率先して実行していくことで、
皆にその想いが伝わりやすくなりますね、きっと。

今よりも少し若かった頃は、
結構「感情爆発型」でしたから、
気になったことはすぐに指摘することが多かったのですが、
少しは大人になったということにしておきます。


ただ問題は、社内を歩いていると、
ラベル1枚、王冠1つ、
はたまた、水の流れや蒸気の音まで、
実はお金に見えてしまうくらい、
無駄遣いが怖くて仕方なくなってしまっています。

経費を節約することは重要なことですが、
あまりぎちぎちになりすぎてしまうと、逆効果。
必要なものまでそぎ落としてしまったり、
節約を意識するあまり非効率になってしまったり、
そうならないように注意していきたいと思います。

自分の日常生活は比較的ルーズなので、
本質はきっとこちらなんでしょうけれど、
会社という場所に1歩踏み込むと、
感覚が全く変わってしまうのが不思議なものですね。


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