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酒税法の勉強会

2016.07.29 19:17|naoko@kisoji
全社員を集めて酒税法の勉強会をしました。

経営者や杜氏は酒税講習会や様々な場面で、
酒税に関する話を聞く機会があります。
同業者との情報交換の機会も多いですね。

その反面、社員は私たち経営者や杜氏から話を聞かないと、
酒税について学ぶ機会はほとんどありません。

これまで、朝礼などで簡単に概要説明などはしてきましたが、
社員の頭の中ではほとんどがスルーされていたことでしょう。

そこで、初めて座学として酒税の社内勉強会を開きました。

社員が日常的に行っている業務と
酒税法上の義務とは当然関連してくることが多々あり、
それらの業務と照らし合わせながら説明をしたつもりです。

案外、解ってそうで解っていないこともありますね。
解釈の違いなんかもあったりして、結構難しいです。

経営者や杜氏が知っていても、
実務担当者がしっかり理解していなければ、
それはコンプライアンスから離れてしまう原因にもなりますね。

私自身も社員の前で話すことで、
自社の欠点が見えてきたりもします。

いずれにしても、こういった機会は、
定期的に設けるべきですね。


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仕事との向き合い方

2016.07.21 13:59|naoko@kisoji
酒蔵の仕事はたくさんあります。
よく、「夏場は何をしているんですか?」と聞かれますが、
意外と忙しく過ごしています。

冬場は酒造りで蔵籠りの生活。
営業に出る時間もなかなか作れず、
イベントも少ないですね。

その反動で、酒蔵は夏場の身体が自由になる時間を使って、
営業やイベント、後は同業者との技術交流など、
蔵の外で活動することが増えてきます。

経営者としては、経営の勉強会や異業種交流、
会社の決算もありますし、実態把握の為に、
数字とにらめっこする時間も増えてきます。

で、よくお声掛けいただいたりして行うのが、
「お酒の会」ですね。
飲食店さんで開催することがほとんどですが、
当社のお酒を数種類揃えて、その飲食店さんのお料理と合せ、
お客様に楽しんで頂く、そんなスタイルの会が結構あります。

この場合、お客様と一緒にお酒を頂きながら、
と言うことがやはり多いのです。

で、問題なのがそのお酒の会のオファーを頂き、
受けておきながら直前で体調不良などで行けなくなり、
杜氏が代わりに参加すると言うパターン。

ここ数年、そうしたケースが何度かあり、
杜氏が行くので会がキャンセルにはならないのですが、
私自身としてはドタキャンしていることには変わりないし、
とても申し訳ない気持ちになります。

杜氏に来てほしい、尚子に来てほしいって感じで、
お客様側にも好み(笑)があるみたいで、
「あれ、こっちじゃないし。」てなことにもなるわけです。

結果的に、杜氏の方が話も面白いし、
盛り上げて帰ってくるので、いいのかな~なんて思いつつ。

最近では最初から杜氏が受けるお酒の会が増えてきて、
私が伺うことも少なくなってちょっと寂しい気もしていますが。


と言うわけで。。。

「お酒の会は杜氏が行きます。」
「しばらくは自分の体調優先にさせて頂きます。」

と言うことです。
ドタキャンするの嫌なので。

要するにです。
不妊治療していると、先々の予定が読めないんです。
そして、体調も読めない。
元気な様でも、ホルモンバランスが崩れて、
ひどくアンダーな気分になる時もあるし、
身体が重くて重くて動かない時もあります。

でも、病気ではないので、
仕事の予定は普通に入れていきます。

仕事ももっともっとやりたいし、
色んなチャンスが目の前にある中で、
「不妊治療中なので予定できません、解りません。」
と言うわけにはなかなか行かないですね。

お酒を伴わない席や、
日中の仕事は比較的しんどくないのですが、
お酒の席となってしまうと、
タイミングによってはお酒が飲めないこともありますし、
大勢の方とお話しするのにパワーが必要だったりと、
踏み込むのに大きな気力が要るんです。

常に不確定なことに対して、
予防線を張りながら仕事の予定を組んでいくのが、
「やりたいのにやれない」と言うストレスに、
すっごく苛まれて、気持ちをうまく取回せません。

「やります!」
「行きます!」
「任せてください!」

数回前に書いた様に、
前進する為の選択として「今しかない!」と言う、
ベストなタイミングを逃すことなく、
迷わず踏み込める自分でありたいと思っているわけで、
何事もなければ踏み込んでいるのに、
その瞬間不妊治療が頭を過り、

「やめておこうかな。」
「行けないかな。」
「その頃だと体調に自信がないな。」

ってなってしまうのです。

いっそのこと、仕事辞めちゃえばいいんでしょうけど、
そう言うわけにもいかないですし、
さっきも書いた通り、病気なわけではないですから、
通常の生活は全く問題なくできるんですよね。

だからこそ、気持ちと現実のギャップに苛まれて、
その結果不妊治療もうまく行っていないんじゃないかって
考えたりもするんです。

こんなこと、わざわざ公開しなくてもいい話なんですが、
立場上「仕事辞めます!」ができないし、
仕事を辞めたいなんて思ってもいないので、
自分自身がうまくバランスをとって進んでいける様に、
ここに記録しておこうと思います。

仕事との向き合い方は様々な形があると思うし、
自己表現の場だって、たくさんあると思います。

私の考え方向き合い方ひとつで、
ストレスを軽減することも、
むしろ大きく飛躍することもできるはずです。

○○したい、△△したい、××したい。
したいしたいだらけで、
自分で自分をがんじがらめにする癖があります。

徐々に仕事のスタンスを変えていければいいのかな。

これからは、これまで向き合う時間が少なくて、
勉強不足が否めなかった経営者としてのステップアップ。
ここにしっかりと時間を費やし、
よりよい会社づくりをしていきたいと思います。



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命日。

2016.07.14 18:38|naoko@kisoji
本日、7月14日は私の父である先代社長の命日です。
早いもので、すでに5年が経ちました。

今朝の朝礼で社員に対して話したのですが、
今は時代の流れが本当に早い。
この5年は、私が社長になっての5年とイコールですが、
その間に様々なことが起こり、業界の状況も変わり、
そして6年目に突入して、変化をもって前進していくのです。

酒造業は、1年に1回しかお酒を造る事ができず、
冬に集中して造ったお酒を1年以上かけて売るわけですから、
比較的時間の流れや変化が緩やかな業界だと、
客観的に見ていた時は思っていました。

ですが、実際に酒造業を営んでいると、
1年に1回しかできない酒造りだからこそ、
その年の酒造りにその先1年以上の商売が掛かってくるわけで、
しっかりと先を見据えて計画を立てないと、
お酒が造り終わったころには、すでに時流に乗り遅れてる
なんてことにもなりかねません。

先日、異業種の方々の前で、自社の現状と課題を発表する
いい機会を頂いたのですが、
実際に発表しようと思って自分のやってきたことをまとめてみると、
よくまぁ、この短い間にこれだけのことを行ったもんだ。
と自分でも思うほど、色んなことに取り組んできています。

酒造りの技術的改革は真っ先に行っていますが、
設備投資や補助金の有効活用、
税理士の先生が変わり、社労士の先生が変わり、
決算期が変わり、様々なことが変わってきました。
火事もありました。

聞いていただいた先輩経営者からは、
スピードが速すぎて息切れしそう。とか、
社員は社長のスピードに付いてこれなそう。とか、
そんな意見を頂きましたね。

確かに、スピードが速すぎるかなって、
自分でも思うところもありますが、
何でもタイミングを逃すわけにはいかず、
前進する為の選択として「今しかない!」と言う、
ベストなタイミングに出会った時に、
迷わずに踏み込める自分でありたいとも思っています。

そこの感覚と言うか、直感は、
何となく今まで間違ってきていない気がするんですね。

大きな目標に向って行く為の道は何本もひかれています。
その道は直線かもしれないし、大きくカーブしているかもしれない。
山越えの様なアップダウンの道かもしれない。

そして、進む先々で分岐点にも出会い、
その度に右に行くか左に行くか迷わなくてはなりません。

選んだ道が目標に向かって真っすぐ進んでいるんだと、
そう信じて選ぶしかないわけです。
地図もなければナビもない。
自分の中にあるコンパスだけが明確に目標を指しています。

だからこそ、道はゆっくり進んでも、分岐点では迷わない。
それが私のスピード感です。

父からしてみたら、
「そんなに急がなくてもいいのに。
もうちょっとゆっくり考えれば。」
って思われてるんだろけど。

分岐点で一度迷いはじめると、
進めなくなっちゃいますからね。
テンポよく前進!

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解体工事!

2016.07.12 23:55|naoko@kisoji
家建てますよ!
私たち夫婦の一大決心です。

house01.jpg

我が家はこの写真の右側に写っている明治時代の建物と、
壊してなくなってしまいましたが、40年ほど前に建てられた
比較的新しい建物とが合わさった構造をしていました。

どちらの建物もそのまま使い続けられなくもないのですが、
やはり私たち夫婦の生活スタイルに合わないことが出て来たり、
隙間だらけの家で生活環境が思わしくなかったり、
そんなこんなで、あれよあれよと言う間に建替えをすることにしたのです。

いつまで経っても、家を建てる実感がわかなくて、
本当に大丈夫かな〜なんて不安になったりもしますが、
全てはもう動き出している訳で、
あっという間に建物は解体されて基礎だけに。

house02.jpg

建築業界も日々新しい法律や技術によって進化しているのでしょうけれど、
ほんの40年前の田舎の住宅では、基礎なんてキチンと打たれてないんですね。
柱の下にはコンクリートが打ってありますが、
床を支えていたのは、普通にその辺にも売っていそうな
コンクリートブロックなのですから、驚きです。
プロが見ると多少地盤が下がって、基礎から傾いていたのがわかるそうです。

明治時代の建物の外壁も一旦むき出しになっていますが、
「へぇ、こんな風になってたんだ!」って感じで、
時代の流れをつくづく感じるものでした。
久しぶりに隣家がなくなって独立し、何だか清々しい表情に見えます。

以前にもこのBlogで書いた気がしますが、
明治時代の建物はそれこそ、基礎のコンクリートなどあるわけでもなく、
大きな石の上に柱が乗って家が建っている様なものでしょうから、
お座敷の襖が開きにくくなったり、畳が沈んでいたり、しています。
しかしながら、100年以上も立派に我が家を守ってくれているのですから、
素晴らしいとしか言いようがありません。

そんなわけで、しばらくは壊さない明治時代の建物の、
屋根裏部屋みたいな部屋を夫婦の仮住まいにして、
新しい家の完成を待っています。

夏だからだとは思いますが、古い建物でも意外と過ごし易く、
仮住まい生活を快適に送っております。

自分たちの生活環境が整ったら、
次はこの明治時代の建物をどうやって後世に残して行くか、
真剣に考えなくてはならなくなります。

昭和以降の家は現在と生活スタイルも違いすぎるため、
30年程度で空き家になったり建替えが進んで行くのが特徴だそうです。
我が家もそうですね。
しかし、家を建てるプロにとっては、
100年以上住み続けられる様な家が理想なんだそうです。

確かに地元でも、私世代の人たちは結構家を建ててるんですが、
実家に両親を残して自分たちは近くに土地を買って新築するケースが多いです。

そうなると、両親がいなくなれば実家は空き家になって
住み手が居なくなってしまいますね。
空き家になれば家も傷みますから、その先はなかなか住めない。

こういったサイクルに陥ると、
人口は減るのに家だけは増えていくことになるんだろうな。

私たち夫婦が建てる家も、もちろん100年住宅のつもりではありますが、
では次世代が同じ生活スタイルで満足出来るかというと、
それはどうなるかわかりません。
実際に、明治時代の建物は生活に使ってはいますが、
くつろいだり寝たりする部屋は別に作られていたので、
やっぱり現在の生活スタイルでは住みにくいのです。

残して行く方法はたくさんあるかと思いますが、
私たちはひとまず使いながら残して行く方法を選択しました。

食卓とお風呂は明治時代の建物に残し、
(もちろん、リフォームが繰り返されて、使い勝手はよくしてあります。)
お客様をお迎えする場合も、明治時代の建物のお座敷を使います。
そうすることで、日常的に使用して、少しずつ修繕しつつ、
建物そのものを長く大切にして行きたいと思っています。

気が遠くなる話ですけどね。
16代目の責任のひとつでもありますので。

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さて、これは何でしょうか!?


house03.jpg

と言う訳で、天井裏の写真です。
3年ほど前だったでしょうか。
外壁と屋根の間に出来た小さな隙間から、
大きな大きなスズメバチが出入りしているのを見つけたのです。

まさか、天井裏に巣なんて作らんだろう!って思っていましたが、
日に日に天井裏が騒がしくなり、1日中羽音がする様になったのです。
隙間から出入りするスズメバチの量も半端なくなり、
これは一大事!と、役場にお願いして駆除していただきました。

ハチは駆除出来ても、天井裏は開けることが出来ず、
巣はず〜っとそのままになっていたんです。

house04.jpg

さてさて、どんな風になってるのかな!
って楽しみだったんですが、こんなに大きな巣を作っていたんですね。

我が家をなくしたハチ達には申し訳なかったですが、
天井裏に巣を作られては、駆除するしかなかったんです。
ゴメンナサイ。。。


そうそう、長くなりましたが最後に。
木祖村では空き家バンクを行っているんですが、
さっきHP見たら結構売却されてるんですね。
いい物件結構転がってそうですから、
そうして使い手が見つかれば、きっと家も喜んでいますね。

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有給休暇

2016.07.03 22:07|naoko@kisoji

「有休を1回使うごとに君は信用を失っている」
ブラックすぎる言葉に震撼!取得率アップには企業の意識改革が不可欠だ


この記事呼んで、ホントかウソか、世の中こんなんじゃ有休取れないわなって、
有休とって幸せなプライベートを過ごせる会社を目指している社長として、
理解しがたいし、何だか切ないなって感じちゃいます。

当社では有休は勤続何年か経てば年間20日は権利がある訳で、
しかも1年分は繰り越し出来るんですから、
合計すれば40日MAXで有休取得出来るのです。

人数かつかつの中小企業にとって、有休100%取得ってのは
人手的に正直困る部分も否めないなぁって、考えちゃいますが、
100%とは言わずとも、数日くらい取ればいいのにって、
社長になってから伝え続けて来ているんですが。

うちの社員も有休なかなか使わないんですよね。

会社としては積極的に取るように言っていて、
最近では数日ずつはみんな使うようになってきたんですけど。

私が全員の前で適正な有休使用を!と伝えているのに、
ある時社員から「有休が取りにくい雰囲気がある。」って言われて
結構ショックだったのを思い出しました。

仕事の緩急を見て、社員同士相談して休める時には休むって
少しずつですがそんな雰囲気になってきていると思った矢先だったので。

前職がよっぽど「有休取るな!」って暗黙のルールだったのか、
田舎の中小企業なんてそんなもんって思い込みがあるのか、
何れにしても、社員が出来るだけ幸せに暮らせて、
なおかつ会社が繁栄して行ける、そんな会社を目指しているんですから、
まだまだ現実は伴わないかもしれないけれど、
ウチの会社はそれが目指せる会社なんだ!って、
社員にも湯川に勤めていれば休みもあるし、
キャリアを積めば給料あがる可能性があるし、
自分の会社にもっと自信をもって欲しいなと、
そんな風に願っております。

そう思ってもらえてないと言うことは、
社員から見てまだまだ魅力の少ない会社だと言う証拠なのですが、
たぶん客観的に見ても、時間外や賞与や有休などなど諸条件は、
そんなに悪くないはずなんだけど。。。

まぁ、ベースのお給料の問題もありますから、
まだまだ会社としては営業努力が必要ですし、
社員にしっかり還元しなくては、
役員である私たちも稼ぐことが出来ませんからね。

社員にしっかり利益を還元した上で
自分たちにもしっかり還元して行ける様に。

社員であろうが役員であろうが、
努力はどんな形であっても報われなくては。

お金だけがモチベーションでは決してないですが、
それでも生活に直結するのはやっぱりお金。

土台がしっかりしてこそ、
仕事への意欲やモチベーションに繋がると、
私はそう考えています。

湯川で働きたい!

お金の面だけでなく、職場環境や
自分たちの扱う商品への愛情や自信、
色んなことを総合して、
そう思っていただける様な会社を目指しています。


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