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迷いにまよって。

2016.08.29 16:36|naoko@kisoji
今日、朝から今まで迷いにまよっていたことに、
ようやく結論を出すことができました。

と言っても、超重大な事ではなく、
かと言って、軽々しく決められることでもなく。

いや、今日の選択は後々の当社の生き方に関わってくることで。

杜氏や営業とも話して、
最終的に私が判断をするわけですが、
いくつかの選択肢の中でも売上(目先の)が多い方に、
結論付けようと、なびきかけていたのです。

最終的にお得意先に相談したときに、
「いやぁ、ウチはそれでもいいけどさ、君はホントにそれでいいの?」って。

売上(目先の)は立つけれど、
自分の想いに反する要素があるから迷ってたんですよね。
売上(目先の)とか考えなければ、迷うことなく誠実な方を
スパンっと選択できていたはずだったのに。

「自社のブランドをどう育てていきたいのか。」

すべてに誠実に。
皆が幸せになるお酒を醸す。

基本の基本を見つめ直すいい機会を頂いた、
そんなお得意先があることに、心から感謝。


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地元食材!

2016.08.20 09:53|naoko@kisoji
28by01.jpg

農家さんから直接購入しているお米と、
地場スーパーで購入している納豆。
同じ生産者さんのお米と納豆が食卓に。

その他、木曽の赤カブ漬けと木島平産のなめこ、
松本平の味噌のお味噌汁。
朝食はオール長野県産です!

あ、出汁の煮干しは致し方なく。

特に無理をするでもなく、
自然と地元食材で食卓が潤う幸せ。

長野県は地場スーパーが数社あり、
それぞれが切磋琢磨して競争しているので、
生産者さんの顔の見える商売していますし、
安心の地元食材が手に入ります。

消費者としてとっても有難い環境ですね。
もちろん、どのスーパーにも
地酒がしっかり並んでいます。

地酒専門店さんとはまた違った立ち位置で、
日常酒的な地酒がスーパーに並ぶことは、
お客様にとってもとても幸せなことだと感じます。

長野県民でよかった!


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まもなく、ひやおろしの季節です。

2016.08.19 16:22|naoko@kisoji
ひやおろしの季節が目前に迫ってきました。

元来ひやおろしとは、春にタンクへ火入れ貯蔵したお酒を、
蔵内(酒)と外気の気温がほぼほぼ同じくらいになる秋口に、
火入れをせずに瓶詰をして出荷するお酒のことを言います。

火入れの作業はお酒の安定流通にとって
必要不可欠の作業ではありますが、
少なからずお酒にダメージを与える作業でもあります。

安定流通の為には火入れを行いたい、
でもできれば回数は少ない方が望ましい。

となれば、火入れは「1回」と言うのが、一番理想になります。

生酒は言わずもがな人気がありますし、
フレッシュさを損なわずに、お客様に楽しんでいただけるので、
冷蔵管理さえ徹底できれば生酒特有の素晴らしさがあります。

ただ、冷蔵管理ができないと、生熟成が進んでしまい、
オフフレーバーが生じてしまいます。
それだけでなく、殺菌をしていないので、火落ちのリスクも潜んでいます。

では、ひやおろしはどうか。
先に書いた様に、蔵内(酒)と外気の温度がほぼ同じになったからと言って、
タンクから殺菌せずに瓶詰をすると、当然移動や充填の最中に外気に触れますから、
どこかで火落ち菌を絡めている可能性がありますね。
安定的に流通をさせようと思うと、冷蔵管理が必須となります。

しかし、当社のひやおろしは常温管理の商品です。
市場を見てみても、冷蔵管理のものと常温管理のものが入り交じっています。

当社の場合は、ひやおろし用のお酒をしぼった段階で、
瓶詰めをして瓶燗急冷にて火入れを行い、
貯蔵熟成をしている商品だからです。

それなら、ひやおろし以外でも1回火入れのお酒はみんな同じじゃん、
と言われればそれもそうなんですよね。

どちらかと言えば、当社のひやおろしは
「秋に美味しく飲んでいただきたい商品」として設計しており、
ひやおろしと言うのは定義そのものではなく、
「秋酒」ですよ~と言うアイコンの様な役割になっています。

それってどうなの?ってお声があるのも確かだし、
10月に発売を目指している1回火入れのお酒も控えている中で、
9月に発売するからひやおろし、10月に発売するから普通の火入れのお酒。
って言う棲み分けも何だか変な感じがしますね。

今年は「ひやおろし」として9月に美味しさのピークを持ってこれるよう、
仕込みの段階から設計しているお酒をご用意していますから、
「ひやおろし」として予定通り発売します。

では来年は???
まだどうするか考えあぐねている段階ではありますが、
9月から11月頃に発売する火入れのお酒は何アイテムかあり、
お客様にその美味しさがうまく伝わり、
しかも秋の市場にも乗り遅れない様な売り方を考えたいと思っています。

今ちょうど仕込み計画を詰めているところですから、
来年の秋酒までの販売計画をしっかり見越しておかなくてはなりません。
今年のひやおろしがどう売れるか!の段階ですけれど、
頭の中では来年の秋酒やしぼりたてのことがぐるぐる回っています。

とは言え、まずは今年の湯川のひやおろし。
9月9日解禁です。
皆さん、どうぞお楽しみに!


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成人式のお酒

2016.08.14 17:52|naoko@kisoji
本日は、木祖村の成人式。
私の頃(十ウン年前)はまだ成人の日に成人式やってたよな。

さて、なぜ今年の成人式に出席させて頂くことになったかと言いますと、
かれこれ、8年前に遡ります。

新成人の彼ら彼女らが小学6年生の年は、
「木祖村のお米でお酒を作ろう!」と地元農家さんのご協力を得て、
ヨネシロと言う品種を木祖村小木曽地区で作付けして頂き、
公募により決まったブランド名「燦水木」として発売し始めた年に当たります。

そこで、小学校の課外授業で、
そのヨネシロの田植え〜稲刈り、酒造りの体験をしよう!
そして自分たちが二十歳になったら飲むお酒を共に造ろう!
と、自分たちが携わって収穫されたヨネシロが
お酒に変わって行く工程を一部ではありますが見学し、
しぼった原酒を自分たちで一升瓶に瓶詰めし、
そして自分たちでラベルを1枚1枚作成し、
当社に預けてくれていました。

そのお酒が、8年経ち、
小学生だった子どもたちが、二十歳を迎えて大人になり、
今日の成人式に至ったのですね。

20years_01.jpg

酒蔵の奥でひっそりとその時を待っていたお酒。
正直、どんな熟成古酒になっているか、
ちっとも想像がつかなくて、ドキドキだったんですが、
私の想像を遥かに越える、琥珀色の美しい古酒になり、
まだ少々若さも残るものの、深い香りと味わいに、驚きました。

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せっかくなので、今年の燦水木と8年古酒をセットにして、
自ら書いたラベルを貼って、皆さんにプレゼントしたのです。

二十歳の自分へのメッセージを書いた子や、
今(当時)の自分の大切なことを書いた子や、
夢中になっていたことを書いた子や、
二十歳になってお酒を飲んでいる姿を描いた子や、
多彩なラベルが素晴らしい!

彼ら彼女らはラベルを見て懐かしんでいましたが、
どちらかと言えば、村長や役場のみなさん、来賓の皆さんの方が
興味津々だったのは言うまでもなく。
ウチでは古酒を発売したことがありませんでしたから、
「こんなキレイな色になるんだね!」
「どんな味なの?」と、質問がいっぱい!

本当は、成人式の後の祝賀会で振る舞うことができれば
一番だったのですが、祝賀会はノンアルコール。
ちょっと残念。

私の頃はお酒出てた気がするんだけど。
仕方ありませんね。

彼ら彼女らにとっての思い出のお酒。
私にとっても、思い出のお酒。

これが、日本酒との素敵な出会いになってくれれば、最高です!


成人式。
自分の成人式以来の出席でした。
二十歳の誓いや恩師のことば、
素晴らしい式でした。

30代も半ばを過ぎると、二十歳ってすっごく若く見えるし、
まだまだ社会経験もこれからで、
自分自身も二十歳の時ってまだまだ子どもだったから、
そんな風に感じるのかななんて思っていました。

しかし、大学に通って夢に向かっていたり、
就職をして手に職をつけていたり、
まだまだやりたいことを探していたり、
ひとりひとり違うんだけれど、
でもすっごく考えているんですね。

確かに、自分も子どもだったけれど、
でも将来のこととか家のこととか、今何をしたいのかとか、
そんなことをたくさんたくさん考えていたのを思い出します。

感性も豊かで、これから先への希望がたくさんあって、
挫折ももちろんたくさんあるだろうし、
生きるのがすっごく楽しかったと言うか。

そんな彼ら彼女らの今や、夢に触れさせてもらったことで、
改めて、人生って素晴らしい!って感じさせられました。

今更二十歳に戻りたいとは思わないですが、
あと数年で迎える40歳が私の次なる節目となります。
今の自分を見つめ、目標を再確認し、
その先の20年で自分はどうしたいのか、
今から問いかけながら日々を過ごしたいと思います。


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決算打合せ。

2016.08.01 15:38|naoko@kisoji
税理士の先生と決算の打ち合わせを。

社長になって5期目だし、慣れたところで
6月の販売管理も蔵内管理も早々に締めて、
耳を揃えて資料を提出していたつもりでしたが。

先生からは、あの資料とこの資料と、
○○の数字の確認と。。。。。。。。
あれよあれよと宿題の嵐。

暑い中、眠い中、
また嫌いなデスクワークに没頭しなくてはなりません^^;

この5年、税理士の先生が私の経営の先生でもあり、
実際に会社で起こっていることをどう処理していくのか、
先生と突き詰め合う中で、
少しずつ会計を通して会社の実態や、
会計帳簿についても勉強してきています。

なんとか業績回復もしてきており、
5年前にリストアップされた多数の課題も、
随分と解決できて来たように思えます。

ただ、5年前の課題が解決できたからと言って、
そこがゴールなわけではないですね。

新たな課題と向き合いつつ、
しかしながら5年前に描いた5年短期目標は
80%くらいの達成状況でしょうか。

残りの20%は会社の体力に大きく関わる部分です。
できれば今期中に、残り20%の達成の目処を立て、
次なる飛躍の歳へと繋げていきたいものです。


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