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改善すべきこと。

2018.04.27 21:02|naoko@kisoji
我が社の敷地は狭い。
そして勾配と段差が多い。

たぶん、
うちでフォークリフト使えれば、
どこに行っても大概大丈夫だと思う。

私もよく使うのだけれど、たぶんそう。

でもそれ以上に相当気を遣う。

当社敷地前の歩道に少し、
はみ出さないといけない箇所もある。
荷物の搬出入があるから
そこそこ頻度が高い。

しかも小学校の通学路だったりする。

業務上その場所は
フォークリフトを使わざるを得ないけど、
ホントはすごく改善したい。

だからこそ、
安全確認にはそれ相当の
意識を持たなくてはならない。
ミラーだけじゃ後方確認は不十分。
目視しないと確認できない箇所が結構ある。
自分も使うからよくわかる。

会社って、
そういう意識や改善も
品質のひとつだと思う。

最終的には人なんだろうけど、
そこを高めて行くのが私の役目。

人ってそれぞれ基準点が違うから。
これなら大丈夫。って判断も
人それぞれ。

だから人の意識を高めるって
すごく難しいことなんだ。

何かが起こってからでは遅い。
何かが起こってからでは遅い。
何かが起こってからでは遅い。

今取り得る適切な対策は何か。
多面的に捉えてしっかり考えたい。

と言いつつ、
選択肢はそんなに多くはないと思う。


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本日甑倒し!

2018.04.14 09:35|naoko@kisoji
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10月から始まったお酒づくりも、
本日の掛け留をもって、甑倒しと相成りました。

ここからは醪の発酵管理が残りますが、
日々のルーティンであった米を蒸して仕込む作業は終了です。

蔵人たちも、少ない休みでよく頑張ってくれました。
それぞれに、一回りも二回りも逞しくなり、
社長も杜氏もとっても嬉しく思っています。

お酒の出来も、ここまで素晴らしいものばかり、
大きな失敗もなく、順調な今季です。
ここからの発酵管理は、暖かくなる気候に
やきもきしながらになりますが、
残りの醪は10本、順調に酵母が活躍して、
最後までいいお酒を醸して、
気持ちよく皆造を迎えたいものです。

お客様には、すでに多くの新酒を楽しんで頂いておりますが、
しぼったお酒はすぐに適切な工程を踏んで、
多くは瓶に詰められて冷蔵庫で眠っています。

愛情込めて醸したお酒。
ここからはしっかりと美味しい状態でお客様のお手元に届くよう、
貯蔵・出荷管理を徹底し、営業活動にも勤しんで参ります。

木曽路・十六代九郎右衛門とも、
今ある商品も、これからリリースの商品も、
どうぞご期待くださいませ!!!


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ニオイ!

2018.04.07 18:56|naoko@kisoji
酒造りをしていると、ニオイで様々な判断をします。
酒母の状態、醪の状態、麹の状態、
製成酒の状態も、ニオイで判断できることは多数あります。

蔵の中は酒造りにまつわるニオイでいっぱいですから、
特に、蔵の中での違和感とか何かの異常とかがあった場合、
私はまずニオイの変化で気づくことが多いのです。

その他にも、蔵を誰が通ったか(個人の特定)とか、
空間に残ったニオイで察知出来たりとかするんです。

そうすると、徐々にニオイに対する反応が過剰になってきて、
人の体臭とか口臭とか、生乾きとか、後は過剰な柔軟剤とか、
とりわけ不快とされるニオイへの許容範囲がすごく狭くなっている気がするのです。

他にも、以前火災を起こしてしまっていますから、
焦げたニオイとか何かが溶けたニオイとか、
電気系統のニオイにも相当敏感になっています。

木祖村は木工関連企業も多いし、薪ストーブの家庭も多く、
寒い時期は窓の外から入ってくる木を燃やしたようなニオイに対しても、
一時期よりはましになりましたが、会社自宅すべて点検に行くくらい、
敏感に反応してしまうようになりました。

恐らく、蔵の中の衛生度が高まるにつれ、
そこに存在すべきニオイの種類も限定的になってきて、
存在して欲しくないニオイがより目立つようになったのでしょう。

逆にいい匂い(香り)に対しても以前より敏感になっていて、
醪や酒母の経過中のちょっとした香りの変化とか、
麹菌による香りの違いとか、
あとは、自然界の季節を彩る香りとか、風の香りとか、
気にしていなければ通り過ぎてしまうくらい微妙なものでも、
やはり一番先に嗅覚が反応してくれるのが
ちょっと嬉しかったりもします。

ニオイのない世界なんてありえないし、
人間生きていれば誰だって体臭も口臭も持ち合わせているし、
お酒飲めば体臭も口臭も強くなるし、
自分だって当然例外ではないのだけれど、
でも不快な臭いに対しては、本当に許容範囲が狭くなって来ていて、
むしろ潔癖にどんどん向かってしまっているかのようにも感じます。

潔癖と言えば、触ることも然りで、
酒造りをしていると、毎日毎日何回も手を洗って、
毎回必ずアルコール消毒していると、
手の汚れにすごく敏感になってしまっています。

日常生活で蔵から一歩外に出れば、
当然そこには様々なニオイがあり、
それを避けて通ることなんて不可能ですね。

それほど、酒造りって閉ざされた空間で行ってるんだなって、
終わりも近づいて来て、とても感じます。

その他にも、
空間としては蔵の中は酵母菌リッチな環境ですから、
風邪菌とかウィルスが入り込む余地がない気がしていますし、
(これは勝手に酵母菌が守ってくれていると思っています。)
そうすると、真冬に外出したり人の多いところに行ったりすると、
結構簡単に風邪ひいたりするようになりました。

4月になると外出の機会も格段に多くなりますから、
様々なニオイに触れることになるし、
蔵の中と比べると手を洗う回数は少なくなるし、
酵母菌リッチな環境にも守られなくなるし、
この不思議な諸々の感覚は徐々に遠のいていきます。


そうそう、造りの間は1日3食規則正しく食べるのですが、
食事を作ってくれる母は比較的薄味で食材の自然な味わいを活かしてくれるし、
自分自身もそうだし、
自然ではない添加物特有のニオイ(味も)とかコンビニ弁当の特有のニオイとか、
食肉加工品とかとかとか、
食べた後何時間も体内に残るのにも不快感を覚えるようになってきました。

絶対に食べない!とかではないけれど、
やはり食事はできるだけ自然であることに尽きると感じますね。

たぶんこの感覚は酒造りが終わっても続いていくことですね。
ましてや、営業に出れば素晴らしいお料理の飲食店さんへ、
営業と称してお伺いすることが出来ますから、
美味しい美味しいお料理やお酒にたくさん出会えるのが今から楽しみなのです!

というわけで、
いずれにしても、甑倒しまであと1週間となりました。
蔵人も、少ない休みでよく頑張ってくれたと思います。



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