常に理念に立ち返る。
2020.05.15 01:15|naoko@kisoji|
脈々と。「造り手の誇り」を持ち、
木曽路からつながる未来を醸し続ける。
株式会社湯川酒造店は、
歴史・気候風土に感謝し、活力をつなぎます。
時流をよみ、妥協しない酒を醸し続けます。
人・社会・地域がつながる時間を演出します。
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当社の企業理念です。
中小企業家同友会の経営指針を作る会に参加し、
社長の私自身が何を考え会社経営をしているか、
散々考え作りだした言葉です。
何か選択を迫られたときに、ふと立ち返る、
社員が迷ったときに指針となる、
社長のコアな部分が表現されています。
大切なのは
「造り手の誇り」
「つながり」
湯川酒造店に入社して以来、
様々な困難に遭遇してきていますが、
その困難を乗り越えられたのは、
地域の人たちとのつながりだったり、
酒屋さんや飲食店さんとのつながりだったり、
その先の最終消費者の皆さんとのつながりだったり、
生産者の皆さんとのつながりだったり、
そして社員や友人知人とのつながりだったり、
全部全部全部、つながりの中で助けて頂き、
応援していただき、乗り越えられてきているのです。
そして、今回のコロナ禍。
飲食店さんが営業できないことで、
巡り巡って私たち製造者も多大な影響が出ています。
時間差で、原材料を作る生産者にも影響が及ぶでしょう。
しかしながら、最終消費者の皆さんが、
自粛しながらも購買行動をとってくれることで、
3月も4月も5月も商品を出荷することができています。
これには、本当に感謝しかありません。
では、当社は今何をどうすればいいのか。
色々考えて、基本に立ち返ったときに
「造り手の誇り」に行きつくのです。
私たちは造り手であり、
美味しいお酒を醸し、お客様に届ける!
というのが第一義なのです。
これは平時でも緊急時でも変わりなく。
私たちがこれまでの感謝を伝えるすべは、
自分たちが醸す美味しいお酒にしかないのです。
美味しいお酒を通じて、人から人へ、多方向へ。
目には見えない根が、ぐんぐん張り巡らされている。
たとえ表面化されてこなくても、強くつながっている。
そのつながりを創り出していくことに、
当社として価値を見出していくのです。
恐れず柔軟な選択を。
その中心に、常に理念あり。
「造り手の誇り」
「つながり」
結局多くのつながりに助けていただくばかりですが。