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6月衛生月間

2020.06.27 00:39|naoko@kisoji
6月からHACCPが義務化になりました。

当社は小規模事業者ということで、
「HACCPの考えを取り入れた衛生管理」という、
業界団体が作成した手引書に基づいて、
少しだけハードルを下げた形で対応をしていきます。

酒蔵は、アルコール飲料という特性上、
微生物汚染に関しては寛容な部分がありますが、
そうはいっても、火落ち乳酸菌の様に、
酒質に影響を与えるような微生物汚染は防がなくてはなりません。

また、当然口に入るものですから、
異物混入は絶対にあってはなりませんので、
化学的、物理的な汚染リスクは
しっかりと管理される必要があります。

理想を突き立てれば、いくらでも追及していけますが、
徹底した食品衛生を求めていくのであれば、
ハード面から動線を考慮した大規模な改善をしなくては、
対応できないのが現状です。

そこで、6月を衛生月間として、
社員全員で食品衛生について考え、
自社の現状把握と課題解決について意見を出し合いました。

当社の製造場は大きく分けると、
醸造工程を行う、いわゆる醸造部と、
充填から出荷までの製品部とに分けられます。

それぞれに、衛生度は格段に上がってきてはいるものの、
いずれの製造場も酒蔵の特性上、開放空間ですから、
衛生区域かというとそうではありません。

靴の履き替えひとつ取ってみても、
区域間の移動や来客も含めて、
外履きと、内履きと、長靴とが同じ場所を通らなくてはならず、
建物の構造上どうしてもクロスオーバーしてしまい、
HACCP云々以前からずっと気になりながらも、
何度考えても建物の構造から手を入れなくては解決できない
(と思っていて)
結局答えを出せずに放置してきていることでした。

今回も、当然社員からその部分は課題としてあがってきていて、
本気で考えねばならない段階にきていると思っています。

社員が様々な意見を出してくれたお陰で、
靴の履き替えについては意識レベルを変えていくことで、
一歩ずつ解決していける道筋が見えてきたような気がしています。

基本的には、これまでも行ってきた衛生管理を、
継続して行っていくことで、しっかり対応していけそうです。

課題解決についても、すぐできることもたくさんありますし、
会社としてハード面の改修が必要なものについては、
(この要望が実は結構多いのですが)
段階的にはなってしまいますが、
適切に行っていきたいと思います。