アンガーコントロール
2021.05.06 00:25|naoko@kisoji|
40代になって自分と会社に余裕ができた、子育てをし始めた。
理由は色々あると思いますが、
ようやくアンガーコントロールがうまくなってきました。
以前出た子育て講座で学んだ影響が大きいと思います。
古くからいる社員はよく知っていると思うけれど、
社員の言動に対して、私の思惑と違うと突発的に怒ったり。
怒りに任せて社員を辞めさせたこともあります。
自分の躓きのイライラをそのまま人に当ててしまうことも多々。
私自身が社内の誰よりも働き、誰よりも考え、
誰よりも結果を出すという、自分自身へのプレッシャーもあり、
常に余裕がなく、焦っていた30代を過ごしてきました。
基本的に感情の起伏が激しかったのが、
イライラのピークを自分で抑えることができるようになって、
一呼吸おいてから言葉を発したり、
そもそも、以前はイライラしていたことに対しても、
今は反射的に感情が揺れ動くことが少なくなってきました。
40代になってようやく、なんて、
お恥ずかしい限りですし、これまでよくやってきたなと、
自分自身を振り返ってみて随所に感じます。
社長の立場では、
夫の存在と信頼できる社員に囲まれ、
任せることができるようになってきて、
経営環境の多くを自分で組み立て把握でき、
俯瞰できるようになってきたからだと思います。
子育ての立場でみると、
もっともっとうまくいかないことが多くて
日々イライラするんじゃないかって想像していましたが、
家族みんなで育児に携われていることや、
子どもの性格にも助けられて、
本当に穏やかに子どもに接することができています。
魔の二歳児、いやいや期はこれから迎えることになりますが、
今のまま行けば、何となくうまく過ごせそうな気がしています。
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子どもの脳の発達は25歳くらいで完成する。
①本能的な領域で感情や身体を司る脳幹部や辺縁系
②言葉の領域で認知を司る前頭前野
この①で感じている事を大人が共感して承認し、
②領域に伝達してあげる役割を果たしていくことで、
①と②の乖離や②に蓋をしてしまうことが生じず、
感情のコントロールが上手にできる脳に育っていく。
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そんなことを子育て講座で学んだ時、
私自身、この①と②のバランスが崩れてしまうことが、
大人になってからもあったんだろうなと、気付かされたのです。
子どもの感情に共感して承認することは、
それほど難しいことでもなく、
日常会話の中で少し気を付けるだけでいいと、
肩肘張って「こうしなくてはならない」というものでなく、
そう教えていただいたことが大きかったです。
そして、その感情に共感して承認することを、
私自身に対しても実行していくことで、
イライラに対して上手に向き合えるようになったと思うのです。
ここのところ、児童虐待のニュースが目に付くようになって、
「なぜそんなことを?」と思う反面、
私自身が20代や30代の頃に出産を経験していたら、
少なからず子どもに手をあげたり暴言を吐いたり、
ニュースに出るような事態と紙一重だったんだろうと、
想像してしまいます。
ここに書いたような気づきと、自分自身の変化を
10年以上前に経験していたとしたら、
40代になった私はどのように過ごしていたのか。
でもこれまでの私自身が今の私を作り上げているわけなので、
積み重ねてきたことが遠回りだったとしても、
今の私にとって欠かせない時間であったことは間違いないのです。
自分自身を振り返ってみて思うのは、
「人の性格なんて、いくらでも変わるチャンスがある」ということ。
性格が変わったと自覚しているターニングポイントがたくさんあって、
その都度、ネガティブな自分を打破してこれた、
様々なきっかけがあったんですよね。
この先まだまだ長いであろう人生の中で、
常に柔軟に自分と向き合いながら、
湯川尚子という人間を構築し続けていきたいです。
しかしこれって、
ゴールは一体どこ?何?なんでしょうか 笑