東京です!
2009.05.18 19:05|naoko@kisoji|
またまたご無沙汰をしている次第です。
記事を楽しみにしてくださっている皆さん、失礼いたしました。
と、毎度毎度同じ書き出しですね
しかも、「羽のばしま~す!」「屋久島行きま~す!」で
記事の更新が止まっているので、どんだけ遊んでるの~って^^;
いやぁ、屋久島ももうすでに随分過去の記憶になっておりますが、
なかなかいい島で、すっごくリフレッシュできました
さて、17日から東京に来ております。
昨日は経堂の季織亭さんで木曽路の会をしていただき、
十五代九郎右衛門と木曽路のお酒7種を取り揃え、
来てくださったお客様にじっくりと味わっていただきました
20BYは造りの間、ほとんど木祖村から出ることがなかったので、
久しぶりにお客さまと対面してお酒のお話を出来たので、
楽しかったですね~
そして本日は一日お得意先を訪問して営業に勤しんできました。
商談会とかではお会いしても、なかなかお店にお伺いしていなかったりなので、
今日はお得意先のご主人とゆっくりお話できました。
最近、自分自身で地酒の中での九郎右衛門の位置づけと言うか、
自分の蔵の方向性として、どうして行ったら良いのか、
常に考えているような気がするのです。
「木曽路」に関しては、地元で更に定着をしていき、
より良い酒質に向上させていければいいなと思うのですが、
「九郎右衛門」に関しては、首都圏の市場をターゲットにしているので、
ますますその位置づけや方向性が難しいな…と。
最初、東京市場を覗き見始めた頃は、
九郎右衛門の持つ個性とか、蔵癖とかがすごく気になって、
東京の地酒専門店さんに並ぶような、
有名銘柄と比較してしまうと、どこか田舎臭さが抜けないような、
野暮ったいような気がしていたのです。
当然、有名銘柄になって、バンバン売れてくれれば嬉しいし、
たくさんの方が「十五代九郎右衛門」の名前を知って、
飲みたいと言ってくださるような状況を想像しては、
どうしたらそうなれるのかな…なんて。
東京市場によく並んでいる地酒の、
なんとなくこざっぱりとした味わいにも惹かれたり。
で、18BYから自分の意向をある程度造りに反映させていき、
「九郎右衛門のよさを残しつつ、キレのあるさっぱりとしたお酒」
なんていう、すごく抽象的な目標で酒造りをしてきました。
造りの作業の中で改善したいこととか、様々なことが、
この目標に向かっていることなのかは良く解らなかったのですが、
実際に私が野暮ったいと感じている部分は、随分とスレンダーになり、
だけれども、九郎右衛門の個性とか蔵癖って言うのは、
ちっとも抜けなかったんですよね。
当然ですよね。
同じ風土、同じ水、同じ品種の米、同じ人間が造っているんですもん。
逆に、それでよかったのかなって。
だって、地酒ですから。
色々悩んでいたし、自分の興味もすごくあったので、
今は特別純米酒で9号酵母と長野酵母の酵母違いとかも仕込んでいますが、
どちらのお酒も違う味わいではあるけれど、
でも同じ九郎右衛門の個性は失くしていないんです。
4季の酒造りを終え、色んな方々とお話をしていく中で、
「うん、これでいいんだ!」って思えるようになってきました。
九郎右衛門は九郎右衛門であり、
個性を持っているからこそ、
ファンの方々が支持してくださっているんですよね。
そもそも私の営業方針は「草の根運動」なんです。
これは、蔵に帰ってきた時から変わっていないのですが、
最初にも書いたとおり、バンバン売れてくれればいいけれど、
目先の売りを目指して、売り込んで、それが成功したとしても、
そういう売り方では後々に定着していかないな、と。
すっごく歩みは遅いのですが、
まずは草の根を生やすように、地道に銘柄PRをし、
とにかくたくさんの方に飲んでいただき、
徐々に葉が出て、ある時花が咲く。
その花が枯れても、根が張ってさえいれば、
また次の季節に花が咲くんです。
今、ようやく「十五代九郎右衛門」の認知度が上がってきた実感が、
徐々にではありますが、湧いてきています。
ただ、まだ売上げには繋がらないかな^^;
これまでも、これからも、営業努力次第ではありますが、
「個性を引き立たせ、長所を伸ばし、欠点は改善する。」
そんな酒造りをしていく中で、
少しずつ、認知度を高めていき、
少しずつ、飲めるお店、買えるお店を増やしていき、
たくさんの方に飲んでいただけるようにしていきたいと思っています。
まだまだ、自分の蔵の方針やポリシー、目指す酒質についても、
多少のブレが見え隠れしているのですが、
(自分の想いがまだまだ定まっていないところもあって。)
徐々にではありますが、ひとつの筋が見えてきたような気がしています。
ふと、立ち止まって考える時間を作りながら、
焦らず(ホントは焦りまくりですが)一歩一歩進んで行きたいと思います。
明日は、長野の酒メッセ2009です。
またたくさんのお客様にお会いできると思うとワクワクします。
たくさんの方々のご来場、心待ちにいたしております。
◇◇◇(((((人気blogランキング)))))参加中です!!!◇◇◇
記事を楽しみにしてくださっている皆さん、失礼いたしました。
と、毎度毎度同じ書き出しですね

しかも、「羽のばしま~す!」「屋久島行きま~す!」で
記事の更新が止まっているので、どんだけ遊んでるの~って^^;
いやぁ、屋久島ももうすでに随分過去の記憶になっておりますが、
なかなかいい島で、すっごくリフレッシュできました

さて、17日から東京に来ております。
昨日は経堂の季織亭さんで木曽路の会をしていただき、
十五代九郎右衛門と木曽路のお酒7種を取り揃え、
来てくださったお客様にじっくりと味わっていただきました

20BYは造りの間、ほとんど木祖村から出ることがなかったので、
久しぶりにお客さまと対面してお酒のお話を出来たので、
楽しかったですね~

そして本日は一日お得意先を訪問して営業に勤しんできました。
商談会とかではお会いしても、なかなかお店にお伺いしていなかったりなので、
今日はお得意先のご主人とゆっくりお話できました。
最近、自分自身で地酒の中での九郎右衛門の位置づけと言うか、
自分の蔵の方向性として、どうして行ったら良いのか、
常に考えているような気がするのです。
「木曽路」に関しては、地元で更に定着をしていき、
より良い酒質に向上させていければいいなと思うのですが、
「九郎右衛門」に関しては、首都圏の市場をターゲットにしているので、
ますますその位置づけや方向性が難しいな…と。
最初、東京市場を覗き見始めた頃は、
九郎右衛門の持つ個性とか、蔵癖とかがすごく気になって、
東京の地酒専門店さんに並ぶような、
有名銘柄と比較してしまうと、どこか田舎臭さが抜けないような、
野暮ったいような気がしていたのです。
当然、有名銘柄になって、バンバン売れてくれれば嬉しいし、
たくさんの方が「十五代九郎右衛門」の名前を知って、
飲みたいと言ってくださるような状況を想像しては、
どうしたらそうなれるのかな…なんて。
東京市場によく並んでいる地酒の、
なんとなくこざっぱりとした味わいにも惹かれたり。
で、18BYから自分の意向をある程度造りに反映させていき、
「九郎右衛門のよさを残しつつ、キレのあるさっぱりとしたお酒」
なんていう、すごく抽象的な目標で酒造りをしてきました。
造りの作業の中で改善したいこととか、様々なことが、
この目標に向かっていることなのかは良く解らなかったのですが、
実際に私が野暮ったいと感じている部分は、随分とスレンダーになり、
だけれども、九郎右衛門の個性とか蔵癖って言うのは、
ちっとも抜けなかったんですよね。
当然ですよね。
同じ風土、同じ水、同じ品種の米、同じ人間が造っているんですもん。
逆に、それでよかったのかなって。
だって、地酒ですから。
色々悩んでいたし、自分の興味もすごくあったので、
今は特別純米酒で9号酵母と長野酵母の酵母違いとかも仕込んでいますが、
どちらのお酒も違う味わいではあるけれど、
でも同じ九郎右衛門の個性は失くしていないんです。
4季の酒造りを終え、色んな方々とお話をしていく中で、
「うん、これでいいんだ!」って思えるようになってきました。
九郎右衛門は九郎右衛門であり、
個性を持っているからこそ、
ファンの方々が支持してくださっているんですよね。
そもそも私の営業方針は「草の根運動」なんです。
これは、蔵に帰ってきた時から変わっていないのですが、
最初にも書いたとおり、バンバン売れてくれればいいけれど、
目先の売りを目指して、売り込んで、それが成功したとしても、
そういう売り方では後々に定着していかないな、と。
すっごく歩みは遅いのですが、
まずは草の根を生やすように、地道に銘柄PRをし、
とにかくたくさんの方に飲んでいただき、
徐々に葉が出て、ある時花が咲く。
その花が枯れても、根が張ってさえいれば、
また次の季節に花が咲くんです。
今、ようやく「十五代九郎右衛門」の認知度が上がってきた実感が、
徐々にではありますが、湧いてきています。
ただ、まだ売上げには繋がらないかな^^;
これまでも、これからも、営業努力次第ではありますが、
「個性を引き立たせ、長所を伸ばし、欠点は改善する。」
そんな酒造りをしていく中で、
少しずつ、認知度を高めていき、
少しずつ、飲めるお店、買えるお店を増やしていき、
たくさんの方に飲んでいただけるようにしていきたいと思っています。
まだまだ、自分の蔵の方針やポリシー、目指す酒質についても、
多少のブレが見え隠れしているのですが、
(自分の想いがまだまだ定まっていないところもあって。)
徐々にではありますが、ひとつの筋が見えてきたような気がしています。
ふと、立ち止まって考える時間を作りながら、
焦らず(ホントは焦りまくりですが)一歩一歩進んで行きたいと思います。
明日は、長野の酒メッセ2009です。
またたくさんのお客様にお会いできると思うとワクワクします。
たくさんの方々のご来場、心待ちにいたしております。
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