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とにかく暑い!

2010.07.23 23:29|naoko@kisoji
今日は『大暑』だったんですね。

暑い暑いって言っているうちに、
一年で一番暑いであろう日は、何気なく過ぎました。

何気なくとは言っても、
ここ木曽でも日中の気温が35℃近くまで上がりますからね。
何気なく過ごすには、異常な気候です。

例年なら、18℃くらいでおさまっている蔵の中の気温も、
今年はすでに20℃に。

タンク貯蔵のお酒が山ほどあるので、
あんまり気温は上がってほしくないのだけれど、
こればかりは致し方ないですね。

まぁ、貯蔵中のお酒も、
ず~っと冷蔵庫の中で同じ温度で過ごすよりも、
季節に応じての温度変化の中に身を置いたほうが、
いい熟成感を表現してくれることが多々あると思います。

とは言え、タンク貯蔵よりも瓶貯蔵の方が断然良質で、
熟成香の違いは、貯蔵容器の違いに大きく影響されるんじゃないかと、
最近実感してきているところです。

貯蔵容器が違えば、当然火入れ方法も違ってくるので、
総合的にみて、熟成感に影響が出ているのだと思うのですが。

そんなこんなで、貯蔵の課題は山積ですね。

全量瓶貯!なんて夢のまた夢だけれど、
瓶貯にした上で、自然の温度変化にゆだねて熟成させるのか、
ハタマタ計算ずくで温度管理した上で熟成させるのか。

こんなに面白いことってないですよね。

熟成って、一定の温度下で管理できるのであれば、
ある程度の味の予測はつくのですが、
うちのタンク貯蔵の様に一年の間で温度の上下がある場合、
行き当たりばったりではないけれど、
時が経ってみないと判らない…ってなところも正直ありますので。

もうじき初呑切りがあるので、
タンクのお酒の現時点での状態をみることができますが、
今年はきっとお酒の進みも早いんだろうな~。

とにかく、自然任せが多いうちの蔵です。
酷暑なら酷暑なりの、今年の味わい。
秋口が楽しみです!

さぁ、そんなことも考えつつ、
いい加減来季の酒造計画を立て始めなくては。

楽しみで嬉しいような、またシンドイな~って憂鬱なような(^_^;)
まぁ、楽しみで仕方ないんですけど、
助走期間は長めに必要だな~!!!




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コメント

熟成は面白いですね。

こんばんは~♪

さすが「大暑」、暑い、暑い一日でしたね。
木祖谷でも35度を超えますか!?

昔、私が木祖谷を訪れたのは専ら春か秋、または厳寒期の冬でしたが、春5月でも天気が良いと結構暑かった記憶が有ります。

タンク貯蔵と瓶貯蔵との飲み比べをしたことが無いので、どの程度の違いが有るのかは判りませんが、瓶貯蔵で自然の温度変化の中で熟成させた方が美味しくなるように思います。
富山の「K駒」18BYの大吟醸、冷蔵庫(3~5度)で保管していたところ、まさに劣化が進んで「こりゃアカン!廃棄や~」と思って、常温で放置しておいたところ1ヶ月もすると、( д)゚゚ エーッ!!?? と思うほど美味しくなっていたことがありましたよ。

酒蔵で、行き当たりばったりとはいかないと思いますが、自然のままに時の流れに任せたほうが美味しくなるということもありますね。

ウチの店では5~10年自家熟成したお酒も提供していますが、なかなか好評です。
開店直後は予め用意していた木曽のN酒造のお酒を3~5年熟成したものも沢山あったのですが、何故か熟成酒ばかりが売れて今では新酒ばかり・・・熟成酒を売ろうとすると飲食店も苦労します (´ヘ`;)ハァ
お客さんも銘柄だけに拘らず「あ~ぁ この年のお酒やなぁ」「○年の“木曽路”の味やなぁ」と蔵の造りや木曽の風土、そして年を感じながら味わってくれると良いのですが・・・・

秋あがり 買いに行けると良いのですが・・・(ーー;)

熟成酒

 おはようございます。

 初めて熟成酒を知ったのは、この業界で仕事をするようになってから、数年たったときでした。
当時の見解としては、やや本流から外れたお酒という位置づけ(あくまでも個人的見解です)でした。

 ところがあるとき、ある蔵元さんの隠し資産とも呼べる熟成酒をほんのちょっぴり試飲させていただきました。それから以降、徐々に見解は変わりつつあり、最近では熟成も悪くないなと思ってます。

 ただ、熟成香はややもすると鼻に残るので、そこが気分に合わないと、おいしさが半減するような感じを持ってしまいます。熟成酒の難しいところは、薦め方(飲み方)では思ってます。

・・・しっかりアテがあえばいいんだけど・・・

≫啼兎さん

おはようございます!

タンク貯蔵でも、お酒がタンクに満タン入った状態で、
あるいは窒素置換して空気と触れない様にすれば、
かなり良い状態に出来ると思うのですが、
現状では難しいことです。

貯蔵する量に対してタンクが大き過ぎちゃうんです。

あと、味に一番影響するのが、
タンクだと火入れ後に急冷できないことですね。
それだけ、お酒って繊細なんですね。

私は正直なところ熟成酒にも好き嫌いがあります。
心地よく味わえる柔らかい熟成酒に出会いたいです!

≫doraEeepcさん

熟成酒や古酒の市場はまだまだ小さいと思います。
料理との相性なんかも、難しくなってきますしね。

私の感覚だと、古酒を楽しむシチュエーションは、
ウィスキーやブランデーに似ている気がしています。

その場合の古酒は10年とかがっつり熟成させたものですが。
チーズとかチョコレートとかで楽しみたいなって。

2~3年なら、結構通常流通商品でもあるんじゃないでしょうか。
うちも、特別純米酒は明記している訳でもないですが、
2年程度の熟成酒です。

それ位の熟成感だと、料理にほのかに寄り添ってくれて、
いい感じです!
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