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またもやお腹いっぱいの東京出張!

2012.05.09 22:10|naoko@kisoji



5月8日は長野県酒造組合の一大イベント、
長野の酒メッセin東京が高輪プリンスホテルで開催されました。

本年も、沢山のお客様にご来場いただき、
また十五代九郎右衛門のブースにもお越しいただき、
誠にありがとうございました。

23BYは色んなことがある中で過ごした酒造期。
自分自身では、どうしても失敗のできない酒造りだったのです。

私が主体性をもって九郎右衛門に取り組み始めて早7年。
お客様のお陰で少しずつですが認知していただけるようになりました。

これからは次のステップとして、
しっかりと販売していただけるパートナーを作り、
お客様のお手元にお届けすることを考えなくてはです。
ちゃんと「商売」をしなくてはなりません。

「草の根運動」もそれだけで終わっては全く意味がなく、
ようやく功を奏してきたところですから、ここから先が肝心ですね。


しかし振り返ってみると、
またまた課題をたくさん残すことにはなったのですが、
それでも、今季の九郎右衛門はなにやら進化した感じが!!!

以前の記事でも少し書きましたが、
杜氏ではなくても、酒造りに携わる人間が1人変わるだけで、
そこから醸し出されるお酒の味わいには小さな変化が現れます。

今季は、新しい蔵人が入ったこともありましたが、
強力な助っ人として1月末から主人が酒造りに関わり始めました。

今季に関しては、私に主体性を置いた酒造りではあったものの、
主人には釜屋を任せていましたし、
醪や麹を眺めながら、お酒造りの相談をしていましたから、
それらがお酒の味わいに少しずつの変化を与えたのは間違いないです。

それらが幸いにしていい方向に影響してくれたのか、
私自身がようやく自社のお酒造りを掴めてきたのか、
とにかく、比較的高い満足度で酒造期を終えられたのは、
メンタル的にとても心地のいいものですね。
(なんとなく初めて経験する心地です。)

とは言え、今の時代の清酒製造業って、
飛躍的に売り上げを伸ばすことの難しさはかなりのもの。
爆発的ヒット商品を創りだせるわけではないと思うけれど、
確実性を高めた商売構成を作り上げていくことは、
まだまだこれからやらねばならないことなのです。

いいお酒を醸すためにはまだまだ設備投資もしたいです。
でもお酒が売れなければ、設備に資金を回せません。
どんな業種でも当然のことですが、
負のサイクルを作り出してしまってはダメ。
会社の体力としてどこまでできるか、
画期的な代替策があるんじゃないか、
販売に関わることだけでなく、会社運営にも
アンテナの高さは要求されるのですね。

私はまだまだそのアンテナの感度が低いのです。
もっともっと世間を見て、自社の発展に役立てなくては!




と言うことで、最後に今日のプチ感動。
メッセ翌日、お得意先を訪問するに当たって、
お昼時に重なりそうだったので、先に食事をして時間調整を。
あまり知らない土地だったので、
目についたファミリーレストランに入りました。

ファミレスの接客とかって、悪いわけでもないけれど、
すごくいいわけでもない…と言った感覚で、
価格が安い=サービスが高くない
と、過去の経験上からもなんとなく決めつけていました。

しかし今日のファミレスは人となりがひと味違う感じ。

食事はそれほど期待せず…だったのですが、
おかずもご飯も熱々。味も濃すぎず普通に美味しい。
偶然遭遇した他のお客様のクレームへの対応も、実に迅速かつ丁寧。
メニューのアレルギー表示や原産地表示も実に細かく。

にも関わらず、日替わりランチ499円。
どこで儲けてるんだろう???

ファミレスって、ハード面は変わらないはずなので、
そのお店の人となりで売上って随分違うんだろうなーと。
もちろん立地条件等も関わってくると思いますが、
リピートする理由は、いかに心地よく食事ができるかだと思います。

はじめ、禁煙席に空きがなく喫煙席に通されましたが、
禁煙席が空いてからの移動の対応等、
特殊なことでもないけれど、なんとなくスルーされてしまうことが、
その人となりによって、数倍も丁寧な接客に感じます。

私たちもお客様と非常に近いところにいる商売です。
お客様が何に気を留め、何をスルーしているかなんて、
判りうることではありません。

人によって許せることでも、ほかの人では許せない事だったり。

第一印象ってとても大事だし、
第一印象ってずっと後まで記憶されることですから、
酒メッセとかでもたくさんのお客様とお話しするので、
なかなかおひとりずつとしっかりお話しできないのです。

混雑の中なのでご容赦願いたいと思いつつも、
何か失礼がなかったかなとか、
ちゃんとご挨拶できなかったなとか。
いつも気がかりであることに変わりないのです。


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随分長くなってしまいました…。

コメント

比較が面白い

酒メッセ お疲れ様でした。
九郎右衛門の22B 23Bを飲み比べたら、熟成したものの良さが感じられました。そして、新酒や無濾過生がもてはやされている現在の流れの危うさを思いました。
爆発的に売れている銘柄は確かにいいものを持っています。でも、その差はほんの小さなものだと思います。口コミで買ったり 売れ筋に群がるのは人の習性です。
あまり深く考えないで、大衆迎合しながら 九郎右衛門の独自性を目指せばよろしいと思いますよ。

>泉山さん

いつもありがとうございます。
今ちょうど、ウチに仕事で見えたお客様と
泉山さんのお話になりました。

お帰りになってPCを見たら
泉山さんからコメントがあり、驚きました。

風林火山さんのカウンターでお隣だったそうですね。なんだか、嬉しいものです。

新酒や無濾過生原酒の市場に、
私も憂いはあります。

ですが、蔵元として経営が厳しい中では、
今のこの市場の流れは
非常にありがたいものでもあります。

新酒や無濾過生原酒がもてはやされているうちに、
その市場でしっかりと銘柄力と販売力をつけ、
いずれは本来の日本酒の姿として熟成のよさを
訴求していきたいと思います。

「独自性」だけは失わないようにしたいのは
確かなことですね。

ありがとうございます!

楽しい人です

名前の交換もしませんでしたが、風林火山は湯川さんに紹介して頂いた という話をしましたので尚子様には泉山だと分かりますよね。でも彼が仕事で訪問したり そんな話をするとは予想外でした。また ご一緒したい方です。
木曽福島の方に転勤になったとのことでしたが、2日は連休で松本に戻っていたようです。おかげで楽しい時間でした。

大衆に迎合するのは大賛成です。ただ不安は 生の温度管理 消費者の好きな飲み方への対応(燗に応じない) をきちんとやれる酒店・居酒屋が極めて少ないことです。劣化していたり対応に不満を持たれる結果 日本酒離れ されるのが怖い気がします。まあ 考えすぎかもしれませんけど。
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