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「女性として」

2015.11.03 12:14|naoko@kisoji
私のblogはよく長いとか重たいとか言われがちです。
お酒が美味しく感じるblogを書こうよ!とも言われましたが、
この場は、お酒の宣伝とは少し違った立ち位置の場所であり、
今回もどうも長くなってしまったもので、
読まないよ、と言う方はスルーしてくださいませ。


私は今35歳です。1月を迎えると36歳。
自分ではそう感じないものの、いい大人の歳になってきました。

大学を卒業してこれまでを振り返ると、
総合職で全国配属の会社に入社し、負けん気強く営業を頑張り、
10年前に湯川酒造店に入社してからは、
酒造りの現場で女性として「できない」「持てない」「任せられない」などと
言われるのだけは嫌で、男性顔負けの仕事をしてきたつもりです。

よく、「女性の感性で商品づくりをしてください。」とか言われたものですが、
決して私自身がいわゆる「女性受け」しそうなものが好きではないのと、
「女性」であることは、人としての単なる個性であると考えており、
男性だの女性だのってことが重要ではない、として、ここまで生きてきました。

その為、社長業を継いだ31歳の時にも、
「女性だから不安」と言うことではなく、
ただただ「未熟であるから不安」だったわけです。

がむしゃらに社会の中での自分の存在意義を考え、
会社の中での存在価値を高めたいと考え、
そうこうしているうちに、学生時代に想い描いていたライフプランからは
大きく出遅れることとなり、結婚も決して早くはない31歳でしたわけです。

たぶん、20代って社会に出て一番緊張感のある時代で、
覚えることも感じることも多々あり、色んなご縁を作ったり、遊びも覚えたり、
とにかく、自分のライフプランを考えると言うよりも、
いち早く社会人として一人前となれる様に、と言う想いが先行していた気がします。

当然、社会の中での責任も、会社の中での責任も大きくなってきて、
気の抜けない日々が続いていたのもうなづけます。

30代になり、ようやく自分に自信の持てるものができてきて、
精神的な余裕を持ち、パートナーを得て、
本当によく「尚子さんは丸くなった。」と言われるようになりました。

孤軍奮闘していた頃から比べ、冷静にかつ人をうまく活用することを覚え、
会社での立場も何とか自分で確立していき、
ひとりで苦労したり失敗したりした分、今は少なくとも精神的にリラックスをして
仕事を毎日することができているのです。

さて、ここまで走ってきて、ふと自分のライフプランを改めて考えてみるわけです。
結婚をして子を育み、家族が増え、家を建てたりしながら、
次第に人としての厚みを増していくというのが、私の30代の姿でした。

まだ30代は折り返しなわけですが、
しかしながらこの5年間の早かったことと言ったら、驚くほどです。

あっという間に日々が過ぎていき、
結婚はしたものの社長業を継いだばかりとあっては、
あれもこれもやらなくてはならず、会社のことが最優先の日々。
趣味に割く時間も少なくなってしまい、
結婚により精神的な余裕は獲得できたものの、
時間的余裕を紡ぎだすことが難しくなってしまったのでしょう。

そして、今。もうすでに35歳。あと2カ月たてば36歳。

以前にも書いた様に、結婚してすぐに不妊治療を始め、
決してないがしろにしてきた訳ではない、大きなライフプラン。
でも、これが思っていた以上に簡単な事ではなく、時間が掛かるんですね。

自分たちの計画通りに物事が進むわけでもなく、
高度生殖医療が発達しているとは言え、人為的にできることには限界があり、
最終的には、奇跡的なめぐりあわせを経験して授かるものなのです。

更には、不妊治療を始めてからは、いつ授かってもおかしくないと思うと、
長期出張や数カ月先の予定を組みにくくなったり、
積極的に外に出ることが、気持ち的に後ろ向きになってしまったのも事実です。

働く女性、社会的責任の大きい女性が多くなっていく中、
私を含めた彼女たちは、自身のライフプランについて、
きっととても悩みながら日々を過ごしているのではないかと思います。

まだまだ主戦場は男性社会。
そうなると、男性に負けず劣らず仕事をしていこうと考えれば、
ライフプランによる戦線離脱を余儀なくされることが、
大きな足枷となってしまうと考えても、おかしくはありません。
実際に私自身がそう感じているから。

私は社長の立場なので、
時間的制約は一般社員よりは少ないのも事実です。
社員の理解が得られれば、通院だって比較的自由にできるわけです。

今後、子を授かり、子育てをしていくことになれば、
子が最優先になるわけですから、考えが大きく変わるとは思います。
今みたいに、大方の時間を仕事に充てることもできなくなるわけです。
頭では解っているんだけれど、「足枷」と思ってしまう自分には、
まだ子を育む資格がなく、心の準備もできていないのかもしれません。

何でも自分でやりたがりの私にとって、
自分で動ける範囲に制約ができてしまうことが、今は恐ろしいのだと思います。
夫にも任せられるし、社員にも任せられる。
実際にそうして任せてきていることも多くなっているのですが、
それでも「私が」やらなくてはいけないこともまだまだたくさんあるのです。

それが、出来なくなるのが、ただただ怖いのです。


結婚しなくていいとか、子どもはいらないとか、
子を育てながら働く社会環境もまだ充分ではない、
そんな人口減少に歯止めが掛かりそうにない今の社会風潮。

しかし、仕事が大事、自分の時間が大事で、あっという間に時間が過ぎ、
人は当然考えも変わり、出会いだってあるわけで、
ふと結婚しよう、子を授かりたいという考えに至った時に、
「あれ、意外と人生残された時間が短いな!」って後悔することのない様に、
もっともっと、社会に出た若いうちに、いや、社会に出る前の学生のうちに、
ライフプランを真剣に考えられる様な、そんな世の中になってもらいたいのです。

私の人生はあと30年弱で完結したい。
その後は余生として豊かに有難く暮らしたい。
父が他界してから、そう強く感じる様になりました。

比較的短命家系の我が家ですから、そう感じるわけです。
後悔のない人生を送りたいから。
湯川の酒を後世に残したいから。

だからこそ、1日1日を大切に過ごさなくてはならないのです。

今まで、「女性として」と言うことをないがしろにしてきました。
「女性だから」ちやほやされるのも、好きではありません。

これからは、「女性として」社会的立場を確立し続けていく為に、
「女性」の役割をしっかりと捉え、重視していきたいものなのです。

社会に対して何か提言できるわけでもないのですが、
ただ、自分自身の社会での役割として、
会社を続けていくこともそうですが、皆が子を育むことで人口を減らさず、
そんな流れが多くなって地域に子どもが増えていけば、
人口減少にも歯止めが掛かり、経済も維持されるのかな。。。
なんて、えらそうなことを考えてみたりもするわけですね。

結婚している方がとか、子どもがいる方がとか、
決して優劣のある事ではありません。

ただ、ライフステージをひとつひとつ積み重ねることは、
自身の人としての厚みになり、他では経験しがたい貴重な時間を
経験することができるんだと、結婚して初めて知りました。

最近ではライフステージをひとつ進めたいのに進めず、
毎月「落第」の文字が頭をよぎり、じわじわとダメージを受けたりもします。
進んだかと思えば脱落してしまうこともあったりするわけです。
しかし、それもまた経験。

奇跡の賜物ですから、それらの経験が、
自分の会社や、社会での自身の役割に繋がっていけばいいのかな。


10月のとある秋晴れの週末。
薮原宿で、「皇女和宮下向行列」が行われました。
そう言えば、皇女和宮は幕末の動乱の世を生き抜いた女性のひとりだったんだな。


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