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まもなく、ひやおろしの季節です。

2016.08.19 16:22|naoko@kisoji
ひやおろしの季節が目前に迫ってきました。

元来ひやおろしとは、春にタンクへ火入れ貯蔵したお酒を、
蔵内(酒)と外気の気温がほぼほぼ同じくらいになる秋口に、
火入れをせずに瓶詰をして出荷するお酒のことを言います。

火入れの作業はお酒の安定流通にとって
必要不可欠の作業ではありますが、
少なからずお酒にダメージを与える作業でもあります。

安定流通の為には火入れを行いたい、
でもできれば回数は少ない方が望ましい。

となれば、火入れは「1回」と言うのが、一番理想になります。

生酒は言わずもがな人気がありますし、
フレッシュさを損なわずに、お客様に楽しんでいただけるので、
冷蔵管理さえ徹底できれば生酒特有の素晴らしさがあります。

ただ、冷蔵管理ができないと、生熟成が進んでしまい、
オフフレーバーが生じてしまいます。
それだけでなく、殺菌をしていないので、火落ちのリスクも潜んでいます。

では、ひやおろしはどうか。
先に書いた様に、蔵内(酒)と外気の温度がほぼ同じになったからと言って、
タンクから殺菌せずに瓶詰をすると、当然移動や充填の最中に外気に触れますから、
どこかで火落ち菌を絡めている可能性がありますね。
安定的に流通をさせようと思うと、冷蔵管理が必須となります。

しかし、当社のひやおろしは常温管理の商品です。
市場を見てみても、冷蔵管理のものと常温管理のものが入り交じっています。

当社の場合は、ひやおろし用のお酒をしぼった段階で、
瓶詰めをして瓶燗急冷にて火入れを行い、
貯蔵熟成をしている商品だからです。

それなら、ひやおろし以外でも1回火入れのお酒はみんな同じじゃん、
と言われればそれもそうなんですよね。

どちらかと言えば、当社のひやおろしは
「秋に美味しく飲んでいただきたい商品」として設計しており、
ひやおろしと言うのは定義そのものではなく、
「秋酒」ですよ~と言うアイコンの様な役割になっています。

それってどうなの?ってお声があるのも確かだし、
10月に発売を目指している1回火入れのお酒も控えている中で、
9月に発売するからひやおろし、10月に発売するから普通の火入れのお酒。
って言う棲み分けも何だか変な感じがしますね。

今年は「ひやおろし」として9月に美味しさのピークを持ってこれるよう、
仕込みの段階から設計しているお酒をご用意していますから、
「ひやおろし」として予定通り発売します。

では来年は???
まだどうするか考えあぐねている段階ではありますが、
9月から11月頃に発売する火入れのお酒は何アイテムかあり、
お客様にその美味しさがうまく伝わり、
しかも秋の市場にも乗り遅れない様な売り方を考えたいと思っています。

今ちょうど仕込み計画を詰めているところですから、
来年の秋酒までの販売計画をしっかり見越しておかなくてはなりません。
今年のひやおろしがどう売れるか!の段階ですけれど、
頭の中では来年の秋酒やしぼりたてのことがぐるぐる回っています。

とは言え、まずは今年の湯川のひやおろし。
9月9日解禁です。
皆さん、どうぞお楽しみに!


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