仕事にも子育てにも”余白”が大切だよね、ってこと。
2022.02.01 00:20|naoko@kisoji|
長男が今ちょうど2歳3か月で、
いわゆる「イヤイヤ期」とか「魔の二歳児」とか、
そんな言葉がまさに当てはまるタームに差し掛かっています。
子どもの頃の記憶なんて、3歳くらいまではあいまいだし、
2歳の頃なんてほとんど覚えていないんだから。
…って、高をくくっていたところがあったのですが。
実はすごく感受性が豊かで、大人のことをよく見ていて、
そこで感じたこと、得たことは、深層心理にしっかり刻まれて、
子どもの感情や性格形成に大きく関わっているんだと、
体感的に知ることになりました。
酒造りの時期でもあり、長男次男とのバランスや、
山積した自分の仕事、家のことや諸々が重なりすぎて、
イライラしがちなここ最近で色々反省しっぱなしです。
そんな母親をみて子どもがとる行動は、
ぐずる・泣く・甘える、くらいのものかと思っていたら、
「おかあさん怒らないで」
「おかあさんお仕事忙しいの?」
「おとくん(次男)寝たかなぁ?」→自分の番を待っている
「○○してくれてありがと~」
「いい子にしてたら、ガーガー(動画)みれる?」
「はい、わかりました」→妙にはっきり
「やったぁ!やったぁ!」→全身で喜びを表現してくれる
本当に感情豊かで、
しかも大人に気を遣っている部分もあって、
すでに状況とか理解しつつあって、
的確な発言をしてきて大人を驚かせます。
大人の言うこと真似するから言葉遣い気を付けようね、
と、言葉を発するようになって夫と話したのは1歳の頃、
すでに言葉遣いどころか、感情まで汲み取ってるんだから、
子どもの成長とはこういうもんか、と驚くばかりですし、
会話の内容も理解していると思えば、
不用意に子どもの前で話しちゃいけないことも増えてきています。
以前学んだ子どもの脳の発達のこと。
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子どもの脳の発達は25歳くらいで完成する。
①本能的な領域で感情や身体を司る脳幹部や辺縁系
②言葉の領域で認知を司る前頭前野
この①で感じている事を大人が共感して承認し、
②領域に伝達してあげる役割を果たしていくことで、
①と②の乖離や②に蓋をしてしまうことが生じず、
感情のコントロールが上手にできる脳に育っていく。
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子どもが感じていることに対して、
大人が受け流してしまったり、
そのまま放置してしまったりしないようにしたい。
特に月齢が進むにつれて「怒る」ということが、
少なからず出てきてしまっている中で、
子どもが怒られた時の感情を放置しない様に、
そして怒ってしまったことを謝ったり、
別のことでめーいっぱい褒めたり、
できるだけプラマイゼロに近づけたいところです。
というか、特に子どもが悪いことしたわけでもないのに、
遊び食べで時間が掛かってしまったり、
保育園に行かなくちゃいけないのに着替えてくれなかったり、
ちょっとふざけてものを投げちゃったり、
大して「怒られる理由」のないことに対して、
私のイライラをぶつけてしまうのは、本当にダメだと思うし、
よくよく振り返ると、怒っている時ってほぼこれで。
しかも「この後の時間で○○しよう」って、
時間区切りで色々考えているのに、
そういう時に限って、なかなか寝ないとか、
はしゃいでいて煩いとか、
子どもなら当たり前に起こりうることなのに、
ついつい、「早く」とか「もうっ」とか言ってしまう。
せっかくアンガーコントロールできつつあったのに、
ここ最近また無用に導火線が短くなってきています。
感情に余白がなくなっているんですね。
そう、余白なんです、余白がない。
感情にも時間にも余白がない。
42歳にもなった私自身が、
幼少期の感情や体験に支配されている部分があって、
今でもトリガーとなる何かによってそれらの感情や体験が表出してくると、
脳が一時的に支配されて感情のコントロールが難しくなってしまいます。
だから、幼少期の感情は大切にしてあげたいのです。
子どもの感情形成にとって、
きっとすごく重要な時期がしばらく続くのだから、
何とか自分自身に「余白」を作れるようにしていきたいと
すごくすごく感じています。
はてさてどうしたものか。